くらし

「クソゲーなんですけどね」の前置きに抗えずスイカのゲームにハマる

投稿日:

この前、うちの姉がヒョイっとうちにやってきた時に

「そういえば、ゆらはゲームはするけどスイカゲームはやっていないんだね」

と言ったのだ。スイカゲーム?

あれかい?韓国ドラマの怖いやつかい?(それはイカゲーム)

「なんそれ、面白いの?」

「どうやら若い人からお年寄りまで流行っているらしいぜ」

ほほう。して、スイカゲームなんて、スイカ割りでもするのかしらね、と思っていた。

そんな週末。休憩室で、10歳以上年下の後輩ちゃんが、何やら熱心に携帯を見ている。

「なんか忙しそうだね。面白いの、そのゲーム」

「ゆらさんやります?スイカのゲーム。クソゲーなんですけど、わかっちゃいるけどハマるんですよ」

と言うではないか。

簡単に説明すると、同じ種類の果物同士をくっつけて、最後にスイカを作ろうというゲームなんだけど

小さい順にさくらんぼ、りんご、…メロン、スイカと大きくなっていくが

最後にメロン同士をぶつける頃にはスペースが足らんのだ

これが、戦略的にどうすれば大きくなるのか

次にみかんが欲しい!っていうのになかなか出てこなかったり、小さい果物ばっかり出てきては場所を取ったり

出現する果物の偶発性で難易度が高い。

そして、果物は重力と共に落下するようだ。積み上げていたものが衝撃波で落っこちたりする

「ほうほう、ルールはわかったけど難しいね!」

「そうなんですよ。簡単なルールだからクリアできるまでやっちゃうんです」

そう言って彼女は笑った。いけね、休憩時間終わっちゃうよー!といった感じ

落ちてくる果物を、同じ種類にぶつければいいのだけれど。

1個の果物だけをどんどん大きくしていくと、今度はメロン同士でぶつけるのに時間がかかる

かといって他の果物を大きくし過ぎると、天井にぶつかってしまう

絶妙な順番で果物が降ってきて、それをテトリスのように配置を考えながら埋めつつ、メロン同士ぶつけられるように大きくしていく…

簡単なんだけど

うまくいかなくて

もう一回!

ってなるやつ。

え、なに?最初っからどんどんぶつけていったほうがいいの?それとも偶発的に落っこちるのも計算しなきゃいけないの?

あとちょっとなのに!

そんなこんなで1時間以上熱中してしまった。育児放棄だろう、これは!

しかし、ゲームといえば一度ハマると戻って来れない人間だということを忘れてしまっていた。

思い返せば、小学校時代。

当時、ウィンドウズ95が売り出されるその日に、父親と一緒に秋葉原に行ってパソコン買いに並んだっけ

その車中、私はずっとゲームをしていた(よくついて行ったよな…)

父が出張先から帰ってきた時に、プレステ2がそこにはあった。

当時流行っていた「鉄拳2」を親指に水膨れができるまでやり込んだ記憶もある

小学校の時に、小さなテトリスも流行った。ゲームボーイは買ってもらえない家だったが、小さなテトリスはお小遣いで買える値段であった

それを夜を徹してやったこともある

中学校の生徒会では、新聞を書く口実にパソコンが置いてあったが、もっぱらマインスイーパーばかりやってた気がする

高校・大学はケータイほとんど触ってないし、ゲームもなかったけども

やっぱスマホはいかんよね。これが学生時代になくて本当に良かった。(絶対勉強できてないわ)

それでも、世のゲーマー様の足元にも及ばないが過集中という状態に入ってしまうようだ。

さて、相当な無駄な時間を費やしたわけだけども。ザッと2〜3時間近くはスイカのゲームに費やしてしまった

そうね、2時間もやればスイカ1個くらいはできるようになるんだけど

スイカが1個できても、次は「スイカ2個」が待っているだけである

全くもって無駄なんだけど、この無駄な時間から少しでも教訓を得ようと思ってブログのネタにしている

そうね。このスイカのゲームとやら。

分析するに簡単そうに見えてなかなかクリアできないところに妙味がある

これは例えば、いつも楽しく話すんだけど、いざ付き合おうと思ってアプローチすると、手に入りそうでなかなか落とせない女子。そんな感じだろうか。追いかけたくなるよね〜

さらにこのゲームの構図は人間関係をも彷彿させる。

例えばそうね、友達作りをする時

1人との関係を一気に深めるのではなく、最初は等距離でいろんな人と仲良くなりながら関係を築いていく

果物を育てるように、同じくらいの関係性で小さなつながりから、深い関係性を築いていくその様子が

まるで果物を小さいさくらんぼから大きなメロンに育てていくこのゲームのようではないか!

そしてね、仲良くなった友達同士をぶつける(いや、ぶつけるって?)

友達同士が仲良くなったらいいのにねーというのはいつも思うことですがね。

さて、一方でこのゲームはスイカが完成したからって終わりなわけじゃないのですよ

次はスイカを2個できるようにやっていくわけさ

これまた、目標達成されても、まだ続いていく人生のようじゃないか。(浅い人生観だな)

そして頑張ったからといって結果が出ると約束されたものではない

ぶっちゃけスイカ2個作ったからってなんなの?みたいなね…

でもまぁ意味のないものに熱中するのが人生

そして人生とは暇つぶしのゲームのようなもの

今日はあんまりにゲームに熱中してしまった罪悪感からか、ぴーすけとたくさん遊びました

ほどほどにせんとなぁ



-くらし

執筆者:

関連記事

年末に向けて料理計画を立てる

そろそろ年末。あっという間だ師走。 というか、昨日はクリスマスである。 なんでこんなせわしないかって、天皇の誕生日がなくなって祝日じゃないからだね、と話していたところ。 たいてい23日にやっちゃうか、 …

今欲しいもの一覧

前に鬱々と書いた記事にあるように、職場復帰を考えると、「やらなきゃいけないこと」に押しつぶされてしまいそうになる。 だから、なるべく気分転換をしよう、と横浜に出かけることを画策した。 しかし、ここ数日 …

ミャンマーのためにできることは何か。とりあえずエコバック

ミャンマーの今を日本から思う 日本人の本当に悲しいところは「忘れっぽいところ」まぁ飽きっぽいともいうがね。 オリンピック一色なので仕方がないこともあるけれど、ちょっと前まで心を痛めていたミャンマーの情 …

ジオーディナリー、ついに皮むけかレチノール反応(1%)

記録として残しておくけども コスパ最高の化粧品、カナダの「ジオーディナリー」 安い上に高濃度、効果も高い。しかしながら一方で高濃度ゆえに肌に合わない人もいる。 だが、肌の強い私にはその心配は杞憂であっ …

美容にどれだけ課金するべきなのかしら

美容。それは必需品ではないが、お金をかけようと思えば青天井になるもの 普段は化粧品など「ちふれ」で十分なのだけど(いや、ちふれ様のコスパは最高 ことに齢40も近づいてくると、お肌の曲がり角を実感する …