友達が一軒家を建てて、ご招待されたのだけど
共働きにもかかわらず食洗機を入れてないとのことだった。一軒家こそビルドインの食洗機じゃないの?!とビックリした私に対して
「でも今ほとんど使ってないし、手で洗う方が早いんだよねー」
とのことだった。当時は育休中。
1人目を出産して間も無くだったが、仕事に復帰し、その後年子の下の子が生まれると激しく後悔していた。
「夜勤のある夫はそもそも家事をあんまりやらないけど、その分私がやることになるんだよね。三食全部の片付けと食器洗い辛い…」
そう。確かに自分でやった方が早い。そして一回の洗う量はそうでもないのだけど、子どもが増えて、おちおち食器も洗ってられないこともある。シンクに食器がたまると料理へのやる気も削がれる。
新婚当初は、「家事は妻がやるもの」という時代の植え付けもあり、そして小学校の頃から食器洗いは自分の持ち場だったので自然に洗い物をしていた。
しかし、同じだけフルタイムで働いて、料理も作って、食器も洗って、弁当も作ってと全部なんで私がやらなきゃいかんのよという至極当然の疑問に行き当たる。
そこで我が家では、料理を作らなかった方が後片付け(食器洗い)をすることになった。
つまり料理は私が作るので、食器洗いは夫の仕事となる。これはのちにお風呂を最後に入った人が洗う方式と重なる。
夫に任せてみたものの、それまで実家暮らしでお母さんが全ての家事をこなしていた一人っ子だったので二人分の食器を洗うのに40分かかっていた。
もちろん、フライパンや炊飯器の釜も洗ってのことだけど。
私は料理がそんなに得意な方じゃないので、全国の主婦の皆さんが自然にやっている「片付けながら料理する」というのができない。
なので、
男の人がやるように盛大に汚しながら料理が完成するのである。
それを片付けるのは確かに骨が折れるかもしれないな、と思って最初は手伝っていた。
しばらく洗い物が放置されていると気になるし、うっかり風呂に入って忘れてしまったり、食器洗いの前に風呂に入ってしまったら風呂の間にチョチョイと終わらせるのだ。
だがね、これはいかん。
手を出してしまうと、「あ、やってくれんだ」ってなる。そしていつしか自分の持ち場になってしまうのだ。
だから、どんなに気になっても、40分かかって寝る時間が遅くなっても、そこは手を出さない。
だって私は40分かけて料理作ったもの。
そんなふうにやっていたら、夫の方から提案があった。「食洗機を買おう」
と言っても我が家は団地である。置くスペースなんてこんなもん。置けるん?
そんな最中、今は懐かしの天王町イオンの家電売り場で『現品限り』の食洗機の展示品が出ていた。5万ちょっとだ。今はもっと安いんだねー
夫は早速家の採寸をし、「俺が買う!」と導入を即決した。
当時はこんな感じである。
もともと料理好きな方じゃないから、調理台が激狭になってもストレスはなかった。
それに引き換え、夫の食器洗いへのモチベーションアップの恩恵たるや!!
すぐやるし、なんならどうやって入れるか3Dのパズルみたいに工夫してる。
新しいおもちゃを手に入れた子どものようであった。
それからというものの、私も育休中で時間はあるのだけど、節水になるし、冬寒いし、時間も節約だし食洗機を多用している。
そこで気になるんだけど、食洗機用の洗剤ね。
これ、普通の中性洗剤じゃなくて、専用の粉の石鹸入れるんだけどそこに「〇〇日分、増量中!」とか書いてあるわけよ。
で、小さい字で「1週間に5回使用した場合」って書いてあるわけ
1週間に5回しか食洗機って使わないわけ?どういう計算?
1週間て7日でしょ。毎日使ったら7回よね。何かい?土日は使わない計算ってこと?
てかさ、ご飯は一日3回食べるんだから、食洗機だって一日3回使ってもいいと思わない?
あとは手洗いしろってこと?
と、まぁここでもめんどくさい妄想をするわけです。
せっかく時代に乗って文明の利器を使おうとするのに、それを推奨するはずの企業が「手洗い」を推進しているみたいで反発してみた。
もっとガンガン使ってこその食洗機だし、その時間を子どもや自分のことに使ってこその家電でしょうよ。
ちなみに我が家では、朝ごはん食べて昼ごはん食べてまとめて1回食洗機に入れーの、
夕ご飯食べて、夫のお弁当箱を回収してから1回食洗機に入れーの
で、計2回は使いますわよ。夕食の準備の前に食器がシンクにないってのは清々しいよねー
そうすると、食洗機用の洗剤はザクザク減っていくけどね。
3倍の速さで無くなっていきますけどね!もっと洗剤増量してくれませんかね。