最近、ネットフリックスで見ていた「ザ・リッチ」というリアリティー番組を見終わった
アメリカの番組なのだけど、要はそれぞれ悩みを抱えている家族が、番組のお金のアドバイザーにその悩みを相談し、伴走しながら解決へと導く話である
最初は、何気なく見ていたのだけど
アメリカ人の途方もない、スケールのでかい額の話に驚きつつ
結構悩みの根本は同じものがあったりして、
今見ている「ブラックリスト」の合間を縫ってチビチビ見ては全部見切ったのであった
誰しもがお金は欲しい。ないよりあった方がいい。っていうか、お金持ちになりたいじゃん?!
でも、お金の話ってはばかられるし、そもそも誰に相談したらいいのやら。これを番組でやるっていうのもなかなかですけどもね。まぁ詐欺じゃないだろうし、透明性はあるよね
そういうわけでいろんな家族が相談しに来るわけ
んで、基本的には 収入−支出=貯金 な訳で。収入を増やすか、支出を抑えるかって話なのだけど
夫婦でお金のことに関して話したことがない、とか
分かってはいるのだけど収入を支出が上回って、借金が増えていくとか
請求書の封筒を開けてもいないとか
そんな話が転がっているわけ。「いやーないでしょ」と思う気持ちとともに
「夫婦でお金の話をする」勇気って結構いるよねーと思っちゃう
まずまず付き合っているときにお互いの収入についての詳細は分からんし(同棲してたら折半とかあるか)
じゃあいつ話すかって、いよいよ結婚というときに例えば借金があるのかとか、結婚資金のために貯金はいくらあるのかとか
腹を割ってどこまで話せるかによってその後の舵取りも決まってくるわな
というか、これすでに結婚している夫婦だってお互いの貯金の総額なんて知らないわ、という話もよく聞く
あとお財布を一つにするのか、そのままでお互い一定の額お金を出し合うのかとか
悩ましい。
こういうのはよくママ友と話題にしてたけど、友達とどこまで話題にしていいのかも悩むよねー
そして専業主婦と共働きと、共働きもパートとフルタイムと
いろんな違いがあって、それぞれの悩みがある
仕事柄そっちの制度とかお金がらみは詳しいと思っていた自分も
今回の「アメリカに移住したい!」騒動で(?)いろんな道があることがわかった。
何より、それまで結婚・出産・夫婦で育休・家を買う・親の介護・親の看取り、という
様々な人生の行事を乗り越えてきたわが家も、根本的なお金の話はきちんとしてこなかったのだった
というか、実家がけっこうお金がない家で
苦学生だった私は大学の費用も入学金以外は全て自分でまかなっていて。まだ奨学金も返し途中
お金に関するラインが夫とはかなり違う(ようは私はケチなのよ)
だから、真剣にいろんなことを計算して話しても、感覚が違うだろうなと思っていた
結婚してもうすぐ8年…
ここに来て初めて、ちゃんと収支を総ざらいして、今「意識的な支出計画」を立てている(時々ザルですけど)
わが家の計画では、夫婦2人の収入のうち、1人分の給料でやりくりするということ(割と今はグレーゾーン)
そしてそのぶんは投資に回す!
という乱暴なやーつ。しかもほとんど全部アメリカのETFへ…
8年前にちゃんと話し合えていたら、そして同じように夫の給料だけで生活し、私の給料を全て投資に回していたら今頃はきっと「投資だけで暮らしていける額」になっていたかと思うと
本当に惜しいし、子どもにもいろんな選択肢を与えることが出来ていたかなと思う。(家は確実にキャッシュで買える額だな)
常々うちのかーちゃんはお金で苦労してたので「片方の給料で暮らして貯金しなさい」とか「結婚式の費用はマンションの頭金に使え」とか現実的なアドバイスはしてくれてたのよ
でも、そういうのって切り出しにくい。依存している感じにも思えるし。
だから自分が育休中も育休手当を貯金に回す、とかできなかったし、買い物のお金は自分で払っていた
貯金からどんどんお金がなくなっていく恐怖もあって。夫に当たりがキツくなったこともある(長男妊娠の時はまぁ色々あったしな。夫のこと大っ嫌いだったし)
でもね、人間遅すぎることなんて何もないのよ。
今だからこそ「話し合うタイミング」だと思うし、正直「母の死」がなければ自分が本当に何がしたいのか、アメリカのことを真剣に検討することもなかったし、FPさんに相談することもなかったと思う
そしてね。お金を使うこともとっても大事で。「結婚式の費用はマンションの頭金に」と言っていた母だけど、実際結婚式をちゃんとやって、母に感謝の気持ちを伝えられて本当に良かったと
母がいない今は思う。それくらいしか親孝行ができなかったしな
とにかく、わが家はもう動き出したのだ
そんな中2024年から新NISAも始まるしなー
まだまだ悩ましいけども、これからも夫婦で話し合って戦略的にお金に働いてもらおう