3歳児健診のことを書いたときにも話題にしたが、ぴっぴ(長男)のとき、母乳育児がうまく行かなかった。
予定日より10日早く産まれたこともあったが、なにより私の乳首が陥没しており
しかもマッサージをどの程度やっていいものかわからず、あっという間に出産当日を迎えてしまった。
けいゆう病院は母児同室だが、何が何でも母乳育児ではない。
むしろ、24時間体制で粉ミルクの哺乳瓶が用意してあり、母乳が出なければそれをあげればいい。
わたしはそれに甘えてミルクをあげまくり、入院中に母乳育児を軌道に乗せることができなかった。
退院してからも、とりあえずぴっぴにおっぱいをくわえさせてからミルクをあげるようにしていたが出は良くない。
母曰く、「済生会病院ではゴットハンドのおばちゃんがいて揉んでくれるとピューっと母乳が出たもんだ」という。
けいゆう病院もいちおう母乳外来はしているが、乳腺炎や熱が出たときに薬を処方してくれたり切開してくれたりはするそう。
そう、ひどくなると切開して中の膿をとったりするらしい!
でもマッサージはやっていない。
藁にもすがる思いで区役所に相談しに行ったが、結局「飲ませるほかない」という、ですよねー!という回答を得たのであった。
ネットで調べると、横浜市では横浜駅近くと上大岡に母乳相談室があることがわかった。
もはやこのころには私の乳首はぴっぴの吸引力によって白い水ぶくれになり、吸われるごとに激痛が走っていた。
1回5,000円という値段にちょっと引きつつ、それでもこの痛みがなくなるなら安いもんよ、とアールアンドワイの門を叩いた。
アールアンドワイ母乳相談室は?
横浜駅鶴屋町にあるマンションの一室。
あまりに普通の部屋で入るのを一瞬ちゅうちょするくらいであった。
中はがらんと広い待合室に親子が数組。
カーペットが引いてあって赤ちゃんを寝っころがらせるスペースもお布団もある。
おもちゃも絵本もあって、大きければ一緒に待つことも苦ではないだろう。
隣の部屋ではベットが2つあり、先生が2人マッサージをしていた。
1人は比較的若い女性、1人はおばあちゃん。
順番が来るまで、ひたすら自分でもみもみしたり、ぴっぴに授乳したりして待った。
予約していったけど2時間は待った。
自分の番がくると、若い女性にあたたかいタオルで胸を温められる。
そして優しくマッサージ。
なんというか、おっぱいを胴体から回しながら外すイメージ。
痛いと覚悟していたから拍子抜けである。なんか気持ちい〜
その方のマッサージから、師匠であるおばあちゃん先生にバトンタッチ。
十分温まったおっぱいをおばあちゃんのゴットハンドで追い討ちをかける。
すると、寝っ転がってたわたしの乳首からぴゅーーーっと足元まで母乳が飛んで出たのである。
その衝撃ったら!すごい!めっちゃ出てる!!
このおばあちゃんは出るまで一生懸命手わざを繰り広げてくれた。
出た時の感動はひとしおであったし、だから時間がおすんだなーと納得した。
ただ、そのマッサージの間ずっと泣いてたぴっぴ。
近くにあるベビーベッドに隔離されてたのだが泣きすぎて私の足元に。
そして足元で泣く泣く。
待って待って待ちまくった末に母と離れて不安になったのか。
出まくる母乳を飲んでご満悦でした。
上大岡 石川母乳相談室は?
こちらは上大岡駅から10分ほど歩いたところにある。
アパートの1階、ちょっとわかりにくい入り口である。
これまた入っていいのかしらとちゅうちょする狭さで、中はおもちゃ満載の待合室になっている。
パーテーションで区切った奥にベットが1台あり、こちらもおばちゃんがマッサージしてくれる。
このときは1歳5ヶ月で断乳をするときに相談させてもらった。
ゴールデンウィークに急に思い立って決行したので急な電話だったが快く受け入れてくれた。
こちらは待ち時間はほとんどなし。
自分の前にマッサージしてもらっていたお母さんも時間がくると終了。
その代わりと言っちゃなんだけど、時間も15分ほど。
断乳なので出るまで頑張るって感じじゃないけど、こちらの方が時間が読めるかも。
3回ほど通い終了したが、マッサージの間いろいろとタメになる話を聞いて
初回5,000円2回目以降3,500円は安心料としても妥当だと思った。
友達が断乳の時、乳腺炎になって発熱していたのを見ていたのでどうなることかと思ったけども
きちんとケアしていたおかげでぴーすけ(次男)のときには最初っからギュンギュン出るおっぱいであった。
そうそう、上大岡は何度か通ったけど、正直母乳マッサージだけに来るのはもったいない。
オンニというめちゃくちゃ美味しいパン屋さんがさらに10分ほど歩いたイトーヨーカドーの近くにあるので
こちらはそれとセットで考えるとなお良い!
つらい母乳育児のしょっぱな、プロの手を借りるのも1つの手である。
あと、乳首対策にラノリンクリームもね