コロナの影響なのか、ダメもとで申し込んだ産前産後8週の保育園に入ることができた。
日中、ぴっぴ(長男)と二人きりの時、陣痛や破水が起こったらどうするよとドキドキしていたが、そのリスクは軽減した。夜については前回書いたが、今回は日中産気づいたときの準備について。
いきなり保育園に通うことになったぴっぴ。2歳半、いろいろ複雑なお年頃である。
5月の下旬から夜の寝かしつけ対策にパパが登場し、ママは病院に行くねと言って夜家を出る。次の日の朝までママはお預け。
6月に入ってからパパが在宅勤務が終わり、平日はママが寝かしつけるも、土日はパパが登場。逆に「なんで」と泣くのだ。
そしてここにきて保育園の慣らし保育がスタート。
初日はなんかわかんないけど優しい先生にだっこされてバイバーイだったが、
状況を理解したのか別れ際に泣きながら絶叫するのだ
「ママ~さみしいー!」
ママもだよ、でもね病院に行かなきゃいけないのよ。帰ってきたらぎゅってしようね、という会話を繰り広げ、先生にだっこされてそそくさと現場をあとにする。
これは職場復帰の際に世のお母さん、お父さん方が経験していることであろうが
こんなにも後ろ髪引かれるものだったのか…。
これは、職場復帰に向けて心も準備せないかんなと再認識したのだった。
泣くのはかわいそうだけど、居ればいるほど泣くのでサッと切り上げたほうがいい。
なんやかんや子どもは順応するものだから、最初踏ん張ることが大切であるよ。
だって、1日家にいてテレビ見せてるよりよっぽど刺激的な1日を過ごせるでしょうから…。
私もコロナの影響で一日中家にいることが多かった。1日の歩数が300歩などもざらである。
とりあえず保育園に送り、家に戻り
また迎えに行き、家に戻るだけで6,000歩も費やしている。歩け歩けと病院には言われているので助かった。季節は夏、めちゃ暑いが。
いよいよ正期産にはいり、「Xデー」つまり陣痛が始まった時についてぴっぴに説明することにした。ただ、そこは2歳児言葉の理解よりも絵である。そう思って適当な本を捜すも、なかなか我が家の事情にあったものはない。ならば、とわたしが描いて説明することにした。

「ママのお腹の中にはあかちゃんがいるんだよー」

「ママがお腹痛くなったら、ぴっぴは(わたしの)お姉ちゃんと一緒にお家で待っててね。ばぁばもあとから来るよ。ママは病院に行きます。」

「うーん、ううーんってがんばったらあかちゃんが産まれるよ」

「ママはお腹が痛いから、病院で治してくるからね。その間ぴっぴは保育園の先生と楽しく遊んで、おうちでばぁばとご飯食べてね。」

「ママが元気になったら、パパとあかちゃんつれて帰ってくるね。」
とまぁこんな感じで。繰り返し繰り返しお話ししていると、ぴっぴのほうから「絵見たいー」と言ってきた。そして、iPadを指でスライドさせながら「えっとーあかちゃんうーんうーんしてぇーうまれるの!」と説明してくれたのだ。
完全に理解していたかはわからないが、2歳半なりに混乱しない程度にはなっていたと思う。
そして私たち夫婦が意識したのは、すぐ上の絵のように、あかちゃんは夫が抱いて帰ってくるということである。ばあちゃんといい子でお留守番していたぴっぴを抱きしめるために、わたしの腕はあけておく。
いざ帰ってきたとき、ぴっぴは嬉しい気持ちを照れ隠ししながらわたしと抱きしめあった。横目で新入りのぴーすけ(次男)を見ながら。上の子ファーストと下の子を守る攻防の始まりである。