わが町ほどがや 子育て

横浜の謎子育て環境あるある。ハマっこは基本横浜で全て済まそうとする。

投稿日:2022年1月19日 更新日:

このところ友達(ママ友)が引っ越してばかりなので、寂しい限りだけれども。そういえばママ友が総勢40名をこえておもうのが、結構県外からの人も多いのよね。

海外組も5人くらいいるけども、それも旦那さんの仕事の都合でというのが多い。東京勤務だけど住むのは横浜パターンだ。そういうわたしも保土ヶ谷は地元じゃないけれど、ざっくり横浜というところでは地元でいいだろう。

だが横浜、住んでいると当たり前だが、他県他市とはちょっと違うルールがありそうなのでちょっと横浜市民目線で書いていこうか。

横浜の幼稚園は水曜日早く帰るパターンが多い

幼稚園はなぜか水曜がお弁当なし、午前終わりが多い。そもそも幼稚園によって「お弁当持参」、「給食」、「給食&お弁当」のハイブリッド型といろいろあるのだが、いずれも水曜日に早く帰される。

お弁当(給食)食べてから帰されるパターンとナシで帰されるパターンといろいろあるのだが、他県に越し>た友達に聞くと「愛知県はそんなことないよ」と聞いて衝撃であった。

まぁ水曜日って出張日だったり、美容院でいうところ研修の日だったりするのだろうけれど、他所の県でやってないところを聞くと謎が深まるばかりだ。

ちなみに、保育園はというとこれまた横浜は激戦地区である。詳しくは、住んでいる地域の区役所のホームページから保育園のページに飛ぶのが良い 保土ヶ谷区の保育ページ

本当に住んでいるところによって激戦だったりそうでなかったりもするけれど、おおむね駅近は0歳から入れるのが安全パイになりつつある。

もしこれから横浜に住む場所を決めるところなのであれば、倍率等々も調べて家の場所を決めるのも一つの手かもしれない。

ただ、最近では幼稚園でも延長保育をしてくれたりする。実際、ぴっぴ(長男4歳)の同じクラスの子たちも、3歳になるときに幼稚園に転園していった子たちがいたのよねぇ。

保育園に入れるか幼稚園に入れるか、それは単純に「仕事をしてるかしてないか」だけでは決まらない一面もあるのだなぁ。

横浜の小学校の放課後は、はまっこ改め「キッズクラブ」なるものがある。学童とどっちに行かせるか悩みどころ

これはまだ先の話だが、小学校になるとなったで大変なのが「放課後」の過ごし方だ。今は保育園で18時までは確実に預かってもらえるが、小学校になると早い時は昼ごはんなしで帰ってきてしまう。

特に小学校1年生は、勉強に集団生活、園生活との差に加えてこの放課後どうするよ問題が「小1の壁」として待ち構えている。

私自身は幼稚園からの小学校の時は母が家にいたのであんまり知らないが、10歳下の妹は保育園からの放課後は「はまっこ」に行っていた。ときどき大学の帰りに迎えに行ってたなぁ。

現在では、はまっこではなく「キッズクラブ」というのがあるらしい。※正確に言うと、現在はまっこは特別支援学校のみ

  • キッズクラブ

これは小学校の中で、放課後から決められた時間まで過ごす。16時までならタダで、17時までだと月2,000円、19時までだと月5,000円だ。それにおやつ代をプラス。

なにこれ激安やんか!それで預かってくれるのかありがたい。

  • 学童

これは小学校の近隣で、アパートやビルの一室を使って子どもを18時くらいまで預かってくれる。民間のサービスなので、それぞれの施設によって内容は様々だが、月額15,000円前後というところ。

またイベントがあってその都度出費もありそうだが、キャンプやプールに連れて行ってくれるところもあるようだ。

うちの義母が学童の先生をやっていて、大変そうではありながらもイベントに追われていたなぁ。(今は引退)

だが、小学生以上の保護者からよく聞くのは、放課後預かりに行きたくないと言ってやめちゃうパターン。その場合いろんな習い事をしてなんとか親の仕事終わりまで間をもたすか(水泳やくもん、塾など)

ジジババが近隣に住んでいてそこで待たすとか。いずれにせよ子どもとの相性だなぁ。

横浜の中学校はお弁当持参。(え、それってフツーじゃないんだ!)

これが1番の衝撃。中学校は弁当を持参ですよ。というと、他県出身のお母さんから「給食じゃないの?!」って驚かれる。え?!給食なの?!いいなーーーー

私はお弁当が本当に嫌で、中1の頃は母が作ってくれていたのだけど、仕事をしていて疲れていたのか、よく「後から持っていく!」と言って届けてくれなかったり、そうめんが入ってたり、一段目ご飯で二段目全部豚の生姜焼きのみ、とか結構揉めた。

ゆえに中2からは作ってましたよ自分で。ときどき朝練で作れないとコンビニで買って行ったり。給食だったらなぁと思うことは何度もありましたな。

現在では、お弁当業者が来て販売したり(保護者がお金やお弁当の受け取りなどやってくれたり)、ハマ弁という給食になりかわるためのお弁当システムが導入されたり試行錯誤。でもハマ弁も結局弁当で、頼むか頼まないかは各ご家庭の判断。お金もかかる。

