子育て

おしっこが爆発するところだった

投稿日:2024年5月3日 更新日:

保育園に迎えに行った、その瞬間にぴーすけは号泣した

「お腹が痛い〜!」

ぴっぴとお迎えに来ていたので、驚くぴっぴを傍に置いて、とにかく抱擁

保育園の先生も、ずーっと泣いているぴーすけを見て困惑。引き継ぎでは部屋を移るまでは腹痛の訴えはなかったようで

ご飯も食べたとのこと。あんまりの痛がる様子に驚きつつ、話題をそらすとキョトンとして普通に受け答えする

家に帰って様子を見よう。きっと連日お迎えが遅くて精神的にお腹痛くなっちゃったのかな

急いで自転車で帰ると、腹痛はむしろ悪化し、絶叫で泣く。

こういう日に限って夫は仕事の対処で遅くなる連絡が入っていた。

「おむつに替えようか。いつでもうんちしていいからね」と、とにかくあらゆる事態に対処できる準備を整える

気持ちの問題もあるのかも、とビオフェルミンを飲ませて様子を見るも、一向に治る様子もない

「どこが痛いの?チクチクするの?」いろんな質問を投げかけるも、痛い!というインパクト以外はあんまり表現できない

ぴっぴはこういう時、息を潜め、あれやこれやの要求(抱っこしてほしいとか、あったかいお茶が飲みたいとか)をこなしている私をそっと見守る。でも、ぴっぴだってお腹が空いているはずである

近所に住む姉にアポを取り、とにかくぴっぴに夕飯を食べさせてみててもらい、私は小児科へ向かうことにした

すんごい久しぶりに連れていく夜の病院。泣いているぴーすけをなんとか自転車にのせ、抱っこで受付に行くと1時間待ちであった。その間もぴーすけはうわああーーーと泣いている

夫から電話があり、ことの経緯を説明した。尋常ではない泣き方で、腹痛といっても具体的にわからず、押すと痛いという。熱はない、お茶はたくさん飲ませたけれど、下痢はしていないetc.

とにかく1時間待つけれど、姉が対応してくれていることを伝え、なだめながら待つことにした。

座っていられないらしく、身悶え、訴えるぴーすけ。ふと、「おしっこ出ちゃった…」と呟く。

「いいよいいよ、オムツ履いてきたから。うんちも出るんなら出しちゃいな」

「おしっこ、いっぱい出た」

確かに、タプタプのオムツである。ぴーすけがあったかいお茶が飲みたい、と言っていたのでコップ2杯も飲んでいた。

「ママ、お腹痛いのなくなった」

ん?おしっこ出たけれど

おしっこ出たから?

「うん、おしっこ出たらお腹痛いのなくなった」

「もうチクチクしないの?触っても痛くないの?」

「うん」

「そうか。お医者さんにもしもししてもらわなくても大丈夫?」

「うん」

「後で痛くなりそうなかんじしない?」

「うん」

「お腹すいた?」

「うん」

「帰りたい?」

「うん」

さっきまでの、何かに取り憑かれていたような感じはすっかりなくなっていた。おしっこ我慢していたのか!!ってか、保育園でおしっこ出ていなかったのか!

ナンダコノヤローと言いたい気持ちはグッと抑えて。とにかく夫に電話。かくかくしかじか、息子はこう言っているんだけど、それでも先生に見せた方がいいか?

「いや、とにかく良かったよ。それなら帰ってもいいんじゃない」という感じで、そうだよね帰ります

そういうわけで、帰宅と相成りました。

帰るとわかると饒舌なぴーすけ。病院嫌いですからね。

この余裕な表情を見て、これまでの痛みを言語化させようと色々質問してみたけど、夫の言う通り、治ってとにかく良かったと思うことにした。お医者さんのお世話にもならなかったしね、もっと重症な患者さんを見てほしいものだ

家に帰ってからも、ぴっぴに「よかったね」と声をかけてもらったり、自分で説明しながら美味しくご飯を食べていた。どうやら、彼曰く

「保育園でパンツだったんだけど、うんちを我慢してたらおしっこも出なくて、おしっこ爆発しそうだった」

すごい表現だが、おしっこ爆発あるあるだね。膀胱が破裂するまで我慢するんじゃないよ、おしっこを

これは、オムツを卒業するにあたって通らねばならぬ道なのだろうけど

それだったらお漏らししてくれる方が余程安心なのだよ

2歳くらいの時も、おしっこ我慢しすぎて一日おしっこ出ない事態に

病院に連れていこうかと話していた矢先、普通にオムツにできるようになった

それからというものの、あんまりオムツを外そうというのに積極的にならなかったけど

もう、おむつは不要と言われてこっちもちょっとプレッシャーをかけすぎていたかな、と

もう4歳なのだから流石に頑張りなさいよ、という気持ちもあったと思う

ちょっと反省、そしてぴーすけにも「うんちはオムツでしたいって言っていいんだよ」と伝えた

ゆっくり、少しずつだぁね



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