色々と転換期を迎えている我が家。
思わず「アメリカに住みたい」なんて口走ってしまった夫のために、現実的な試算をしている妻(私)
そして、結論としてはこの5年でとにかくないお金をかき集めて増やさにゃいかん、ということを話していた。
めちゃ現実的な私の話と、夢を語った夫。
え、ええ、そんなマジなの??と焦る夫。(たぶん内心)
大真面目に新しい仕事をどうするか、とかどこが治安がいいか、とかリサーチし始めたもんだから、夫もいろいろ考えたのだろう。自らお金に関しての話を教えてくれ、と言い出したのだった。
彼がどれだけ本気か、というと『SBI証券を開設した』と言うのだからまず話をする土台はできたのだろう。
さて、これまで私が「NISA」だ「株」だと騒いでも、少し冷めた目で「また言ってんな」と思っていた夫。ついに手付かずの預金を投資に回す時が来た!お金に働いてもらうのだ。
常々彼にはやってほしいと頼んでいた。
だって私が一生懸命自分のお金をやったところでちっとも増えやしない。「家のお金」を出動させなければね。そしてそのためには夫にも自分ごととして投資に目を向ける「金融リテラシー」の向上が必須なのであった。
割と逆転する夫婦が多いようだが。私はお金大好きなので、お金におおらかな夫の腰の重いことを嘆いていた。
しかし今回彼の夢のためにはお金が必要で、何とかそれを用意しようと奮闘する姿に重い腰を上げたようだった。そうなりゃこっちのもんですよ!
さりとてこの10年、彼の横で見ていて思うのが、ほんっとーにお金に興味がない。いや、なんか買いたいとかたくさんあったらいいなーとかは思っているだろうが、積極的に調べて増やそうとか見たことない。
まぁその分怪しいビジネスに巻き込まれることなく過ごしてこれたわけだけども、そんな彼に今更個別株の見分け方とか1から勉強してもらおうとは微塵も思わない。とにかく資金を投入してくれれば良い。と言う話をした(もうちょっと敬意を持って話したよ)
だので、彼の投資方法はインデックスファンドへの「拡大積み立て」一択!
あとは何も考えずに毎月入金してくれ。
これは私が密かに参考にしているカンチュンドさんの投信ブログに書いてあった
そして、夫に説明しながら、これまでの2年間くらいで自分が学んだことをいかにアウトプットすることで理解が深まるかを実感した。(彼には銀行に預金を置いておいても利子はごくわずかだし、インフレしている今むしろ目減りすることを説いた)
私は銀行に置いておくくらいなら、と始めたつみたてNISAであったが(夫はすでにつみたてNISAとiDeCoはやってる)
それが銀行に置いておくくらいなら→10年国債
銀行に置いておくくらいなら→個別株の配当
とちょこっとずつ金融の仕組みを知るために手を出したいろんな方法。利益と損失でトントンくらいになっているが、自分のお金が変化していくことの面白さにどハマりしている。これはもはや趣味ですな。
でも私がこんなに面白がっている投資も、夫にとっては「勉強しなければならない難しいもの」だ
そういう彼にはインデックスファンドで知らないうちに貯まっている方がストレスフリーだし、実は「ほっとくこと」が1番難しいのだから向いているのだと思う。その分の時間は筋トレにあてるべき。
こうやって人のことには冷静にアドバイスできるのだが、自分に振り返ってみるとこうもいかない。
つみたてNISAは実験的に3つに振ったものの、本当なら1つに絞って入金した方が増え方は大きいはずだし
(e-maxisのオールカントリーにまとめようと思いながらもS &P500の成績が良すぎて手放せない…)
個別株は売らないと決めて買い始めたのに利益が出たからって売っちゃったし
(配当に税金がかかってるし、売ると譲渡益が発生してさらに税金がかかる〜)
雑念を排除できなくて迷いばかりである…
それでも楽しみながら「自分の人生の選択の自由」を確保するためにはお金という安心材料が必要なのだから、自分の頭で考えて、調べて、もがいて、失敗しながら学べたのはよかったかな。夫に熱弁できるくらいには知識も身についたしな。
なによりも、こういう話ができて、なおかつ戦略的に夫婦で資産について考えていけるというのが大きな一歩なんだ、と思った夜なのであった。
夫の親戚に不幸があってバタバタした昨日今日であったが、それで色々考えたのだろうか…。人の死に直面すると見えてくるものもあるしな。