くらし

君の名は、晩白柚

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義母が、「今日はお土産があるよー!」と子どもたちに言い、子供たちはそれが果物と聞いてワクワクしていた

というのも、義父が子どもたちに何か果物を買ってってくれ、と義母にお願いし

さらに「どうせなら子どもたちが食べたことのなさそうなものを」というリクエストを出したという

そんな果物を当ててみろと言われ

当てようにも、食べたことのないものなら難易度はアップである

この季節だからいちごかな、りんごかなと期待していた子どもたちに困惑の色が滲む

誰も正解を出せないまま、義母がジャーンと出したその手には、とても大きな柑橘類が乗っていた

「すごい!大きい!!何これ??」子どもたちが矢継ぎ早に質問する

「これはね、ばんぺいゆっていうんだって」

ボウリングの球くらいありそうな、立派な黄色い玉。みかん系の何か、というのはわかるが晩白柚と言われてあああれね、と思うものではない。産地を聞くと、くまモンが描いてあり、熊本なんだねと言い合っていた

兎にも角にも冬の貴重なビタミン源である。丁重にお礼を言って、その場で晩白柚を持った子どもたちの写真を義父に送り、しばし香りを楽しんだ

次の日の朝、子どもたちは「あれ食べようよ!」と巨大な黄色い塊を差して言う。

それにしたってどうやって食べるのだろうか。ググってみると、上下を切り落としたのち、切れ目を入れて他のみかんのように剥くらしい。そうはいうものの、その皮は分厚く、指も入らない。

包丁で切れ目を入れたところからむく、というよりは剥がしながら皮を取り除き、やっと出てきた実はひとまわりも二回りも小さい、グレープフルーツのような大きさであった

この時点で朝の労力を使い果たした私は半分で剥くのを断念。残りは明日ね、と放棄した

さて、残り半分の実は明日食べるとして、この大量の皮どうにかできないか。実よりも圧倒的に皮の方が多いのだ。以前、マーマレードを作った時はこの皮を大量に使った気がする。

そんなわけで、とりあえず水に晒し職場へ。帰宅後、なんとか皮を活用すべく、大量の晩白柚の皮とワタとお酢を少々入れて煮こぼした

2回にこぼして、水に晒し、絞ってお鍋へ。大量のグラニュー糖とレモン汁でグラグラ煮て、汁気がなくなったら広げて乾かす

そう、ピール的な何かにしようと思ったんだけど

かれこれ1日中乾かしても、全然乾く感じがしないw この量があと3セットあるよ!

それもそのはず、ワタ(白い部分)がまるでスポンジのように、ずーっと保水している。これっていつが完成なんだろうな。

しかしまぁ、またも捨てるはずの素材から何かを生み出してしまった感はある

これが美味しくできたら、ちょっとつまむおやつとしては最強のドライフルーツなんだけど




-くらし

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