このコロナ禍で、なかなかコミュニケーションが取りづらい中
どうやったらママ友ができるのか、と相談されたことがある。
なんで相談されたかというと、昔から友達だけは多い。どれくらい多いかというと、友達が多いからという理由で卒業生代表になるくらい多い。笑
イコットハウスで、初めましての方。お子さんが1歳くらいだったか…。
イコットハウスの先生に勧められていろんな人の話を聞いているようだったので、偉そうにも私の意見もバーッと喋って帰ってきた。
確かにこのコロナ禍で積極的に家に行き来するのは難しいが、最初の一歩はあいさつなんだろうなぁと思う。
心理学でもあるけれど、「単純接触」の法則があるから、毎日会う人や頻繁に顔を見せ合う人は好意を抱きやすい。
だから、行ける集まり(イコットハウスや赤ちゃん教室や公園で決まった時間など)あいさつは先手必勝、相手の視界に入るようにフレームイン!
そうやってあいさつしているうちに、「あ、気が合いそうだな」というお母さんはなんとなくわかるものである。
着せている服の趣味とか、子どもへの接し方とか、話し方とか。気が合いそうだなと思ったら「悩みを打ち明ける」
だいたい同じ月齢のお母さんなら「寝かしつけ」「おっぱいの飲み」「離乳食の食べ」そのあたりみんな悩んでる。
ちょっと大きくなれば「お友達への接し方」「断乳のタイミング」など
そういうのを「どうしてますか?」と聞くのだ。
たいてい、同じように悩んでるか、その解決法を見出して共有してくれるか話のきっかけになる。心理学的にも自己開示をすることでグッと距離は近くなる。
そして自然と「ありがとう」ということになる。
人間頼られると嬉しいし、人の役に立つというのが嬉しい。まして、毎日の家事や育児ではなかなかありがとうと言われないだけに嬉しさ2倍(私比較)
よく、仲良くなるために色々教えてあげようという人がいるが逆だ。仲良くなるにはお願いをするのだ。
ただ毎度お願いだけでは相手も大変だから、お礼を兼ねて相手が好きなものだったり知ってる情報だったりを知らせてみたり
ランチに誘ってみたりすればまた距離も縮まる。
まぁこんなこと書いてるけど、たいていは夫の愚痴や義実家の悪口なんかを言っていると仲良くなる。永遠のテーマだ。
そんなに不満がない私ですら、話していると色々と出てくる。笑
夫の愚痴や義実家の悩みなどはまさしく「弱い部分」であり、そういうところを見せ合える仲というのは仲良くなると結びつきが強いのである。
私も妊婦教室で出会った二人とは、会った初日に気があっていろいろぶっちゃけトークをしてしまった。こんなことまで話していいのだろうか、という内容だ。
だけどこの二人はぴっぴが4歳になる今も細々とだけど付き合いが続いている。
育児のクソ悩んだ最初っから2歳のイヤイヤ期に至るまで、悩みながら時に励まし合い戦友のような関係を築けたのは私にとってもぴっぴにとっても良かったと思う。
育児ノイローゼや、子どもに手をあげてしまうという状況にならなかったのは「ママ友」がいてこそであった。結構ギリギリでしたよ。
よくSNSでも「ママ友」との確執やめんどくさい事例が載っていて、深いつながりを避けている人もいるようだけど
案外悪い人ばかりではない。
マウントをとる人ばかりではなくて、みんな悩んで迷ってもどかしい思いをしながら、ギリギリのところで子育てしていることもある
余裕そうに見えて、水面下で必死に足を漕いでいるような
そう思って最初の質問をしていたお母さん。もしかしたら友達になろうのシグナルだったのだろうか
ただ、二人目がいるお母さんと一人目のお母さんは決定的に違うものがある
それは「経験に裏打ちされた適当さ」
これが、このズボラさが、一人目のお母さんを知らないうちに傷つけることがある。
本気で悩んでいるのに「時が解決してくれるよ」
いや、確かにそうなんだけど
そんな答えが知りたいのではなくて、「そうだよね」「めっちゃ大変だよーわかる!!」って言い合える友達が必要なのだ。
だからこそ、一人目のお子さんがいるお母さんはいろんなところに顔出して、同じくらいの月齢のママを探すのだ。
コロナももうぼちぼちおさまってきた。インフルエンザの予防接種を済ませて
月に一回の赤ちゃん教室や、こっころやイコットハウスにはできるだけ行くのがおすすめである。