子育て

ゲロ(ウイルス性胃腸炎)の季節

投稿日:2022年11月18日 更新日:

母が亡くなって2週間になり、ブログにも感情を吐き出してなんとか気持ちの安寧をたもっている。

とは言ってもこれまでが色々ありすぎて、今は逆に穏やかな日々を送っていた。

そんな、ちょっと気を抜いた今週。ぴっぴが夜に熱を出した。

子どもが夜にパーっと熱を出して、朝になるとケロッとしていることはままある。しかしながら、この日は次の日になっても熱は下がらなかった。

うーん、怪しいけども。昼に抗体検査を行なって、陰性を確認したのち15時に病院に連れて行ってもらった(夫に)

この半年でぴっぴの体調やぴーすけの健康管理など夫に丸投げである。最初はおっかなびっくりだったが、料理と同様やってみるとどんどん危機管理能力も上がるうちのスーパー夫。

ぐったりするぴっぴは抱きかかえて連れて行ってもらい、元気なぴーすけと家で待機した。

結果風邪だという。安心した次の日の朝、ちょっと元気になって朝パンを食べた。「ちょっと吐きそう」の後、ぴっぴは予告通り盛大に吐いたのだった。

しかしね、4歳のぴっぴはゲロ袋へ走ったのだよ。そして8割がたゲロ袋の中にゲロがインして大事には至らなかった。拍手を送りたい。

そんなぴっぴを見て、元気一杯のぴーすけがちょっかいを出しに行く。当然止めるけど、イヤイヤ期の2歳は制止を振り切って果敢にアタックする。ちぎってはなげ、ちぎっては投げ。

やり返す元気もなくぐったりするぴっぴ。大好きなパウパトロールも見ずに自ら布団で横になっていた。

数日すると、吐き気も治り、生唾も出なくなってきた。何より顔色がいい。熱も37度台に安定している。

ようやくいつものお喋りが戻ってきて、ホッとした頃

今度はぴーすけの様子がおかしい。

夕飯時、ご飯はそこそこにあくびを連発している。「なんだ、食欲よりも眠気が勝ったのか?」と話した次の瞬間

ベビーチェアの上から、マーライオンの如く吐いたのだった。

この半年、私も腕が鈍ったか、咄嗟に反応できずゲロを手で受け止めることができなかった。(半年前ならできたはず)

ゲロはベビーチェアから地面に着地し、彼の口周りから服へと広がっている。とにかく大人が2人いることが幸いである。そんでもって元気なぴっぴは「ぴーすけ吐いたねえ!」と興奮状態である。隣にいた彼の顔とかに吐かないでよかった。

そしてゲロ処理をしてハッと気づく。「ぴーすけが吐いたのは初めて」なのだ。

今まで多少の熱は出たものの、コロナに罹るくらいなら病院には行きたくないねとよっぽどのことがない限り自宅で安静に過ごしていた。

何度か熱は出たが、こうも盛大に吐くのはやはり兄の何かをもらった?

夫とゲロ処理しながらもぴーすけの服を脱がせ、抱きかかえながら検索する。

「2歳・あくび・嘔吐」すると自家中毒という言葉が出てきたのであった。

聞きなれない言葉に動揺するも、ぴっぴと違って体も小さく急変する可能性を考えると受診するか迷う。熱を測ると39度をこえていた。

ぐったりとして眠そうである。眠いのか意識が遠のいてるのか正直わからない。かかりつけはもう診療時間外だ。判断がつかないので、イオンに新しくできた小児科に連れて行くことにした。

9時までやっているということでネットで予約をし、30分後に受診となった。初めて行くところなのであれやこれやと準備をして抱っこ紐でぴーすけを連れて行った。

そして到着と同時に2度目のゲロ。持参したゲロ袋間に合わず、私の胸元に豪快に吐いた。

受付の方がゲロ袋を差し出してくれた段階で3度目のゲロ。もう私もぴーすけもゲロまみれである。

問診票とか書かなくてはならないのだろうけど、目もうつろ、ぐったり具合が半端ないので、とにかく診てもらえることになった。これは2人目で色々慣れている私ですらちょっとビビる案件である。

落ち着いた印象の先生は、お腹の音を聞いて、寝かせてからお腹を触ってチンチンの様子も見て「緊急性はないから大丈夫」と話してくれた。いわゆるウイルス性の胃腸炎。お腹の風邪だ。

尋常ならざる我が子の様子にビクビクしていたが、あぁウイルス性の胃腸炎ですね、と安心した。盛大にゲロっているけれど誰しもかかる病気。そして根本的には自身の免疫力で治す病気。

完全にぴっぴ(お兄ちゃん)からお裾分けしていただいたのですな

とにかく他の重大な病気(腸重積とか)じゃないのなら安心である。一応座薬で吐き気どめと解熱剤を処方していただき、診察は終わった。

私の安心を肌で感じたのか、ぴーすけは自分がゲロってビシャビシャに濡れている私の胸元で寝始めたのだった。よかったよ〜

受付の方々は我が子のマーライオンゲロの現場を嫌な顔ひとつせず拭いてくださり(8割がたは私の胸の中なのだけど、足元などに溢れたゲロを拭いてくれていた。感謝)

本来最初に記入するであろう個人情報をタブレットで確認してくれたり、座っているところまで処方箋やらもってきてくださりありがたい限りであった。

少し眠りこけていた息子は、起きて、キョロキョロしてまた吐いた。おま、どんだけ水分蓄えてたんだ!ってくらいにね。

イオン薬局で薬をもらおうと思ったけれど、また吐いたら難儀なのでとりあえず帰宅することにした。

そうか、もうこの季節がやってきたんだね。

コロナだインフルエンザだって世の中は騒ぐけど。

小さな子がいるうちはここからはゲロの季節。ゲロ袋とアルコールスプレーが必須の季節の到来である。



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