かーちゃんからまた連絡あり。「二回目の抗がん剤無事終わりました」とのこと。
今後の治療や生活の見通しのために入退院備忘録をつけておこうと思う。
4月27日の13時間に及ぶ手術から1ヶ月。
子宮頸がんの手術だけど、大腸や膀胱に転移しており、急きょ創設された尿路と便のストマの使い方もマスターしきれぬ間に退院を迎える。
5月25日退院。前日には、一回目の抗がん剤治療。TC療法による点滴、まだ副作用などの症状なし。退院当日はぴーすけをつれて手続きへ。
その週末、38度台の発熱。5月31日により入院。
抗がん剤治療のせいではなく、尿路ストマの尿路感染とのちにわかる。
病状が安定した6月13日に退院。妹が一緒に荷物を持ってうちによる。
髪が抜ける前にぴっぴやぴーすけに会いたいとのこと。卵サンド会ひらく。
退院したのもつかの間、また発熱。6月19日から6月22日まで入院。
A棟にストマに詳しい人もおらず、尿路感染とはいえ「感染症」とのことで完全防備の看護師さんに気が滅入る模様。
退院当日うちにより愚痴をきく。
精神的に耐えかねて自ら退院したいと願い出たようだ。驚くも熱も下がり安定してるようなのでひとまずホッ。
訪問看護師も必要ないとのことで、看護師会に連絡。妹もいるのでなるべく本人の意思尊重。
髪の毛もけっこうな量が抜け、これもまた気落ちしていた。次回治療の時、カツラを一緒に見に行く約束。
戻って数日後、6月25日にまたも入院。
妹バイトの間に母姿を消す。自力で連絡してタクシーで向かった様子。
私も乳腺炎で苦しみスルー。自分のことで手一杯なのはお互い様なので、メールがくれば返信返す。
この1ヶ月はこれ以外にも、ぴっぴが額を切って病院にはこばれたり、ぴーすけが頭をぶつけてたんこぶができたり、病院にお世話になることが多かった。
「母のがん」に取り乱し、絶望して手に着かない時期をこえて、長期で無理のないサポート体制へと切り替えた。
まぁまぁ振り回されていますがね。
まさかわたしも30代半ばで母の介護問題に直面するとは思わなかったし(妹は20代だよ?)
まして幼子2人の世話も待っていててんやわんやである。
夫は忙しくワンオペ育児っちゃワンオペ育児だけど、近くに住む姉がコロナで仕事場がなくなりうちの家庭を物理的にも精神的にも支えてくれている。
もちろん、夫は多忙ではあるが、様子を聞いてくれたり話を聞いてくれたり支えてくれる。
ま、姉は母とは最悪の関係で姉にとって「毒親」な母を受け入れるのは難しく、間接的にサポートをしてくれる。
きっと死に目も来ないだろう。それはまぁよい。(いいのか?)
妹がうってかわって家での直接的なサポートをしてくれているが、今入院中の母は二回目の抗がん剤治療をスタート。
一回目にさんざんな目に遭った母は少し入院をのばし、様子をみたいと願い出たようだ。
今日もご飯が食べられないとメールが来た。吐き気やしびれもひどいらしい。
コロナもまだ猛威で、子どもの保育園ではRSウイルスもはやってる中病院にいてくれるのは安心。
正直退院しても苦しむ姿を横で見るほかない。抗がん剤治療は効く確率の方が低いけど、やらなければ悪化するだろう。
だけど過度に期待してもいけない気がする。がんに対する作用と、激しく副作用。どちらをとるのか。
来週には退院するとして、あと4ターンある抗がん剤治療を乗り越えられるのか。
いろんなことを考えられる育休中でよかったと思う反面、ダブル介護ってーのかこの状況。
どこまで希望を聞いて、自分や家族を優先するのかマジでなやーむ。