お金の心配ばかりしてきたけど、自分が英語をしゃべれないのを忘れていた。
夫がアメリカに行くということは、わたしも行くのだ。子どもが英語をしゃべれないのは仕方ないにしても、わたしは今から勉強すれば5年後にはそこそこに喋れるようになるであろう。
というか、今までの人生で中学校で3年間、高校で3年間、さらに大学でも英語は2年間勉強しているはずである。なのに、なんでこんなに身につかないのかね英語。
夫は英語を使う仕事なのでいいとして、わたしはなんとかして習得して、コミュニケーションを取れるようにならなければ!そう思って何から手をつけたらいいのか悩んだ。夫に聞くも、「英語ができる人」にはできない人のできなさ加減などわかるまい。
しかしながらやみくもに勉強したところで、効率が悪い。このままでは5年後も大して変わってないかもしれない。そう思って今実践しているのは、職場にいるアメリカ人に毎日なんかしら話しかけている。
これまた彼がいい人で、わたしの趣味の話とか家族の話とか、自分の奥さんの話とかまぁ色々話せないなりによく聞き取ってくれてなんとかいい友情が築けているのである。
すると実感するのが語彙のなさ。やはり英語を勉強したのが20年ぐらい前でストップしているのと、本気で勉強していなかったのがまずかったのか単語が全く出てこない。文法は中学生程度で止まっている。
だから、毎度わからない単語はケータイで検索し、チグハグな文法ながらも伝えたいことや時事ネタを喋るという一向にレベルアップしない様相なのである。
なんとか、この隙間時間でレベルアップできないものか(お金をかけずに!)
そういうわけでyoutubeで動画を投稿している「Yumis English Boot Camp」というチャンネルを見つけた。どうやら本も出している女性なのだけど、いっている事が素人にもしっくりくる。
何本か動画を見たのだけど、端的に言えばやはり大事なのは基礎基本で語彙を増やすことが大事らしい。
とはいってもそこそこにしゃべれて短い英文なら訳せる私くらいの微妙なレベルのリスニングに適しているのが「政治家のスピーチ」らしいのだ。
ついつい日常会話の会話を覚えようとしてしまいがちだが、実は自然な会話が1番難しいらしい。
一方スピーチ(特にアメリカの)は、元の国籍もそれぞれ、英語の理解度もマチマチな人々に自分達の言いたいことを確実に伝えるために、はっきり、くっきり、ゆっくり喋っている。なるほど
そういうわけで、アメリカの副大統領ハリスさんのスピーチを聞いてみた。
確かに、字幕を出すと単語を聞き取れる!意味はイマイチわからんが、単語を聞き取れるだけでなんか嬉しい。相変わらず語彙が増えてないから意味まではわからんが、音を覚えるという意味ではオッケーだろう。
こりゃーいいこと聞いたなぁと思いながら、早速これを職場のアメリカ人に伝えてみた。
すると、「彼女はグットスピーカーかもしれないが、政治家としてはバッドである」という主旨が返ってきた。なんと!そういえば他人と「政治的な内容」について話すのってタブーな日本。
ましてやアメリカ人とそういう話題になるとはつゆとも思わず。思わずたじろいだのだった。
しかも思い込みというかさ、彼はアメリカ人で黒人だから勝手に民主党支持だと思ってたんだよね。でもめっちゃトランプ派だった。
それはあなたのオピニオンだからどっちだっていいんだけど、日本人とアメリカ人、しかも性別も違うしお互いに政治について話合うほどの英語力も日本語力も持ち合わせていないのに、急にぶっ込んでしまったのだった。
そうしてふと思う。アメリカに住む、となったら言葉はもちろん、文化もバックボーンも違う人々と生活を共にする。当然その国の在り方について意見が異なることも出てくるだろう。
和を大切にする日本人の代表としては、こういう時どうしたらいいのかしら…なんて今まで思いもよらなかったことを考えるのだった。いかに日本という国が、生まれ育って同じ環境で共感できて、そういうことを考えずにこれるっていうのは当たり前だけど幸せよねと思うのだった
自分の意見を持つことはとても大切だけど、いちいち「わたしは!」って主張しなければならないのは疲れる。でも主張しないと「存在」できない。何もせずとも溶け込める今、それはそれで大事にしなければならない居場所なのだなぁと思う
ただ一方で、とっても大切なことにも気づく。I want to study English だし I want to speak English なのだけど、それは英語を話せることになることが目的なのではなくて、自分の考えを伝えるためのツールを手に入れるためなのである。
英語を話せるようになったその先を考えないとじゃない?とか思うのだった。危うく目的化するところだった
さて English pageなのだから、せっかくなので覚えたフレーズを書き留めておこう。
Dream with ambision, Lead with conviction
野心を持って夢を見、信念を持ってリードする