子育て

国際女性デーでしたな

投稿日:2021年3月9日 更新日:

今日のぴっぴはカオスであった。

久しぶりに妊娠時から知っているママ友がうちに来て、3時には帰宅、それから昼寝をしてうっかり5時まで寝てしまったのだが。

起きてから機嫌最悪。

まず、寝ている布団から「ギュッてして」は可愛いからよし。

しかし、ぎゅっとしても「ちがう!」と言って手を突き放す。手を離すとやはりぎゅっとしてと言って不機嫌になる。

ははーん、このモードね。

と思った時にはもう手もつけられないくらいに心が離れていて、どう繕っていても「そうじゃない」と一蹴。

トイレに誘うと「でない」ではママが行ってくるねと席を立つと「行っちゃやだ」

一緒に行くかと思いきやドアを開けたことを怒り、また閉め、彼が開けるのを待つ。

追い越してはいけない。静かに後ろからついていくのだ。

でも「早く!」と怒られる。

便座に座ったかと思えば「でない」

では降ろそうとすると「でる!」

オシッコが出てから褒めると次はオムツ履かないズボン履かない。

いちいち全てがこの調子なのである。

こういう時に有難いのが、買い物の帰りに寄ってくれた姉の存在と、兄の不機嫌を察して機嫌よく(逆鱗に触れないように)過ごすぴーすけである。

だが不機嫌の矛先は容赦なく両者に向けられ、とばっちりを食う。

姉は「喋っちゃダメ!!」と泣いて抗議され、ぴーすけはさりげに踏まれる。

今日は怒られたくてやっているんだよなーと頭で理解しつつも、いうべきことは言ってから、延々泣き続けるのをなだめるのだが。

この精神を削られる感じ。ほんとにもう勘弁してくださいよ社長。

さて、久しぶりに遊びに来たママ友も、ぴっぴと同じ年頃の子どもも同じように悩みを抱えていて、この4月から幼稚園に通うことになるのだけどそれはそれで不安も多かったりする。

園によっては「これはできるようにしておいてください」と言わんばかりのオムツなしだったり、手作りの園バック作り持参だったり。

苦労話を色々と聞いた。

その間も2人の子どもはおもちゃを取り合い、時に仲良く遊んだり、飽きるのが早くおもちゃがとっ散らかったりするのだけれど

コロナで交流が少ない我が子や自分にとってとても久しぶりなリフレッシュになった。

同じように「できない」し、同じように「できる」ようになったことを喜びあったり。

そういう普通の毎日を親戚の子どものように喜べる相手がいるのはありがたい。

本来だったら色んな人に触れて、楽しく遊んだりケンカしたりするはずだったのが、なかなかできない今日。

特にケンカはさせなきゃ後々いきなり大きなケンカになって相手にケガさせたり

仲直りの仕方が分からなかったりするのだから必須なのだけど、初対面の親だとやっぱりさせにくい。

昔から付き合いがあって「お互い様だよー」とちょっと引っ掻いたり、どついたり尻餅ついたりするのがOKな関係って貴重だ。

これから子どもを育てていく中で、そういう仲の友達を作っていくのも難しいかもしれない。

コミュニケーション鍛えていくのが難しいんだろうなぁ。

かつて姉に「コミュニケーション無双」と呼ばれ、目が合えばお友達、人に道を聞かれる率高いわたしであるが

今日のぴっぴはまことに攻略しがたい存在であった。

何をしてもダメ、心理学的なアプローチもダメ、食べ物でつってもダメ。

イヤイヤ期を抜けたと思っていたのに、時々それ以上の形でぶり返してくる3歳児よ。

その気持ちの揺れに、一緒に揺れてやるのも親の役目なのかと思うと結構仕事以上に疲れることが多いよ。

夫の仕事が大変なのも重々承知だが、ことに接する時間の多い母親というのはこういうのにも耐えろ的な風潮があるのもやだ。

やってられませんけどね。母性なんて幻想ですけどね!

今日あったことをばーーーっと夫に話し、ねぎらいの言葉をかけてもらった。

おかげでなんでわたしばっかりと思わずに今日が終わりそうだ。

ふと思うのが、こうやって子どもを育てているようで自分を育てているのだなと思う。

学生時代より心理学の勉強に熱心だし、独身時代より気持ちが寛大になったし、どうやって頑張ってもどうにもならないことがあるのも学んだ。

しかし変わったことは何かといえば、この問題からは逃げられないということ。

これから一生、このわけのわからんちんとコミットしていくために手をかえ品をかえアプローチし続けていくのね、わたし。

がんばれわたし!



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