母のがん

手術は無事に成功。というか、処置?

投稿日:2021年12月8日 更新日:

連絡をもらってまた手術となった母。

頭をよぎるのは、4月の13時間にわたる大手術。こちらも、最初は7時間くらいと言われていたのが蓋を開けたら2倍近くの時間になっていたのだった。

あの時は死ななくてよかったな、と思ったけど何が起こるかわからんのだね本当に。

とりあえず、今回も三姉妹会を開催。

本来なら、いつも面倒を見てくれる妹が母に付き添いたいところだろうが、ご指名があったので次女(私)が出動します!

そして、頼れるスーパーシッターのねーちゃんはバイト。さて子どもたちはどうするか。

こういう時にヒョイと預かってくれるところがないのよね。

ピアは事前予約制だしそもそもどれくらい見ててもらうかわからんし(そしてこの日は日曜日)

月曜の朝イチ(8時30分)には病院にいててってことは8時にはでたいわ

そこで、バイトが休みの妹(私の10歳下)に白羽の矢。

「いいよー」と軽く返事する妹。おう、お前ミルクの入れ方知っとるんけー?!

ぴっぴは姉に保育園に送ってもらい、ぴーすけは妹に託し、いろいろ不安な胸の中いざ市民病院へとチャリで漕ぎ出した。

ぴーすけ背負わないと急坂は楽ね。これだけでも妹に感謝。

さて、8時20分に到着するも待つかもというのは聞いていたのでiPadやら本やらは持参。

一人時間を悠々楽しむ←オイ

消化器内科の先生が説明に来てくれるとのことだったが、月曜の朝イチは土日の患者さんの見回りなどあるのだろう、なかなかこない。

すると、30分ほど待つと母登場。車椅子で体調最悪の模様。

昨日は夜、夜中、明け方と3回吐いたらしい。しかもこの三日は気持ち悪くて何も食べてないという。

点滴で顔も手も浮腫んでいた。

トイレットペーパーとビニール袋を持って「いつでも吐けまっせ」という状態にしてうつ伏せている。

しまいには椅子をつなげて横になる。

「部屋に戻ってた方がいんでないの?」と声をかけつつ、近況を聞き、近況を話した。

どうやら尿のストマが詰まっていておしっこが出ないので血液検査の数値がかなり悪いらしい。

そのせいでずーっと二日酔いのような吐き気があり、普通なら吐いたらスッキリするのにずっとそれが続いている。

聞いているだけで辛い。

力なく話す母に腰をさすろうか、と聞くとそれも嫌らしい。

いつもの婦人科の先生は金曜の様子を気にかけてくれていたが、消化器内科の先生は土日に来てくれなく、この土日を乗り越えるのがどんなにか大変だったか。

ただ消化器内科の先生はかっこいいらしい(いらん情報)

9時半になりやっと先生登場。本当にイケメンだった。(どうでもいい)

先生の話によると

クレアチンの数値が高く、今回は右の腎臓に背中からチューブを刺してそのまま腸からお腹の出口まで一気にカテーテルで道を作る手術をやるらしい。

しかし、これは前回お腹側からアプローチしたが狭くなってて断念したやつ。やってみないとわからないらしい。

それができなかったら背中からチューブを刺してそこからおしっこを取る。

出たー開けてみないとわからないやーつ

開けてみたらガンガ広がっていた前の手術を思わせる。

とにかく母がサインをして、説明を聞いたらCTを撮りに行くらしい。

どうでもいいけど、かーちゃん先生きたら元気になったな。

なんでもいいからこの気持ち悪いのが改善されて、気持ち悪いのがなくなればいいのです。

他に質問は?との先生の投げかけにぐいぐい行く母。

「それは尿毒が溜まっているからで、おしっこが出れば改善されると思う。右やって数値が悪ければ左もやる」

とのことで、退院期間はその後の検査の結果によるらしい。

一通り話を聞いて、10時にはCTを撮りに地下へ。月曜の朝、たくさんの患者さんがいる中、入院患者はスッと終わる。

それから、具合の悪い母は一旦病室で横になる。

私はひたすらそこから待つわけだが、すぐに手術というわけではないようだ。前の人が終わり次第順次というところらしい。

この時点でぴーすけを妹に預けて3時間。ちょっと不安が過ぎる。

状況を三姉妹LINEに報告すると、妹からは「大丈夫」との返事。

預けててわがままだと思うが、子どもがどんなふうに大丈夫なのか気になるものである。

まして、うちの妹はぴーすけを預けてもせいぜい1時間が最長。姉なら安心だが不安で電話してみた。

「一緒にNetflixのノンタン見てて穏やかだよ」

「これからいつ手術になるかわからないんだけど、一旦チャリで帰ろうか?呼ばれたらまたすぐ行くけど」

「でてく時泣きそうだからいいよー」

それもそうか。ならば本当にピンチになったらすぐ帰るね、と連絡し切る。

とにかくいつ呼ばれてもいいように食えるうちに飯でも食っとくか、と思っていると姉から電話。

「ぴーすけ大丈夫?バイトの店長さんは早退しても大丈夫だよって。ゆら心配じゃない?妹に預けるってさ…」

流石の姉である(笑)でも、預けた以上は本人に任せるし、こういう状況だから怪我さえしなきゃなんでもいいよ、と答えると

「親のあなたがいいのならいいけど…何かあれば連絡してね」という心強い返事。まぁ大丈夫でしょう。

心の不安を親友には漏らしつつも、とにかくここからは待ち。

手術自体は1時間かからないそうだけど、前みたいにお腹を開けてみたら状況一変ともなりかねない。

そこからさらに2時間待ち、ぴーすけを預けて5時間半経過。

途中、母がやってきてぴーすけ大丈夫かしらと心配してくれたが(あなたの娘が見ててくれてますよ)ま、信頼して任せるのも大事。

予想に反して一緒にお昼を食べ、穏やかに膝の上でテレビ視聴中である。母が催促したら写メを送ってくれたが、泣いてない。

2時になろうかというところで、流石に昼寝をしないのは可哀想だなと、チャリで戻って寝かしつけをすることに。

いつでも電話を取れるように、とのことでマナーモード解除。

戻って抱っこし、おっぱいで5分で就寝。

ずっと緊張していたのでちょっと家でお茶タイム。お互いに労いあう。

「帰ってくる直前にうんちしたんだよね。大変だった!」と笑顔で語る妹。強し。

最近のぴーすけはオムツ替えで逃げるからな。それが初うんちだとするとかなり悪戦苦闘したのだろう。グッジョブ!

30分ほど談笑していると電話。

「これから下(手術)へ行ってきます」との母の電話。ついで市民病院からも電話「これから始まります」

10分で戻ります、と連絡し再びチャリで戻る。

局所麻酔で、背中からチューブなので大それたものではないらしいけど、一応終わりましたの合図で車椅子に乗った母が顔を出してくれた。

どのような処置になったのか、先生は今日は特に話をするわけではないようなので

無事に手術が終わったことを確認して、その足でぴっぴのお迎えへと急いだ。

次は木曜、今回の手術の内容と、背中に穴が空いているので消毒やらの説明もあるらしい。妹と一緒に説明を聞きに行く。

長かったー

ブログも長くなっちゃったー



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