うっかり書き飛ばすところだったー
3歳10ヶ月。この家に越してきて2年が経とうとしている。
思い起こせば、この2年間は本当に彼にとって怒涛の変化の年であった。
ちょうど2年前の今頃、妊娠が分かり、職場復帰も延長され一緒にいられる時間が思いがけず延びたのだけど
ぴーすけという未知なる生物の誕生と、それまで一人っ子で全ての愛情が自分に捧げられていたのが、単純に半分こになって
最初からそうであるぴーすけと比べて「取られた感」のあるぴっぴは受難の連続であったろう。
それからあっという間に月日は流れ
今では流暢に日本語を操れるようになってきた。
先日は、うんちをした後にちょっと柔らかめだったので「大丈夫?お腹痛いの?」と聞いたら
「そりゃあ、お腹痛いよ」と言っていた。(そりゃあの使い方が秀逸。うんこなんだからそりゃそうよね)
「これ以上もう食べられないよ〜」とかちょっと複雑なニュアンスを表せるのよねー
そんでもって身長はあと1ミリで100センチ!どうりで去年のパジャマ(90センチ)がつんつるてんな訳よね。
それでも相変わらずなのは、「ママやってー」と甘えた声でお願いするのと、踏切への愛。もうすぐ4歳なのにまだハマってるんだよね。
なんだか親バカだけど、こんな会話をしている。
「ぴっぴが『ママのこと大好き』って言ったら、ママも「ぴっぴのこと大好き』って言ってね!ママ大好き!!」
「ありがとう!ママはぴっぴのこと愛してるよ」
「違うのー!大好きなのー!(怒)」
ママの中では「愛してる」の方が上なのだけど、それはぴっぴにはどうでもいいことのようだ。
時々ドキッとするような大人な面もある。
「ママ大変だから手伝ってあげるよー」と、コロコロで家を掃除してくれたり、「ぴっぴがやる!」と夕飯のお箸や茶碗を運んでくれたり(踏切動画の区切りが悪いとテレビ消せ消さないで大げんかになるが)
今日の夕飯も、久しぶりにお料理を手伝ってくれた
前に書いた、子ども用の5,000円の包丁。結構ブームはあっさり終わって、しょうがないから果物ナイフ代わりになっていた。
しかし、今日は藤棚商店街でカブが2束100円で投げ売りされていて、糠漬けにしようと揚々と買ってきたわけだが
それを見て「ぴっぴが切る!」と言い出したのであった。
言い始めたのが17時半で、我が家では18時には夕飯なので「今からかよ」という心の声は胸にしまって、本人のやる気を優先したのであった。
すると、てっきり糠漬けにするのだと思っていたカブを
「昨日のシチューがいい」
とのことで、昨日作ったカブとほうれん草のクラウチャウダーをまた作るハメに。今からかよー(心の声が漏れる)
だけど、料理のリクエストなどほとんどしないぴっぴが言うのはよほど気に入ったと見え、せっせと作り30分押しの夕飯となった。まあ良い、こういうのができるのが育休だ。
そして育休の終わりはつまりぴっぴとのこういう時間の使い方の終わりを意味している。
とんでもないわがままも言わない代わりに、主張もそんなにないぴっぴの大好きなものを、踏切でもシチューでも付き合えるうちは付き合ってやらんと、と思う今日この頃。