以前も書いたが、友達がオランダに引っ越して1年くらい経とうとしている。
友達と言っても、インド人で、やりとりが英語だからそうしょっちゅう話すわけでもないし、
なんならメールの返信めんどくさくなって途中でやりとり途絶えるが
私の子育ての中で1番大変だったイヤイヤ期を共に戦った?戦友のような彼女。
しばらく会えなくても、きっと昨日のように会えば話せる自信はある。
友情というのはうつろいやすいもので、「あの日、あの時」一緒に過ごした瞬間は永遠に続くものではない。
年齢や置かれている環境によって少しずつ変化するものである。
独身だった頃は、先に結婚した友達と疎遠になったし
結婚してすぐの頃は、先に子どもがいる家庭とは疎遠になってたし
育休で子育てをしている時は、先に職場復帰したママ友とは疎遠になったし
でも、いずれどこかでご縁があれば、「あの日あの時」とは違った関係でまた出会うのだと思う。
オランダに引っ越した彼女も、もう1年以上会ってないけれど私にとってはなんとも刺激的な友達であった。
インドの文化を知るのもそうだし、生き方がワールドワイド。
同じ歳なのに、こんなに人生違うんだなーと思い知らされる。
旦那さんとは人口11億人の国でマッチングアプリで知り合い、親が算段をつけ結婚し、エンジニアの旦那さんについてインド国内、韓国、日本、そして現在オランダと国を転々としている。
英語圏ならではの汎用性というか、どこでもやってける感があるけれども、やっぱり本人の性格がオープンで好奇心が旺盛でないと結構キツいだろうなーと思う。
だって、毎回異なる文化と環境に合わせながら適応していくって疲れるぜ。
ずっと横浜という地元から出ることなく暮らしている自分との違いに圧倒された。
インドでは人口多すぎてやってけない!(埋もれてしまう)という事情があるんだーと彼女が話していた
けれど、たいていのインド人が国内で一生を終えるだろうに、外へ出て行こうという「ハングリー精神」というかその「バイタリティ」が
エネルギーとしてみなぎっていて、人口というそもそものパイと、豊富な人材に加えてアグレッシブに活躍の場を追求してったらそりゃ日本は追い抜かれちゃうわいな、と思うのであった。
そんな彼女が、ついにオランダに家を買ってしばらく住むという決心をしたのだった。
ご主人の仕事も順調で、1年暮らしてみていい感じだったら住むということだったが、まさか家を買っちゃうとは思わなかった。
でも、いろんな国を巡った彼女だからこそオランダという国がとてもいい国で、彼女たちの生活にマッチしているのだと悟った。
オランダといえば、チューリップと風車のイメージ。なんか可愛い家とかありそうな
調べるのが好きなので、オランダの事情を調べてみると、なるほど子育てするには良さそう。
そもそもヨーロッパでは残業する人が少ない。
キリスト教の影響もあるだろうし、家族を大切にする文化とか、個人(人権)を大切にする文化というか、そういうのもあって定時上がりが普通。
一緒に夕飯を食べられるだけで、ワンオペ感はぐっと減るだろう。いいなー
オランダはその中でも特にワークシェアリングとか、同一労働同一賃金ってのが早く導入されている。
同性婚も認められてて、カップルで子育てするのに、男の人がパートタイムで働くのも全然オッケーな自由な働き方を男女ともにしているのだとか。
移民の国というのもあって、外国から来た人々に対する許容も日本より大きいのだろうな。いい感じではないか。
ヨーロッパに関していえば、私はフランス人と結婚したいなぁと思う時期があった。(突然だな)
だって、毎日ジュテーム(愛してるよ)って言ってくれるらしいじゃないか。
あといいなーと思ったのが、フランスでは歳を重ねることに抵抗があまりない。
日本のように若けりゃ若いほどいい!みたいな価値観じゃなくて、議論したり成熟する知性が重んじられるのだ。
ついでにフランスって最近まで高齢化で老いてく国だったのが、政策が功を奏して出生率が上がってるらしい。
男性の育児参加も積極的。男性を2週間でパパにする、とな。暇な人はぜひ目を通してほしい!
うっかり日本人と結婚して、ずっと横浜に住み続けていますけども
私だってフランス人と結婚して、パリに住んでいる未来もあったかもしれないわけで。
たまたま日本に生まれたからって、ずっと日本で過ごさなきゃいけないわけじゃないのだ。
インド人の彼女のように、自分が決心さえすれば、ワールドワイドな生き方があるんだなぁと思った次第なのでした。
まわりにワールドワイドな友達がちょいちょいいるので影響受けまくりですわ
でもまぁいろんな国行ったけど料理はやっぱり日本がうまいよね。
彼女は、コロナがおさまったらオランダに遊びにおいでと誘ってくれた。ぜひとも行きたいが、そのためには一生懸命働かななくては。