抗がん剤治療中のワクチン接種 | yuranotoblog

母のがん

抗がん剤治療中のワクチン接種

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世の中が、段々とコロナワクチンの接種に向けて動き始めている。

「受けたいのに受けられない若者」を受け入れようとする渋谷の接種会場には長蛇の列。密やん、と思いながらそうだよねー受けたいのにさー受けられないのよ!って言うのを体現していたように思う。

ひるがえって横浜の接種予約もなかなか困難を極めていて、予約サイトは30分ほどで終了。

あとは電話だろうが、私も一回かけてみたけれど「回線が混み合っていてかけ直して云々」とつながる見込みはなし。

そんな中、抗がん剤治療中の母がワクチン難民となっていた。

横浜市の優先順位で高いはずの基礎疾患持ち、さらに59歳だけど、「優先」とはいえ別にワクチンを取っといてくれるわけではないので自力で取るしかない。

予約はすでに埋まっていて、キャンセル待ちの連絡はなかった。

まぁかかりつけの先生に相談してみたものの、ネックになるのが抗がん剤治療のターンである。

今現在母はがん患者であると同時に抗がん剤治療を受けている。

手術が終わってある程度体力が回復したとはいえ、抗がん剤治療では免疫をエグいほど削る。がんと一緒に健康な組織まで攻撃するのだ。

白血球の数はガクンと落ち、なんでもない風邪が命取りになりかねない。そんなところにコロナワクチンなど投与したら死ぬのではないだろうか。

2回目の抗がん剤治療でガクンと落ちた白血球の値は、次の抗がん剤治療の直前にまぁまぁのところまでに回復する。

そこが、コロナワクチン接種のピンポイントのタイミングだ、と予約を入れたものの「2回目の接種ができるのか?セットで予約を取らないと受けられない」と言われてしまった。

抗がん剤治療のターンはおおむね4週。

血液検査して、その1週間後に点滴で抗がん剤を投与、その1週間後に体調が悪くなってきて、次の1週間はほぼ寝たきり。その1週間後にまた血液検査。

そこにコロナワクチンの3週間あけるのが入ってくると、抗がん剤治療のターンが狂う

それでも、主治医からは「1回だけでもワクチン接種できればリスクが下がる」と言われていた

かーちゃんが今コロナかかったら、たしかに免疫的には積むよな。さらに手術&つらい治療のために体重が17キロも落ちて体力がない。

いっそワクチン接種しないで、なんとか家にこもって抗がん剤治療中はやり過ごすしかないのかしら、とも思った。しかし、タクシーでドアtoドアの移動だとしても、病院の中でブレイクスルー感染だってありうるし、と心配の種は尽きない。

そんなモヤモヤを抱えながらのワクチン予約は母の「尿路感染」による発熱で見送りとなってしまった。そうして、3回目の抗がん剤治療ののち、また免疫が下がり、具合が悪くなり、さらにまたも「尿路感染」で入院。結構絶望的であった退院の日の帰り、かかりつけ病院に電話するとワクチンの余分はなかったのだった。

ダメもとでもう一度その日の夕方に電話したところ、二日後ならという回答。それは抗がん剤治療の前日であった。

ただでさえ、一般人でも発熱するのだから、抗がん剤治療中の母はどうなるのか。というか、市民病院からは「ワクチンを受けるなら抗がん剤治療の二日前までに」と言われていた。どちらを取るべきなのか。

市民病院に電話をすると、抗がん剤治療を1週間のばしてくれた。やはり今はコロナのワクチン接種をする方が、抗がん剤治療のベネフィットを上回る。そう言うわけでワクチン接種の運びとなった。

心配していた副反応だが、本人なかなかメールをくれず心配したが、やはり熱は出たらしい。次の日は出なかったものの、二日後に38.3℃まで出たという。左肩は痛いけれどなんとか乗り切った形だ。

我が家の息子たちがうっかり風邪を引いたので、そして保育園にも預けられない今、駆けつけることは難しいけれど、今4回目の抗がん剤治療も無事に受けられた。コロナワクチンとどう絡んでくるのか分からないが、分からないのはみんな同じ。とにかく最善尽くして前に進もう。

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