子育て

妊娠中にやってよかった②母親・妊婦教室で戦友づくり

投稿日:2020年9月1日 更新日:


妊娠中にやってよかったこととして、前回は趣味全開のお絵かき教室を提案した。

今回は少しパブリックな妊娠している時にやってよかった、というか行ってよかったと思う、区役所がやっている母親教室だ。だいたい妊娠8ヶ月をめどに全4回開催された。

コロナ禍こそやってほしい母親教室

この母親教室、仕事の都合でなかなか行けない人もいるだろう。だけど有給をとってでも行って欲しいとわたしは思う。

それは2つの視点から。

まず妊婦にとって事前学習ができるのはこれからの子育ての不安を払拭する意味でありがたい。

育児書を読めばそれで済むかもしれないが、講習を受けてその場で出てくる疑問を直接ぶつけたり、次回までに質問をまとめてレスポンスを受けたり。

さらにほかの妊婦さんの質問から想定していなかった準備ができたりとメリットが大きい。

また、生まれてくる子どもの視点でいうと子は親を選べない。

自分が思いもよらず産後鬱になった時に行政の力を借りてなんとかすることもあるだろう。子どもを産んだ直後、体もメンタルもぐちゃぐちゃに。

子どもを守る意味でもこういうイベントに参加して第三者が関わっていることは子どもを守ることになる。助けを求めやすくなるのだ。

当時はそんな悲観して参加したわけじゃないけど、とりあえず行ってよかった。特に今みたいなコロナが流行っている時ほど、それぞれのお母さんにいろんな選択を迫ることが多い。自粛して全く外に出ないと孤独感がやばい。

でも案外外に出てみると、少子化が叫ばれる中、保土ヶ谷区には驚くほど妊婦や子どもがいる。

2017年の妊婦教室は20人以上の妊婦が参加

わたしの参加した回では20人を超える妊婦が来たのだ。近い住所のもの同士が同じテーブルに座り、妊娠中に大切な心構えやら、栄養バランスの良い食事のことやら、妊婦が虫歯になるとヤバイという話やら、まさに産む瞬間を模型を使って臨場感あふれる感じで教えてくれたりした。

わたしのダメな性格の1つなのだが、真剣にやっている人のことを面白がってしまうのである。

文字にすると最悪な印象を受けるが、なんというか一緒に盛り上がってしまう。だから「へぇ!」とか「そうなんだぁ!」とか、さながら通販テレショップのお客さんみたいな合いの手を入れてしまう。

最初はお互い緊張していた同じテーブルのメンバーも一緒にミッションをクリアして行く中で仲良くなってきた。

例えば栄養バランスを考えた献立を立てるとき。

他のテーブルは大人らしく、みんなが遠慮し合いながら写真を貼って行くのに、うちのテーブルだけなぜか盛り上がってしまう。

「こんな豪華な朝ごはん作るわきゃねーわ」とか言いながらも真剣に、栄養バランスを考えているのだ。

そう、この教室の真の目的はオトモダチ作りだ。私たちのテーブルは当初6人いたが、妊娠悪阻で一人減り、また一人減り…ついに3人になった。

この3人は絶妙で、落ち着いた常識人Tさんと、気遣いの鬼Fさん。

わたしがちょうどこの二人の真ん中の歳で、ここでも三姉妹の次女キャラが定着する。いうなれば破天荒な次女。

率先してやりたがりのわたしをサポートしてくれつつまわりを見る三女Fちゃん、そして行き過ぎた盛り上がりを静かにたしなめる長女Tちゃん。

この2人はもとより、ここで出会った妊婦の仲間たちは、その後子どもが生まれた後もラインを通じて相談をしたり、愚痴を聞いてもらったりしながら支えてもらった。

子どもが生まれてからママ友ができたことも多々あるが、やはりそうなると子どもありきな関係になりがち。

話題も今子どもが何をしてるとか、何が必要とか。

しかしここでできた友達はわたし自身の友達だ。

だから◯◯ちゃんママではなく、下の名前でTちゃんと呼んだ。年上に失礼かと思うこともあったけど、そこはどうなんだろ。

あんまりに年上扱いされるのも気を使うし、同じママ1年生なので気楽にいきたいものである。(自分ならね) 

母親教室の目的は、一緒に悩む仲間を見つけること

現在そこで出会った妊婦はみな無事に子供を産み、子育てに奮闘中である。

そして、旦那さんの仕事の都合や、子どもが大きくなったこともあり、保土ケ谷区から移動する人も多い。また、保育園に行く組と行かない組でなかなか生活リズムも合わなかったりしている。

ここでできた友達が、いつまでも一緒に居られる友達ではないかもしれないが、こんな一期一会を味わえてよかった。

そしてともに成長を喜び合える友達ができたことに感謝だ。

気が早いが、このメンバーでいつか集まろうと話している。子どもが成人したときか、はたまた2分の1成人式か。楽しみである。



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