3歳児健診。最初に行ったのは実は息子の3歳児健診の時ではない。
ぴっぴ(長男)のとき母乳が出なくて悩んでいたおり、方々に相談し、区役所にたどり着いた。
乳首は切れ、白く水ぶくれのようになっていた。
けいゆうの母乳外来ではマッサージなどはしてくれないとのことで行っても無意味と判断し、とりあえず役所に相談したのだった。
電話をすると、「とりあえず今日健診で助産師さんが来ているから見せに来て」と言われていったのが3歳児健診の時であった。
半分涙目で、藁にもすがる思いで相談しに行った役所。
三階のカーテンの向こう側には地獄絵図のような光景が待っていた。
3歳の男の子と思われる泣き声、母親の「待ちなさい!」と怒る声、騒然とした現場。
カーテン越しに想像を絶する世界が待っていることを悟った。
まだ生後3ヶ月くらいのぴっぴを連れて、3年後の未来を想像した。
その時は目の前の痛さでどーでもよくなってたけど、3歳児健診が迫るといつもあの地獄絵図を思い出す。
そんな3歳児健診。
緊張は朝の尿検査から始まる。
トイトレが進まない中、尿を取ってくるミッション。
毎朝起き抜けにトイレに座らせてオシッコをさせる習慣をコツコツ積み重ねてなんとかクリア。
そして、なんでだろうね。健診は13時くらいから始まるのだ。
その時間はお昼寝をしている頃。ぴっぴは保育園を早退して役所に向かったが本来なら寝ているころだ。
保育園に行っていない子もまだ昼寝をしている子もいるだろうに、なんともいえない機嫌で集まるのだった。
最初に歯の話。一か所に集められた3歳児は意外にもおとなしく話を聞いている。次に問診の前の待合室。そこではおやつの話。
これもまぁ大丈夫。あれ、こんなもんかい?
問診ではひととおり書いてきた問診票の内容を確認され、簡単なテストをする。
名前、誰と来たか、どうやって来たか。
絵を見せられどっちが大きいの小さいの。
保健師さんがまさかのかわいいお姉さんということもあり、ぴっぴは絶好調だった。しかしお名前は?の質問にぴっぴちゃん、とあだ名で答えてしまい失笑。
徒歩で来たのにバスで来たとホラ吹いて失笑。
母は何か聞きたいことはの質問に「うんちを便座でしてくれない」悩みについて保健師さんにいろいろアドバイスをいただいたのだった。
一緒に行ったママ友&ぴっぴ友と問診後合流しどうだったー?と聞きあうと
「たぶんお母さんと話してた間、静かに待っていられるかも見てたと思うよ」との指摘にぴっぴはとりあえず座っていられたのでホッとしたのだった。
そんなん見てるかなー見てるのかー
歯科チェックもいい子にお口をあーんして無事終了…
いや、無事ではなかった。あれほど気をつけていたのに虫歯があったのだ…。
ぴっぴの歯は2つの歯がくっついている癒合歯というやつで虫歯になりやすいから気をつけてと言われていたのでおやつも制限して来たのだけど、3歳になり解禁した直後虫歯発見。
後悔とより一層の決意を胸に来週歯医者デビューである。
さて、最後はパンツいっちょで身体測定。我が子は保育園でも何度かやっているし、なにより裸が大好き(?)なので心配をしていなかったが…
ここで大泣きしている男の子いました。
そうそう!これだよ!私が3年前に見た光景!やっぱり脱ぎたくない子はいるんだよね。うんうん、大変だよねお父さん!
頑張れ!と心でエールを送りながら、あんまり見ちゃうとプレッシャーになるかなーと思い。そっと見守っていたのだった。
まぁスタッフのみなさんは慣れたものでいろんな手段を行使していたけど、はじめてのことだと緊張するわいな。
そのあと小児科の先生に「ジャンプして」の指示を受けモジモジしてできないぴっぴと一緒にジャンプした母。
母と手をつなげばいつまででもジャンプしてる可愛い息子との健診は無事終了したのであった。
さすがに疲れたのかぴっぴは帰って爆睡。
楽しそうに見えたけど彼なりに気を使ったのね。おつかれさま、ぴっぴ。