くらし 母のがん

食卓にプロテインを

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ここ数日のやらかしたーの1つは、やけどである。

夕飯時、ぴーすけをおんぶして味噌汁を作っていてわいた鍋に味噌を溶かしたところで、鍋ごとひっくり返してしまった。

とっさにぴーすけにかからないようによけたのだろうが(そもそもおんぶだったが)太ももにバッシャーンとなり

パニクってジーパンぬいじゃって(本当はそのままの状態でやらにゃいかん)風呂場で水シャワー。結果広い範囲で1度から2度のヤケドをおってしまった。

これはもう、自分でもよくわかっていて、ここのところ母のことで市民病院を行ったり来たり疲れがたまっていたし、調べ物をして寝不足だし、夜泣きで寝不足だし、そもそも注意力散漫やし。

起こるべくして起きた事故なのであった。これは神様が休めと言っている。なにをやっても文句しか言わないかーちゃんは一時置いておき、自分の体と、まわりの家族をきちんと大切にしようとたちかえったのだった。

ほんと、ぴーすけに味噌汁がかかっていたらと思うと今でも泣きそうになる。ヤケドより心が焼き裂かれる思いだ。

しかし自慢の美脚がこのまま、まだらにただれてしまうのも惜しいので、しっかり薬を塗って、よく寝て、栄養のある食事でカバーである。

おかんにも「手術の傷を回復させるのにプロテインを!」と渡したが、結局飲まなかった代物。今度は自分のために飲む。牛乳に溶かして飲むイメージがあったけど、グレープフルーツ味は水に溶けるしスッキリうまい…

ホームベーカリーで作ったヨーグルトに、きな粉、バナナ、ヤクルト、キウイなどいれてブレンダー。ミックスジュースもきな粉パワーで栄養ゲット。

ぴっぴと作ったおはぎにも黒ごまバージョンときな粉バージョンを!

…ただ、手間かかりすぎてませんか?!手負いですよこちとら!

プロテインバーでいいんじゃない?

なんだか自分の考えに凝り固まっていたことに気づく。時間があるからなんでも手作りしなくては、という考えに凝り固まっていた自分。ぴーすけの離乳食や、ぴっぴのおやつ、夕飯のおかず。もちろん作ったほうが安上がりだから作ってたんだけど、いつの間にか手作り神話に自分がハマりこむ。

でも、栄養が取れれば

離乳食はレトルトでオッケーだし、おやつもプロテインバーでオッケーだし、夕飯のおかずはお惣菜のコロッケでいいのだ。誰もそれをダメだなんて言ってないのだ。勝手に忖度していたのだ。

これはここ数日のカーチャンとのやり取りでもあるのだけど、「こんなにいろいろ考えて手を尽くしているのに!」という好意の押し付けなのだろう。カーチャンからは「頼んでない」「勝手に空回りしてるだけじゃん」という言葉。

姉から言われた「こっちが何かをしてもそれを返してくれる人ではないのだから、自分を1番大切にしなければならないし、自分のことを大切にしてくれる人を大切にしなくちゃ」

本当にその通り。

医療ソーシャルワーカーの方も、「言い回しが独特ですね」と気を遣って表現してくれた母の人物評。このタイプの人は、家族からのアドバイスには反発するらしい。ええ、その通り。

だから看護師さんや専門家からの言葉には素直に動くらしい。伝えたいことは訪問看護師さんを通して言う方がいいらしい。なるほど。

話が論点からずれることもしばしばなので、体調に関してなど主旨を掴めない時は訪問看護師さんに直接聞くといい。ふむふむ。

かといって全く放っておくと「連絡もよこさない」となる。だから適度に「体調どう?」など連絡する方がベター。

もう目からウロコってかソーシャルワーカーさんてすごいな!

「次女さんいろいろ調べて動いてくださってるから、連絡した方がいいかなと思ってしました」

散々お願いしても取り次いでもらえなかった医療ソーシャルワーカーの方は、どこまでも神対応な方なのでした。今までやってきたこと、褒められたくてやってきたわけじゃないけど、母のあまりの態度にもう放り投げたくなっていたけど。

まともな大人が登場して、母との適切な距離感を掴めたのでした。

さて、自分を大切にするべく始めたプロテイン生活。1番喜んだのは私が最も大切にしたい家族のひとり、夫なのでした。結果オーライ!



-くらし, 母のがん

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