1歳の誕生日。それはもう、盛大に祝われることでしょう。第1子ならね…。
こんなこと言うと、将来このブログを読んだぴーすけが何かにつけて「いいよな兄貴は1人目だから」といじけてしまいそうだが、言い訳するとぴっぴもそんなやってない。写真は撮ったよ、冠をフエルトで作って。
だけど1歳の誕生日、ぴっぴは風邪をひいていた。しょうがない季節は冬。一歳だと免疫も落ちてきたところ。
ではぴーすけの誕生日はどう過ごしたかというと、パパのいる土日であった!当然上がるママのテンション。どうする?!何する?どこ行く?!
だがしかし、今はコロナ。みなとみらいの映える写真スポットにも行けないし、遊園地、動物園、もろもろのお子さま喜ぶスポットは人がいるしなー。てかね、雨でした。そういうわけで、本人の記憶に残らないので(書いちゃってますけど)普段通りの1日を過ごそうと思っていた。
そこに現るは一端の記憶力を備えた兄、ぴっぴ。「ねんねして〜おっきしたらぴーすけの誕生日なんでしょ?」っていうことは今日がぴーすけの誕生日じゃん!と認識したのである。
そう、彼のお目当てはハッピーバースデーのケーキ!
ぴっぴの歯は癒合歯といって歯が重なって生えていたので虫歯ができやすく『3歳までは甘いものは控えよう』とケーキなどいっさい与えていなかった。誕生日?サンドイッチ用のパンにヨーグルト塗って、大好きなバナナをスライスして差し上げたケーキでしたけど?
ま、本人は覚えてないのよね。3歳の誕生日に一緒にスポンジ台買って生クリームトッピングしたらその魅力に取り憑かれて、やたらケーキ作りにこだわる。でもこの前パパの誕生日にケーキ作ったしなー
さすがの私ももうサンドイッチ用のパンじゃ納得してもらえないだろうと、今回はロールケーキを作ることに。極力削れるところは砂糖を削って、フルーツ入れてオッケーにしちゃおう。
興奮するぴっぴは朝6時には起床。まだパパを寝かせておいてあげたいので朝からロールケーキのスポンジを焼いたのだった。砂糖と卵をブレンダーの泡立てアタッチメントに替えて混ぜ混ぜ。せめても全粒粉を使って罪の意識を軽くし、200℃に温めたオーブンへ。
フルーツは緑のキウイとバナナ。のちにプラム好きと判明するぴーすけだが、とりあえずいちごの季節ではないのでこれで手打ちだ。
焼き上がってからラップで乾燥しないようにして、みんなで朝ごはんを食べ、ひさびさにパパはふれあい接骨院へ。その間に冷めたスポンジに砂糖少なめの生クリームホイップを泡立て乗せる。ぴっぴはこの作業がやりたかったんだよねー。途中バナナやキウイをぴーすけの口に放り込みながら、ロールケーキは着々と出来ていく。
フルーツをベタベタの手で生クリームに乗っけて、満面の笑みのぴっぴ。なんかぴーすけのケーキだけどこれぴっぴが1番嬉しいやつでは?と思いつつ、よっこらしょとロールケーキを巻く。
生地は焦げたし、クッキングペーパーにくっついてボロボロだったけど、端を切ったらなんとか様になった。そして作ってる人のお楽しみ、それを味見。ウン、うまし。
さて冷蔵庫で冷やしておいたフルーツロールケーキ。食後のデザートとしていただく。ぴっぴはもとより、ぴーすけにあげるか3秒悩み、うすーく切って渡す。その、ぴーすけの勢いのはやさといったら!!!両手で生クリームまみれになりながら平らげました。
みんなに愛されて半ばおもちゃにされてるぴーすけ。いつもの1日だけど忘れられない誕生日だったなぁ。