保育園を休んで1ヶ月。ぴっぴの成長に保育園は必須だったなぁと思いつつ、家の中も楽しむ長男。
この1ヶ月は、母のことがありぴっぴには色々と我慢をさせてしまった。私のメンタルが乱高下する中、保育園もないもんで、モロに影響を受けたぴっぴ。それでも健気にママを心配する優しい子なのである。
特に夜は一緒に寝るのだけど、寝静まった頃頭の中にいろんなことがポンポン浮かんで、声を殺して泣いていると、起きていたのか「大丈夫だよ」とか言ってぎゅっとしてくれるのだった。イケメンか
そう言えば、4歳の頃が1番天使なのだと何かの漫画で読んだ。
生まれたばかりの赤子は確かに天使なのだけど、私にとっては天使というか「宇宙人」であった。なんで泣いているのか、何がしたいのか、表情や泣き声から察しないといけない。要求に応えてはまた次の要求。可愛いけれど生かすことで精一杯。
2歳はご存じイヤイヤ期で床に転がって泣いてたな、ぴっぴ。人様の家の子の顔を狙って攻撃したり、もはや可愛いと思うのは寝てる時くらいか。
3歳になってお話が得意になった時も可愛かったけど、まだイヤイヤ期の天邪鬼がちょっと残ってて、本人も自分の気持ちをコントロールできてなかったのかなぁ。わがまま放題を可愛いと思える余裕があるかどうかにかかっている感じ。
今は、ぴっぴと私の関係は蜜月。「ママ、大好きだよ」と振り向きざまに言ったり、すれ違いざまに言ったり、交通事故のように出くわすのでいちいち可愛い。なんだよ、ママのが大好きだよ!違うよ、ぴっぴのが大好きだよ、の応戦である。
こんなふうに言ってくれるのもきっと4歳の間なのだろうなーと噛み締め、書き留めておく。
そういうわけで、この1ヶ月色々我慢させちゃったし、母の状態も落ち着いているから、彼のために「菜の花畑」を見にいく事にした。ぴっぴは相変わらずお花が大好きなのだ。絵本の中に出てくる菜の花畑を見るたびに「行きたいねぇ」と口にするぴっぴ。
去年なの花畑ってどこにあるんだろーと調べると千葉とかなのね。遠くて諦めたけど、今年ふと検索してみたら、金沢自然公園にもなの花畑があるらしい。もっと近く、大船フラワーセンターにもあるのは知っていたけれど、金沢自然公園なら動物園もある。ぴっぴが好きな組み合わせ!
そういうわけで、横浜に住んで30数年、一度も行ったことのない金沢自然公園および金沢動物園に行ってきた。日曜日、電車とバスを駆使して。いいお天気だったので行楽日和であったが、広すぎて足はくたくた、その代わりソーシャルディスタンスはばっちりキープ。
何よりなの花畑に喜ぶぴっぴの姿を見て、こっちも幸せな気持ちになった。お花畑で喜んでくれる年頃って貴重。動物園の方は、のげやまやズーラシアで出会えなかった本物のゾウを見て喜んでた。牙すごいねー

まぁ山だよ。行くまでも山だけど、動物園をひと巡り、山登りかと思うくらいずっと坂を上ったり下りたり。よく歩きました。疲れて歩きたくないと言い始めたところで、菜の花畑とアスレチックが登場してもう一踏ん張りしてました。

以前だったら初めてみるアスレチックなんて、慎重なぴっぴは怖気付いていたのに、この日はパパと一緒にどんどんチャレンジ!
やっぱり久しぶりのお出かけが嬉しかったのかなぁとこの1ヶ月を振り返る。我慢させちゃっていたけれど、彼の成長はコロナとか母の入院とか関係なく日々進んでいく。
させなくていい苦労はなるべくさせたくないし、まっすぐ素直な気持ちで毎日楽しんで欲しいなぁと思うのでした。
帰りのバスで疲れて寝てしまいそうだったけど、何やらおばあちゃんが話しかけてきた。ぴーすけをベビーカーに乗せていたら、「本当に可愛いわね、男の子を産んであなた本当に幸せね、跡取りもできたしご両親も喜んだでしょう」と言われた。
イマドキそんなこと考えてたり、まして言ってくる人おるんやなぁと思ったけど、
「男の子とか女の子とか関係なく幸せですね!」と言った(よしとけばいいのに)
まだ食い下がってくるおばあちゃんを尻目に、自分でも「最初はあんなに女の子がいいなぁとか言ってたのに」と思った。男の子なんて未知で、どーなることかと思っていたけれど、ぴっぴと生活して4年。だいぶ幸せだな。
私はぴっぴに幸せにしてもらっているけれど、ぴっぴは果たして私がママで幸せかしら。いや、自分がこの世に生まれさせたのだから。責任を持って幸せにさせていただきますわ。
とりあえずぴっぴに「ママっていつも怒ってるー」と言われるのをなんとかせねば。いやそりゃよそ見して味噌汁ひっくり返されたら怒るけども。自分の機嫌は自分でとらなきゃねー