お金のはなし くらし

Die With Zeroを読んで思うこと(読書感想文)

投稿日:2023年11月5日 更新日:

私たちは金を貯めることに必死になり過ぎている。そんなメッセージをこの本から受け取った

まさしく今、私はお金を貯めることに必死になっている。

でもそれって多くの世代で行なわれていることだし、当たり前だと思っていたが

その当たり前にちょっと立ち止まって考えさせてくれる本であった

読んでいて、体験は異なるものの自分に重なる考えがいくつもあって。

私の母がガンで亡くなってもうすぐ一年が経とうとしている。

この、一連の出来事は私にいろんな考えを生み出すきっかけとなった

まずは健康には何より気をつけようと思ったこと。

喫煙と肥満。これが母のガンを呼んだと私は思っている。

いくらテニスをして運動していようと、ガンには勝てなかった

ならば未然に防ぐしかないだろう。

病気になってからお金をかけるより、ならないように予防にお金をかけようと。

そして何より大きかったのが「人生は思った以上に短いということ」

私たちは漠然と、平均寿命までは元気に生きるだろうと思っている

だけど、定年後に計画しているその海外旅行は、本当に実行できるのだろうか?

60歳で亡くなった母を思うと、海外旅行も、美味しい食事も、先送りにして本当に良いのだろうか

うちの母は、がんの手術をしてストマという人工肛門を装着するようになった

それが詰まることを懸念して食べ放題にも行けなかったし、外食も嫌がっていた

抗がん剤治療をして、食べてもあんまり美味しくないと言っていた

余命いくばくという時、我が家で食べたいものを作ったが、ひと匙くらいしか食べられなかった

「もっと色々食べておけばよかった」それが母が言っていたこと

食べるのが何より好きだったのに

元気だった母があっという間に20キロも体重が落ちて

起き上がれなくなり、食べられなくなり、衰弱していく姿を見て

何をするにも「今」より若い時はないのだと

そう思って本当にやりたいことは何かと考えるようになった。

仕事は好きだけど、あと余命が1年しかなかったら仕事はしていないだろう

ならば

何をしている時が1番幸せ?何をして1日を過ごしたい?誰に1番想ってほしい?

そう考えると、やっぱり家族に1番時間を使いたい!(育休で散々もういいってなったけど)

あと、1番の相棒、夫のやりたいことも一緒に叶えたい(アメリカ移住)

子どもが笑顔でいられるように、心の余裕を持ちたい

自分も好きなことをやって、子どもにも好きなことをやっててほしい

だから、我が家では矛盾するようだけど

アメリカ移住に向けて、コツコツと貯金する

一方で、「今しかできないこと」に思い切ってお金を使う

を、両立させていこうと考えている。

かなり矛盾ではあるけれど

それは、DIE WITH ZERO にも書いてあって

例えばスタバで毎日買うカフェラテとかにはお金は使わないけど

旅行に行って美味しいものを食べるときには惜しみなく使う、みたいな

だからこの本を読んだ時に、「そうそう!そうなのよ」と膝を叩くシーンが結構あって

ただ倹約するだけじゃなくて、今という時間も犠牲にしたくないっていうね

メリハリのあるお金の使い方をしたいと思っている

だけどまぁ筆者みたいに、倹約から無駄遣いに振り切っちゃう感じもよくわかる

「5年後のために」と、あんまり贅沢はしていないつもりだけど

一方で「今しかできないし!」とガッツリ使っちゃったりすると「これって貯金している意味あるのかな」と思ったりもするし

ある程度貯金が貯まってくると気も大きくなったりするしな

バランスってめちゃくちゃ難しくて、「お金の貯め方・増やし方」についてはいろんな本やネットに載っている

だけど、使うのって案外難しくて「減っていくのに耐えられない」とか「老後のために」ってもうすでに老後なのにお金貯め続けてたりとか

お金ってあればあったで何にどれくらい使えるのかわからないから死ぬまで持ってたりする

だけど、80代の親が死んで、60代でお金をもらったとして。それってありがたいか?

本当に必要なのは40代とかでさ。

60代になったら体力も気力も落ちてきてて

若い頃のように何かしたいって思わないかもしれない。

だったら生きている間にくれたらいいのに、という話もあったりして

すっごくわかる。(私は残された資産も何もなかったのだけど)

何が言いたいかって、生きたお金の使い方というのを生きているうちに実践しようぜって話で

この本を読んで、いろいろ腑に落ちたわけです。

まぁアメリカの人の話なのでね。日本とは環境が違うのだろうが

読んでてとっても腑に落ちたのですよ(大事なことなので2回言う)

あ、老後のお金の使い方はカンチュンドさんの「つみたて投資の終わり方」を参考にしていこうと決めている。

話戻りまして、DIE WITH ZEROに載っていた

「人生で1番大切なのは思い出を作ることだ」というのには特に、激しく同意で

あの時めっちゃ楽しかったねー!っていう思い出をいろんな人とたくさん作っていきたいと思っている

1日でサクッと読めちゃう量なので、ぜひに読んでいただきたい。

そして、ライスワークからライフワークへと切り替えていきましょう。

私もやりたいこと、やらにゃならんことが明確になってきた。(ますますワガママに。生き急いでる)

具体的には、アメリカ移住に向けて500万円分はドル資産を増やす!(円安のおかげで全然貯まらん!)

来年はつみたてNISAで月10万円は積み立てする!(これは手をつけずに運用を続けたい!)

ぴっぴの小学校入学で不安にならないように、仕事を減らす!(これはすでに上司には言ってある)

減らしたぶん、一緒に勉強する!

時間を捻出するために、家事の一部を外注する!(仕事減らすのに?!)

そのぶん、英会話を勉強する!(日常会話のできる人になりたい!)

仕事の割合を少なくして、自分の人生をちゃんと主人公として生き抜く

明日何があったとしても、しばらく路頭に迷わないだけの蓄えと

気持ちの上で「悔いなし!」と言えるような毎日を送りたいものです



-お金のはなし, くらし

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