子育て

友達の出産祝いにはアンパンマンをあげておけばカタイ(確実)なわけだけど、その後の弊害もある

投稿日:2023年8月18日 更新日:

アンパンマンは、なぜにこんなにも赤子の心を掴んで離さないのだろうか

今日、久しぶりにこっころに行って

むちむちの赤ちゃんたちを堪能したのだが、揃いも揃ってアンパンマンを追いかけていた

かくいうわが家でも、ぴーすけ(次男)は絶賛アンパンマンにハマっているのだ

いにしえからのロングセラーなわけで

もちろん私も小さい頃はアンパンマンにお世話になったから

何も文句はないのだけど

もはや「狂気」とも呼べるその人気具合に「アンパンマンじゃなきゃやだ!」という排他的な性質すら与えるヒーローなのである

アンパンマンそのものは、いたって人畜無害、なんなら自分の顔までよこす自己犠牲の塊なわけだけど

彼を取り巻くファンにかかれば、親の財布などいとも簡単にピンチに追いやることができる

そこかしこのおもちゃにはアンパンマン関連グッズで溢れているし

どこのスーパーにも必ずアンパンマンの顔のついた食品が並んでいる

一緒に買い物に行こうものならば「推し活」よろしくアンパンマンに課金することになるのだ。

さて、我が家の最初のアンパンマンはなんだっけな。

そうそう、アンパンマンメリーだ

7人の孫を持つ叔母からのお祝いで「アンパンマンは絶対みんな好きだから!」という言葉と共にいただいた

確かに、ぴっぴ(長男)はそのメリーに目を奪われ、追いかけているうちに寝落ちするという

素晴らしい逸品であった

けれど、「認知」されてしまったとも言える。「アンパンマン」というキーワードを。

そうして、本来食されるはずのパンに生命が吹き込まれ

うさぎも天丼も共存するワールドへとご招待された。

これがミッキーだったらどうだろうか

同じようにミッキーグッズをもらったら、何でもかんでもミッキーのついたものを所望するのだろうか

わが家では徹底的にディズニーキャラクターを排した結果

ミッキーは千葉在住の「ネズミ」という認識止まりである

ディズニーランドの存在すら知らない(最近ジャンボリーミッキーという曲で踊っているらしいが)

幼稚園時代から年に1回は必ずディズニーランドに行っていた実家とは、大違いの子どもに育ったのだった

(かくいう私はもはやディズニーランドは付き合いでしか行かない)

話を戻そう

そういうわけで、まぁ赤子を喜ばすには手っ取り早く「アンパンマングッズ」を贈れば赤子は喜ぶのだろうが

果たして親はそれで喜ぶのか?

というのがいつも私の悩みどころで

結局定番は、ニューバランスの靴となっている

ファーストシューズは自分たちで買うだろうが

靴ってベビーカーとか抱っこ紐とか、移動中に思いの外なくなるんだよね…

かぶっても2つあれば保育園用とお出かけ用とかもできるし

すぐサイズアウトしちゃうのに高い靴はちょっと勇気いるけど

子どもの足にはいいものをと思ってしまう

そうやって、アンパンマンを買うことをひたすら敬遠していたわがや

母が亡くなってから、叔母(母の姉)の我が家への贈り物がもはや歯止めがつかず

今まで15%くらいだったアンパンマン色が、一気に30%くらいに上がってきた

これに伴い、ぴっぴの自己主張の激しさが加わり

ある日のコーディネート

あるある〜

ユニクロ着てユニクロ行って店員さんまがいのコーディネート

まぁあと2年も続かないと思うけれど

家がアンパンマンで染まる日も近い

ちなみにこういうのもあって

毎日爆走している

これも楽しそうだが、買ってはいけない(笑)

わが家ではアンパンマン好きが一周回って、もはや創作の域に達してしまった

BSのアンパンマンくらぶを録画したり、YouTubeの怪しげなアンパンマン創作チャンネルでは飽きたらず

「ねぇねぇ!アンパンマンのお話しして!」

これが最初はアンパンマンの本を読んで、ということだったのだが

うちの夫が適当に、アンパンマンの登場人物を交えた話を寝る前にしてしまったらば

これが大ヒット。

最初はたぶん穏やかなストーリー展開だったと思うのだけど

お話が終わると「もうおしまい?」という子どもたちの期待値からのガッカリを感じ取った夫は

どんどん話を面白くしてしまったのだった

気になってときどき話を聞きに行くのだけど、

「そこに現れたのは…。なんと…なんと!」と夫が抑揚をつけて話を盛り上げていくと、「きゃーっ!」と嬉しそうな子どもの興奮する声(寝ないやん!)

たっぷり間をあけて

「なんと… … ワシじゃよ!」と、

アンパンチで飛ばされたバイキンマンを、空中でキャッチするのがジャムおじさんという設定がもはやおかしいカオス。

これには私も涙を出して笑った(なんでジャム飛んでるんよ)

わが家では最近「ワシじゃよ」がブームになるくらい、ジャムおじさんの地位は高まっている

そういうわけで、夫が寝かしつけるのが大人気でそれはそれでよかったのだけど

今度は私が寝かしつけるときにも「アンパンマンの話をしてー!」と言うのだ

まぁブログからお察しの通りに、さして文才があるわけではないので

そこは先人たちの知恵を拝借して

設定をいじるしかない

よくあるやつ、男女の中身が入れ替わっちゃった!っていう

「ある日、ジャムおじさんがカレーパンマンの中身とアンパンマンの中身を間違えて作ってしまいました」

「え?じゃあアンパンマンの中にカレーが入っているということ?」とぴっぴ

「そうだよ。だからカレーパンマンの中にはあんこがは入っているんだよ」と私

「アーンパーンチ、しょくパーンチ、ノーズパーンチ、カレーピュー?」とぴーすけ

「そう、カレーパンマンの必殺技カレーピュー!は中から粒あんがブブブブー!!!」

きゃーいやーんと、子どもたちは楽しく聞いてくれた

「アンパンマンの中のカレーはどうなるの?」

「そうだなぁ、カレーパン用のパン生地じゃないから…カレーの汁が漏れてきて、顔が汚れて…耳からカレーの汁が…」

「やだ…怖い!!!」

一気に引かれてしまいました。

ママの考える設定はいちいち怖いんだよ、と夫も思っているでしょう。つい本気で子どもに話をしてしまう私です

ま、アンパンマンから無限の想像力が生まれているわけで

これだけでも十分楽しいわが家なのだけど

やっぱりこの消防車だけは買わないことをオススメします(すっごい気に入っちゃって処分できない)



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