わが町ほどがや 母のがん

新しくなった横浜市民病院

投稿日:2021年4月8日 更新日:

夜泣きでいったん中断。布団からケータイで頭を整理しつつ書いている。そうそう、かーちゃんがガンなのだ。

日曜日に、ふらっとうちにやってきて「りんごが二個あったから食べるかなって」

いらねーよ!しかもちょっと痛んできてるし!でもなんかあるなと思ってお茶したらガンだと知ったのだ。

青天の霹靂。

いや、前から腫瘍だガンだと大騒ぎしていたから今はけっこう冷静で、かえってそれが現実味なくて、昨日新しくなった横浜市民病院に行ってきて初めて実感した。

ぴっぴは保育園で、ぴーすけは姉ちゃんに預けて妹と3人で行ってきた。

ちなみに姉ちゃんとかーちゃんは絶縁気味。妹はオカンと一緒に住んでて前の検査にもついていったのに、こっそりメールで知らせたりしない気のきかないやつ。

ま、かーちゃんの意思を尊重したのだろう。

とにかく横浜市民病院でおちあって、一緒に話を聞いた。

妹のがちゃんとわかってて、どうやら子宮けいがんと子宮体がんの微妙な位置らしくて、どっちが出発点かわからないらしい。

特殊なケースかもしれなくて、今回のカンファレンスで詳しい所見と手術を決めると聞いた。

しかし実際は、結局どちらか開けてみないとわからないし、さらにこのガンは直腸のほうからきてるかもしれないと知らされる。

MRIの輪切り映像を見て「ほら、ここに白い線があるでしょう」と教えてもらった。

偉い先生のわりにまったくえらぶってなくて、わかりやすく、親しみやすい説明であった。

結果、婦人科と消化器内科の2つのチームで手術らしい。

日程をすりあわせて、手術日を一週間遅らせるのだ。

うぉーマジかーーと内心思いつつ。そんなことはおくびにも出さず。

肝心の母は妙に納得していて「やっぱり、だから先生最近便が…」とうんこの話をし始めたのだった。

3か月後にはこの世にいないかもなんて弱気なことを言っていたのが、おしりの痛みの原因を知り、人工肛門(ストーマ)になる可能性を聞きながらも、意外に前向きであった。

なにより強いのは、バスできた妹はバスで帰り、電動チャリで来たわたしもぴっぴを迎えに帰り、かーちゃんはバイクでテニスをしに行ったのであった。

新しい市民病院を探検する間もなく昨日は帰ったが今日もまた来ることになった。



-わが町ほどがや, 母のがん

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

三姉妹でお見舞い

毎週、週末に行っていた母のお見舞い。 久しぶりのお見舞い 段々とモルヒネの量が多くなってきた。1日に10回とかフラッシュをすると、痛みは和らぐが起きていられる時間が短くなってきた。 思えば「余命1、2 …

横浜高島屋の資生堂パーラーで栗づくし

緊急事態宣言が明け、やっとこ友達の出産祝いを買いに行った。 我がホーム高島屋。何を隠そう、学生時代から高島屋でバイトをしていたのだ。毎度買い物できるほどお金があるわけではないが、店内は熟知している。w …

保土ヶ谷駅1分、北欧カフェ「キートス」

何十年も変わらない保土ヶ谷駅にあんまり期待もしていなかったんだけど 何やら東口に新しい建物ができると聞いて胸が高鳴ったのを覚えている しかしまぁ、高齢者施設と聞いて あ、そっかー必要だもんねーと がっ …

訪問看護師さん、ヘルパーさんが支える1日

ハイテンションな1日目、なかなか寝付けなかった母。次の日から、ルーティーンがなんとなくできていく。 まず、朝9時にヘルパーさんが来て体を拭いてくれたりオムツを替えてくれたり、話し相手をしてくれたり。腎 …

星川駅に新しいパン屋バニヤンブランチ

さて、いくつかおいしいお店を紹介してきたわが町ほどがやシリーズ タニヤ食堂の海鮮丼 in洪福寺 モンテファーレのクリスマスバイキング2020 Kotiに行ってきた 姉がインスタグラムで、星川駅に塩パン …