子育て

明石市の少子化対策がすごいって話。横浜市もやってほしい。

投稿日:2022年6月17日 更新日:

またもこういう話題なのだけど。

最近、美容ブログを読むことが多かったんだけど、その人が書いている記事に明石市の市長さんの話が書いてあった。

なんでも、その市長さんのおかげで明石の出生率は驚異の1.7%なのだとか。全国平均が1.3とかだからすごいことだ。

まずもって出生率は2%を超えないと人口維持できないし,なんなら今の少子化の状況を考えると2.4%とかは欲しいところ。しかし現状は過去最低に迫る勢い。

そりゃね,コロナとかあって出産や妊娠を控えた人もいるだろうが,それ以前に子どもを欲しいという人や産むのに躊躇する人も多い。

子育てするのにゃ金がかかる

まずここね。大体1人育てるのに1,000万とか言われている。産んでいきなり1,000万かかるわけではないし,児童手当を貯めていけば200万くらいにはなるだろうが,依然として自分達が用意する金額が多いのは変わらない。

保育園に通わせて,小中学校は公立だったとしても,高校受験で「うちは私立は無理」とか言いたくない。(自分は言われて嫌だったから)

そうなると,それなりに高校からはお金がかかる。受験にもお金がかかる。それをコツコツ貯めながら,老後の資金も貯めていく…考えただけでご遠慮します,という人もいるだろう。

子育ては愛さえあれば,なんていう人もいるけれど苦労をするのは子ども。

でもねー子どもは親を選べないのよね。親が貧乏でも命を授けてくれたのはありがたいが,それによって将来の選択肢を狭めたり,離婚して養育費を払ってくれなくて貧乏するとか理不尽な待遇に甘んじるのが子どもってどうなのよ,とは思っていた。

明石市はすごいぞ、養育費の未払いを立て替えるんだって

ブログで見かけた明石市の市長さん。名は泉房穂(いずみふさほ)さんという。最初、字面だけ見て女性かと思ったが、50代の男性であった。

さて、この方東京大学の教育学部卒で衆議院議員もされていたとの前歴を見て、勝手にラベリングをしてしまった。話題作りかなんかの類かと思った。しかし私のトコトンまで調べる執念でTwitterやネットの記事を追いかけていくと、どうやらこの人は本物のようだ。

まず、明石市が掲げる五つの無料

(1)高校3年生までの医療科無料

(2)第2子以降の保育料の完全無料化

(3)1歳までおむつやミルクや子育て用品を毎月配送

(4)中学校の給食費無料化

(5)プールや博物館など公共施設の入場料無料化

いいね、肝を抑えている。特に1歳までのおむつやミルクや子育て用品を毎月配送、なんて痒い所に手が届く感じ。

さらに見出しにも出したけど、離婚後養育費を払わない親になりかわり養育費を立て替え、さらに確実に受け取れるよう働きかけもしてくれるとか。なんて優しい。

てかね、所得制限がないのよね!これ大事。

いくらお金持ちだって、子沢山になれば大変だよ。それを所得制限かけてセコイお金の使い方をするのではなく、一気にバーンとやってのける。この金の使い方に心意気を感じた。

そういうことをすると、財源はどうするのか、とか他に使う金がなくなるだろうとか批判が出ますわね。

税収はむしろアップ。魅力的なまちづくりで人口増、出生率も増加。

まさしく好循環。

お金がない時こそこどもにお金を使えば、地域経済は回り出す。

私も世の中が財布の紐を閉めている時ほど「私が経済を回している!」という気持ちでお金を使う派ですw

子どもにお金をかけることが、国を豊かにする1番の投資だということをしっかりわかってらっしゃる泉市長。このコロナの中でも緊急措置として生活困窮世帯に給付金を先行して支給したり、児童手当に10万円上乗せしたり、コロナで退学しないように学費を支援したり

まぁ挙げればキリがないくらいパアッとお金を使っています。

だのに、なのに、お金は無くなるどころかむしろ税収はアップしているのです。しかも、子どものためにお金を使って他に使わないのか、というとそうではなくて、高齢者や障がい者への予算もしっかり使っている。

そりゃね、これだけ優しいまちづくりしてりゃ魅力的で子育て世帯は引っ越してくるよ。そしたら人口は増えて、税収あアップするよ。お母さんが子育てしやすければ子どもも増えるし、保育園も2人目無料なら2人目考えたり、働こうかなという家もあるだろうに。これまた税収アップよ

なんと言っても子どもいる家は消費するから経済も回っていくんだよね。そして賑やかな街には活気があって人もお店も元気がある。その子どもたちが将来大きくなってさらに経済を回していく。

貧困世帯の子どもたちは、どうしても親の貧困を連鎖してしまうけれど、親の貧困を乗り越えて子どもを支援していけば、その子も福祉の世話にならずに立派に経済を支えるのだよね。それって大きな投資だと思う。

むしろこの人手話できるやんな。子どもに優しいまちづくりもそうなんだけど、障がいのある方とか、高齢者を介護する家族にも優しい。なんというかさ、徳積みすぎ!みたいな

こういう人が市長になってる明石は幸せよねー

なんでここまで明石を思うかというと、実は就職活動の時に兵庫県にも行っていた。もしかしたら住んでいたかもしれないと思うと惜しいような羨ましいような

明石のスタンダードが全国のスタンダードになればいいなぁ。



-子育て

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

やらかした3歳児健診。結局おしっこは取れなかったぜ!

3歳児健診、本当はもっと前だったのだけど 仕事がどうしても休めず、夏休みにぶつけようということになった 体調不良とかでリスケする人もいるであろうこの健診。 公の健診はこれで最後なので、ちょっぴり寂しい …

横浜ベイホテル東急のトレインシミュレータールームに行ってきたぜ!11月

旅行券をゲットしたので、どうせなら横浜の夜景が見れる部屋に泊まりに行こうぜ!と探していたら 偶然見つけた、横浜ベイホテル東急の「トレインシュミレータールーム」 いわゆる「電車でGO」の東急電鉄バージョ …

no image

ぴっぴ4歳5ヶ月

ぴーすけが喋らないと心配する裏で、ぴっぴの語彙は爆発している。 ぴっぴ4歳4ヶ月 このところ仕事で帰りが遅かったのだけど、前の「んもう、ママ遅いよー!」というのではなく「ママ、お仕事大変だねお疲れさま …

カルダモン入りにんじんケーキ

さて、ぴっぴが保育園に行った日。普段の体たらくは横において、めちゃくちゃ活動した1日であった。何しろ4週間ぶりの平日ぴっぴなし。 まぁ別にぴっぴが居ようとも、どこにだって行きゃいいのだけど 雨が降った …

甘いもの解禁か、ぴっぴ(長男)2歳11ヶ月

下の子を気遣う、兄貴へ。ぴっぴ(長男)2歳10ヶ月 ハロウィンも終わって11月。もうすぐ彼の誕生日なので、それに向けて親は動いている最中である。 我が家では「3歳までは甘いものはあげない」という、いま …