母のがん

何度目かの退院と国交回復

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忙しい1日であった。

かーちゃんが尿路感染による発熱で入院し、17日に受ける予定だったワクチン接種をキャンセルしてしまった

そのまま1週間ほど入院し、今朝退院。わたしも家の前からタクシーに同乗し、実家に帰ったのだった。

2人の息子は夫が気持ちよく引き受けてくれて、久々のひとり者。コロナ爆増で2日前から保育園はお休みして、ぴっぴとぴーすけがべったりだったので1人が余計に身にしみる~!

さて、実家に帰るミッションはいつも妹におねがいしてばかりの入退院付き添いを代わって

ちょっとでも役立てばと思ったが、帰ってからはなんやかんや妹がかーちゃんに使われてお客様対応してくれたもんで頭が上がらなかった

本当にいつもありがとう。

母はと言うと、4回目の抗がん剤治療を水曜日に控え、1番調子がいいとき。免疫力も1番あるときだ。出来たらコロナワクチン接種をしたいところだったが、帰りの車中電話で聞いても予約は取れなかった

気持ち切り替えて、家ではよく食べ、よくしゃべり、よく動く母。尿路感染さえなければもっと良いのだけどなぁと思っていたので、その対策としてベッド周りを整えることに

なぜにこんなに尿路感染送り返すのか考えると、夜間の尿バッグの取り扱いに原因がありそうだった。ベッドサイドに引っ掛けるところがなくて、横にイスを置いていたようだが、倒れて外れたりしてしまっていたらしい。それが煩わしくてベッドが嫌なんだとか。

退院してから導入したベッドには最近寝ていないという事実発覚。いろんな理由を並べていたけど、尿路感染が悪化すると背中からチューブを導入することになる事実がわかると、大人しく今日からベッドで寝ることを約束していた。まぁ寝返り打つのとか大変なんだろうけど、背中にチューブはもはや寝れないからね。

姉妹でベッドまわりのものを買い出しし、帰りにケンタッキーを買ってみんなで食べる。母も病院ではお粥にヨーグルトと、味覚が塩気を遠ざけていたようだが、ケンタッキーをリクエストするくらい食欲もあってよかった。ふと、母の姉(伯母)の話に。

まぁここがめちゃくちゃ仲悪いんだけど、おばちゃんは母のことをめちゃくちゃ心配してくれていた。物資を届けてくれたり、妹が1人の時連絡してくれてたり気にかけてくれてた。「ちょっとでも元気な様子を電話とかでも伝えたほうがいいよ」とサラリと言ってみた。すると予想外の反応が。

「電話するんならうちでお茶でもすればいいのに」

なんですと?!

「いや、それ本当ならおばちゃんめっちゃ喜ぶんじゃない?」

「でも2人きりは無理だから今がいい」とのことで、急きょ電話。おばちゃんは二つ返事で来てくれた。

まぁ仲が悪いと言っても、10歳も歳の離れた姉妹なので一方的に母がおばちゃんに敵対心、という構図なので。いろいろ今まであったらしいが、おばちゃんは癌の話を聞いてショックを受けてたし、いろいろとしてあげたいのを母が遠ざけていた。まともに話をしたのはもう何年も前になるのか

ここにきて、国交回復。実家でお茶となった。涙ぐむおばちゃんとそれをみて同じく涙ぐむ母。死ぬわけじゃないのだから、と思いつつも2人がぎこちなくも話をするなかで、最後には近況を楽しく話すのを見れてよかった。今日はこれでミッションは完了だろう。

風呂に入るのを手伝ったり、ストマを替えるのを手伝ったりはできなかったけど、とても意味のある1日だったと思う。

夕方になって、お弁当を買って帰宅。2人の息子たちを朝から一日中見ててくれた夫にも感謝。ぴっぴは帰った瞬間、「ママー遅すぎるよー!」と文句を言ってたので、今日は一日遊んで過ごそう。



-母のがん

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