「あーナン食べたいわ」
と、姉が呟いた。それじゃあ昼はカレーにするか、ということでカレーをテイクアウトすることにした。
テイクアウトすること数限りないけども、そういえばカレーってやってないね。特にナンは。
前に住んでいた天王町団地のすぐそばに、「スパイスプラザ」というカレー屋さんがあった。
天王町駅からの帰り道、ぴっぴをベビーカーに乗せていると手を振ってくれるインド人っぽいおじさん。いい人なのだろう。
あそこはまだやっているだろうか。
天王町団地にはインド人がけっこう住んでいて、私は同じ階のインド人と友達になった。
彼女にはぴっぴと誕生日がほとんど変わらない男の子がいて、すぐに仲良くなった。
ときどきインド料理を熱々でご馳走してくれて、ビリヤニとか本格的なカレーとかめっちゃ辛かったけど美味しかった。
その彼女がここのカレーはまぁうまいと言っていた。まぁうまいというと微妙だけど、彼女が本格的な料理上手なので信憑性は高い。
そんな彼女もインドに帰ってしまって久しぶりのインドカレー。
電話で予約することに。繋がるとすぐに
「予約ですか?今日の日替わりはしめじとチキン」
と、聞いてないのに教えてくれた。
バターチキンにしようと思ってたけど、うまそうだなと変更。もう1つシーフードを注文して、大事なナンをしっかり伝え、15分後に取りに行きますと伝えた。
姉がチャリで取りに行ってくれたけど、遅いなぁ。
外で洗濯物の日の当たる位置を動かしながら待ってると息を切らして姉が帰ってきた。
「ごめん、遅くなって。おじさんがラッシーご馳走してくれた」
どうやら、取りに行ったら飲ませてくれたのだとか。このサービスは嬉しい。そして本題のカレー
こちらシーフード。てか、ナンでか!
折りたたまっているけど、わたしの顔2つ分はあるよ!
それがアルミホイルに包まれてほっかほか。
シーフードの具は下の方にあさりとかイカとかエビがいっぱいはいってました。まろやかな味にあさりの風味がいい感じ。
こっちはしめじとチキン。色が辛そうだけど、どちらも一番辛くないのにしてもらった。
これが甘いと感じるなら2番目くらいの辛さがちょうどいいらしい。
しめじとチキンがごろごろ入ってておいしーい!二人で違う味を頼むとときどきチェンジして食べれるのがよい。
姉は「もうちょいナンにバターが塗ってあってもいい」と言ってたけど、そうなると後で胃もたれするパターンやん。
ナンが冷めないうちに一気に食べきった!おいしかったー。
インド人がうまいって言ってたしね、うまいよね。
ここはビジネスパークに行く道すがらだから、昼にはけっこうサラリーマンが来てそう。なんとかコロナも乗りきれそうなのかなー。
サラリーマンにはテイクアウトで500円とか600円なのはうれしいだろうな。
姉がカレーを受け取ったとき、店主のおじさんがまたきてねーと何度も言っていたそうだ。うむ、また来よう!