昔のとんとんはお座敷だったが
桜丘高校卒なのに、現役当時知らなかったものがある。餃子屋のとんとんだ。
天王町・星川エリアに住んでいるとかなりの確率で「あーとんとん知ってる?」という話になる。
いかんせん保土ヶ谷駅から通学していたので、当時は相鉄沿線は知らない。
というか、相鉄線をバカにしていた。「ドアが閉まる時にベルが鳴らない。だからはさまるっしょ。笑」みたいな。相鉄沿線住民に謝りたい。
なんと住みやすい街なのかと。
そして卒業から十数年が経ち、姉から情報を得て(横浜イチうまいらしいぞ)行ってみることにした。
しかし、とんとんは閉店していた。正しくはリニューアルオープンに向けて改装工事中で、「狭くて古い」とうわさの店内には入れなかったのだ。
それではと新装開店する日を待った。
新しくオープンして数日したある日。そう、あれは雪の降る日であった。
そんなに美味い餃子なら食べに行こうと雪の中空いていることを狙って食べにいった。店の前について驚愕する。
その日の餃子が終了し、6時に閉まっていたのだ。早すぎる。
お昼からやってるから仕方ないが、やるなとんとん。
その日は星川の焼き鳥屋に行ったけどそこもそこで超うまかったのでまぁよし。次回にかけた。
リニューアルオープン後は大人気だった!
教訓を生かし、土曜の昼、割と開店直後に行った。
長蛇の列である。夫と、ぴっぴと、姉、お腹の大きくなってきた私。ぴっぴが待てるか心配であったが、店の周りに白い石が敷き詰められていてそれで遊んでいた。(今はない)
40分ほど並んだだろうか。私たちの順番が呼ばれた。
お子様連れなのもありテーブル席に通されたが、店内はカウンターもありおしゃれな感じであった。
以前の店は小上がりがあってそれが良いと姉は言っていたが、テーブル席も普通によい。
ただ、子ども用のイスはないし、ベビーカーも狭くてとてもじゃないが入らない。
大人の横で座れる年齢じゃないと辛いかな。
この日は餃子5人前にラーメン2つ、チャーシュー丼、ご飯を注文。
餃子は以前持ち帰り用をいただいたことがあったけど、前過ぎて味を忘れていた。運ばれた餃子は野菜たっぷり家庭の味といった感じ。
王将や日高屋の餃子も好きだけど、ぴっぴに食べさせるにはちょっと濃いめでしょっぱいが、ここの餃子は子どもにも罪悪感なく食べさせられる味。ラーメンは昔ながらのあっさり系。
大人はラーメンをかきこみながらぴっぴに餃子を食べさせ、自身も餃子をほうばる戦場であった。
ぴっぴにはプラスチックのお皿と子ども用のスプーンとフォークを用意してくれて、ありがたかった。
私たちが食べている間にも、持ち帰り用の冷凍餃子は飛ぶように売れ、ついに売り切れになっていた。
帰りに買って帰りたかったが残念。でも、ぴっぴも子どもだてらに5つもたいらげ、その美味しさを証明していた。
ただ、やっぱり待つのと子連れには後がつかえてゆっくりできないのもネック。
まぁ我が家みたいに「さ!食べたし帰ろ!」みたいな家ならいいが、子どもは食べるのが遅いしそういうせかせかしたところだと余計にいつもより調子が変わったりするので考えものである。
そうね、来るなら土曜より平日のほうが良さそう。
定休日は水曜日のようなので、売り切れる前の昼がおすすめである。