平野レミさんをご存知だろうか。レミパンなどオリジナル商品も出てる料理研究家。言わずもがなだろう。
料理の腕はもとより、そのキャラクターと奇想天外な料理法がしばしば話題になる。
先日、そのレミさんのレシピでくるくる豚角煮というのを見つけた。
どうやら豚バラで時短で角煮ができるという。
普段なら煮こぼした豚のかたまりを、またタレで煮るという行程をふむ角煮。何時間も煮るのだ。
それがレンチンで4分ですと?!
たまたまわが家に豚バラのスライスがあったのでやってみた。
詳しくは他のレシピサイトで探してほしいのだが、ようするに豚バラをくるくる巻いて、レンチンし、タレにつけながら食べるというのだ。
作った人の評価も上々、期待があがる。
下味をつけた豚バラに片栗粉をまぶして巻き、ぎゅっと握る。
それを大皿に真ん中をあけて放射線状に並べていく。真ん中には耐熱性の器にタレを。
酒、砂糖、しょうゆ、おろしにんにくしょうが、はちみつ。そしてネギの青いところをみじん切りにしていれる。
最後にふんわり全体にラップをかけて600ワットのレンジで4分。
手が豚肉まみれ、4分たって中を確認すると、まだピンクのものもあってさらに1分追加した。
様子を見守りながらぴーすけを見ていてくれたスーパーベビーシッターの姉がひょっこり顔を出す。
「どうだい、レミさんのレシピでいけそう?」
「いや、レミさんのレシピだとまだ中が赤いかもしれん」
豚肉ですからね。幼子もいるし腹を壊したら大変だ。しっかり火を通さねば。
さらに1分用心して加熱し、次にタレだけ電子レンジに戻し、40秒加熱。
と、20秒ほどでぶわぁーーっとタレが沸く!
あわてて電子レンジを止めるも時すでに遅し。
余計に加熱したからだろう、簡単にタレが沸騰したのだった。想像してほしい。合わせ調味料の内容が電子レンジのなかで飛び散ったのです。
キッチンペーパーでふきふき、味見をするとまだ酒がとんでないので何秒か恐る恐る足していく。次はしたに皿をひいて。
なんでラップをしなかったの、と聞かれたがレミがラップを外してと言ってたからよ!と反論する私。
時短のつもりが大わらわであった。
さて、味はというと
「お、タレうまいね」「ほんとだタレうまい」
半分になったタレをみんなで奪い合うようにつけて食べました。
やはりそこはプロ。てか、なんだろなーうちのレンジが弱いのかなぁ。
並べ方かレミさんのレシピで簡単に済まそうとしたのにてんやわんや大騒ぎの豚角煮であった。
わー!とかキャー!とかさながらレミさんのようにハイテンションで作ったのだった。