ハロウィンも終わって11月。もうすぐ彼の誕生日なので、それに向けて親は動いている最中である。
我が家では「3歳までは甘いものはあげない」という、いま思えば到底無理な指標をたて、わりあい実践してきた。
結果、アイスクリームと生クリーム満載のケーキは食べたことがない。
ここで注釈すると、アイスクリームは食べたことがないていだけど、「ソフトクリーム」は一度食べてるし、なんならうちの実家に預けたとき、パンケーキのバニラアイスのせを食べたらしい。
ノーカウントだ
ケーキも生クリームがのっていないチーズケーキやシフォンケーキはちょいちょい親のをもらっている。
ちなみにプリンもゼリーもクッキーも食べてるから謎のポリシーと化している。
ゆえに彼が要求してきたのは「イチゴのアイスクリームとイチゴのクリームのケーキ(たぶんショートケーキ)を誕生日になったら食べたい!」
叶えてやろうじゃないの!
この、甘いもの縛りはなかなかに親の忍耐がいるもので。
おでかけのとき、美味しそうなケーキを見つけても目の前で食べるのははばかられる。小さいときはまだよい。
「うぐぅあ…!」と渾身の演技をしながら「からい!」とか言えば引くぴっぴ。
だけどお話ができるようになると騙すのは難しい。
最近では「3歳になったらねー」でのりきっていた。その3歳がもうすぐやってくる。
ここのところ毎日のようにアイスクリームとケーキのことは念押しされている。
最近通いだしたプールの待合室にもアイスの自販機がある。
お父さんと来ている子は高い確率で帰りにアイスを買ってやっている。思えば夫もいろいろとぴっぴに買ってやりたいだろうに、私が小さいときは贅沢させないといっていろいろ制限してきた
まぁ後悔はない。
早いうちから甘いものを食べれば虫歯になるし、おもちゃも与えすぎれば飽きてしまう。
なんだかんだぴっぴは煮物好きの自然を愛する男になったのだ。
そんなぴっぴは、3歳になってケーキを食べたい反面、「あかちゃんになりたい」と言う。「3歳にならなくていい」とも。
弟があかちゃんで、まだまだ手のかかる姿を見て、自分もあかちゃんになりたいと言う。
なんだか切ない…。
ぴっぴとしては、あかちゃんのままでケーキだけは食べたいといういいとこ取りをしたいようだが母は許さない
ケーキが食べたいなら、3歳になりなされ