天王町は地味な駅である。最初大学の友達に言ったら「え?どこ」相鉄線だよ、と言うと「私鉄?どこ ?」横浜から3つ目と言うと、やっと距離感がつかめるらしい。
駅はというと何もなく、汚く、開発される余地がない。
強いて言えばビジネスパークがあり、そこへ通う社員が多く利用している駅である。松原商店街の最寄りと言ってもよい。そこに結婚式場がある。それがモンテファーレである。
天王町に住んでいながら「モンテファーレで結婚式はないなー」と思っていた。上記の理由である。
知名度、アクセスともに横浜駅には劣るからである。だから式場見学の時、モンテファーレは外していたのだった。
後悔!!!!
とってもいい式場だった。なかはクリスマスの素敵な装飾。
んでもって、対応してくれるスタッフもいい感じの人たちばかり。(そりゃそうか)
今回初めて、クリスマスバイキングに行ってみた。近くに住んでいるけれど、近すぎて利用しなかったのだ。
新型コロナということもあり、電車に乗らずに母の誕生日のお祝いをしようということで夫が見つけてきたプラン。クリスマスバイキング、飲み放題付き5,000円。
コロナ対策を徹底していて、食べ物は結婚式場ならではだけど、小さな器に入っていて1個ずつラップしてある。
さらにテーブルごとに大量のビニール手袋があって、取りに行くたびにそれを使い捨てるという。ちょっともったいないが、念には念をという徹底っぷり。
夫とわたしは昼ごはんを抜いて(小さいおにぎりちょっとかじったけど)母も朝パン一枚から何も食べず、ぴっぴもおやつを抜いて、(ぴーすけはいつも通り好き勝手おっぱい飲んで)いざ出陣!
まずなんといってもローストビーフです!その場で切り分けてくれます。
わさびソースとグレービーソースで3枚は食べました。
今回はチーズフェアということで、んもう、チーズ好きにはたまらないチーズづくし。そのまんまいろんなチーズが出てくるし、料理に散りばめられてたり(詳しくはホームページ見て)
ほんとに腹一杯食べてきました。
ぴーすけが泣いたら代わり番こで抱っこしようね、と夫と言ってたのだけどわたしはエルゴの抱っこ紐の腰バンドが苦しゅうて、夫にぴーすけをパス。歩くのもしんどいくらい食べた。
デザートが地味なんですけどね、どれも手作りの美味しさが詰まっていて、おいしかった。なによりメインが盛りだくさんでデザートまであんまいかなかった。
これはここの結婚式の料理も期待できますわなと思った次第なのでありました。
ビールもワインも日本酒もウィスキーもカクテルも飲み放題なら、元は十二分にとってるんじゃないかしら。(わたしと母は酒が飲めないが)
結婚式なら懸念する、すぐそばを相鉄線が通る立地。ひかえめなBGMが流れていたけど、まったく電車の音せず。
「全然電車の音しないねー。これならゆらさんの妹ここで結婚式すればいいのにね」と夫。
「そうだよねー。ここならお料理美味しいし近いし、地元密着でいい感じよねー」と母。
いや、妹は彼氏もいないのに何勝手に言ってんだ!と思いつつ、ホスピタリティも最高だし、結婚式あげるなら穴場だよねと思った。笑
意外に嬉しかったのが、うち以外にも子連れが多かったこと。
抱っこの赤ちゃんから小学生の兄弟まで子供が多いので多少泣いてもお互い様だし、10組ちょいしかいなくて間隔が広いから邪魔にもならなさそう。
ぴっぴはものすごい勢いであれやこれやを食べてイスから降りて走り回るということはなかったけども、そんなお子さんを飽きさせないビンゴ大会もあった。
まだ数字は1から5くらいまでしか認識していないぴっぴも興味津々。しかもうっかりビンゴ!品物を取りに行ったのでした。
20時までいてよかったのだけど、ぴーすけがグズグズ、ぴっぴもいつも20時には布団に入るので「お家帰ろうよー」となりお開きに。帰りは、となりの公園でちょっと散歩し、胃の中のものを落ち着かせてから帰った。
ふう、と一息ついてそういえばさっきもらったビンゴの景品なんだろう、と開けてみると結婚式の引き出物によく入っている商品カタログであった。
そうだよね、この業界はこのコロナの影響で大打撃だよね。こうやってクリスマスバイキングと言う名の模擬結婚式をやっているんだね。
バイキングの間、司会のお姉さんはずっと喋っていた。それがプロの素敵な司会だった。
プロのおもてなしを、久しぶりの「結婚式場」で料理とともに味わった。
来年の予約が取れないと嫌だからほんとはあんまり書きたくないけど(このブログ誰も見てないから意味ないけど)
でも、見てる人がいるならぜひ、モンテファーレに一度訪れて欲しいものだ。