今の横浜市長は完全給食導入で当選しているのだから、やってほしいよ。各校に給食作る施設を作るのは難しいとしても、給食センターを作るのはカジノとかやめたらできるんちゃいますかーと思ってしまう。

親が早起きして給食を作るのも手間で嫌だけど、「給食が生命線」という子どもがいると思うんだよね。義務教育の間はせめて安心して食べられる、勉強ができる環境であってほしい。

あぁ、小学校の給食って美味しかったなぁ。揚げパンまた食べたい。

横浜の高校選びは私立が肝。

中学校の違いにも驚いたが、この前見て衝撃を受けたのが「461個のお弁当」という映画。イノッチが父親役で高校生の息子にお弁当を作るのだけど、その息子が中学浪人しているのだ。

中学浪人?!私立のおさえを受けなかったってこと?!

というのも、横浜市の中学生はいわゆる「本命」の公立高校と、それが落ちた時のために私立の「おさえ」の高校を併願として受けるのがフツーなのだ。だから中学浪人って、、と衝撃を受けた。あれか、映画の世界だからか?

私が中学生の頃は、まだ「相対評価」の時代。学年で5の数が決まっていて、主にテストで上から7%が5、14%が4、下から7%が1、14%が2、残りはみんな3。わかりやすいが、テストで点が取れないと終わりである。

そうやって決まった内申と、当時は存在した学区、過去の進学状況を鑑みて公立高校を決める。内申に応じて私立の押さえを決める。

私立のおさえは学校の先生がOKと判断した場合は、当日の試験でよっぽどやらかさなければ受かるので、あとは公立試験を頑張るのみだ。

だが今ではすっかり様相が変わっている。まず、成績は絶対評価に。テストだけでなく、授業態度、提出物etc.バランスよくやらないと5はまず取れない。

頑張ればオール5も夢ではないが、逆になにもやらなきゃ1まで落ちる。妹は運動音痴で提出物も全部すっ飛ばしてテストも撃沈で体育1がついてた。初めて見たぞ1。てかよくそこまでほっといたな!

しかも学区も撤廃。よくいえば好きな高校に遠くからでも通えるが、近くの手頃な高校に遠くからライバルが押し寄せる。

以前なら学区外は狭き門だったのでそもそも恐るるに足らなかったが、今は倍率も読めない。当日の試験結果次第で人気校はバッサリ落ちる。

その時のために私立のおさえは「おさえ」ではなく、当日何かあった時に本当に入学する可能性があることを重視して決めなくてはならない。注目は、女子の私立は多いのだけど、男子のそれはそんなに多くない。特に成績やばめのとき選択肢は少ない。

横浜市立大学と横浜国立大学は国公立。神奈川大学は私立。

これまたよく間違えられますけど、横浜市大は公立、横浜国大は国立、県名を背負ってる「神奈川大学」いわゆる神大(じんだい)は私立だ。東大とか北海道大学とか県名がついてる名だたる公立大学は多いが、神大は最近駅伝が強い総合大学。白楽にある。

話はそれるが、横浜の人たちは駅伝に出てる学校に憧れあったりする。関西の人からするとハテナだろうが、道中を、ご近所を走るのだ。出身校が出てると応援したくなる。

話を戻すが、横浜市大は「医学部」が有名。我が母の通う横浜市民病院他、横浜市大病院など市大出身の先生が多い。

それに対して横国は教育学部が有名。小学校の先生になる人が多いイメージ。名前は似てるが、場所は市大が京急の金沢八景の方(金沢高校と隣接してる)横国は和田町と全然違う。

どちらにしても公立に行ってくれたら親はラッキーである。ちなみに横浜市立の高校に行って学年で成績上位をキープすれば、指定校推薦で市大があったりする。

そうやって考えると、未就学時代は認可保育園に通い、公立の小学校に通い、中学頑張って公立高校へ行って、国大に行ってくれたら親は楽ちんなんだけどね!スーパーお金かからないコース

いや、意外や意外、市大で医学部とかになったらどーするよ?!(それでも6年間で私立の四大より安い)

たぶんないだろうな‥(いや、期待はしてるけど押しつけちゃいけない)

そういうわけで、なんとなくわたしが育ったときの話を織り交ぜながらのお話でした。今はまた刻々と変化しているでしょうけども、案外ハマッコは横浜に住みたがる傾向にあるので、県外の人もふぅーんくらいにお楽しみくださいませ。

わたしは他県の人の地理あるあるを聞くのがほんとに好きでね。ママ友で福井とか聞くとウキウキしちゃうんだな。

私もそうだが、コロナ以前からあんまり「東京」に憧れはない。強がりでもなんでもなくて、東京まで行くのがめんどくさいのだ。地元でも、「あと映画館さえあればなぁ‥」くらいにしか思ってない。それも「横浜でいっか」となるのだ。

横浜といっても、キラキラしてるみなとみらいから、畑の残る景色まで幅広い。その田舎と都会の混ざり具合が絶妙な保土ヶ谷はやっぱりオススメである。



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