くらし

それぞれの成長

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最近、保育園しぶりがなくなったなーとふと感じる次男ぴーすけ。

どうやら保育園が楽しいらしい。4月の入園当初は、毎日のように泣いていたのが嘘のようだ。

こうやって、いつの間にか悩まされていたことも、ふと「無くなって」初めて気づく。

そういえば、言葉の数もいつの間にか増えた。毎日、保育園であったことを先生がアプリで記入してくれる。

それを夫婦で眺めながらほっこりする。幸せであるよ

そして、今日どんなことがあったのかを夕飯の時に答え合わせをするように、ぴーすけに尋ねる。

楽しそうに、今日あったことを話してくれる。これも成長であるよ

さて、ここ数日ちょっとワタクシ体調が悪かったのだけど

ぴーすけが、今朝起きた瞬間に「ママ、お腹痛いの大丈夫?」と聞いてくれた

そして保育園のお迎えでパパと一緒に帰ってきた時に、ただいまの前に「ママ、お腹痛いの大丈夫?」と聞いてくれた

なんだか、3歳児にこんなに心配されるだなんて。あの全然しゃべれなかったぴーすけが…と

自分の体調よりもぴーすけの成長にちょっと感動したりして(歳とると感慨深くなるのかしら)

嬉しい反面さ、ちょっと寂しいよね。できることが増えるのは嬉しいんだけど、もっとゆっくり大きくなって欲しい!と思ってしまう親のエゴ

一方で、どんどんお兄さんになっていくのが長男ぴっぴである。

来年はいよいよ小学校一年生で、こちらはぴーすけへの気持ちと反対に、不安や焦りでいっぱいになってしまう。

いろんなことが初めてで、それは本人も親も一緒で。

いや、私たちは一度自分で経験してきているはずなのに、欲目なのかうまくいってほしいと先回りしたくなる。

小1の壁に、不安半分楽しみ半分。やってみて、自分なりに壁にぶち当たったら乗り越えていけばいいと

頭ではわかっているのだけど、ついつい口出ししたくなる。

小学校までにやらなきゃいけないこととか、やれてないとダメじゃない?とかこんなんで大丈夫なんか?!とか

そうすると見逃してしまいがちな本人の成長。

そうね、たとえば今まで「ぴっぴが1番!」と、何をやるにも1番じゃなければ気が済まなかったのが

「最後でいいんだ、最後にはいいことあるし」と、弟に譲れるようになったこととか

気に食わないことがあると「ごめんねって言って!!」と怒って泣いてたこととか

これはめっきり言わなくなりましたね。最近は「えらいねって言って」にシフトしてるだけか?w

あ、今日は保育園から帰ってくるなり

「ねぇ!ママ聞いて。ぴっぴ、なんと、きのこを食べました!それでね、きのこ美味しい、もっと食べたいってなったんだよ」と目を輝かせながら報告してきました。

うちの子、きのこ嫌いなんですよ。そして我が家の方針としては、嫌いなものは無理に食べないでいいよと

それが保育園で食べたと言うのだから驚きであるよ。

よく聞くと、なめ茸だってね。うん、あれは最強のやつよ、ご飯のおともに。

「だからママ、今度家でもあれ作って!」と、キラキラした目で言われたらさ、なめ茸買いに行きますよ。

そんなぴっぴの膝を見ると、ズボンの膝がもうスケスケで、今にも穴が開きそうなのです

「あれ、もうこんなに擦り切れちゃってんだ。買い替えなきゃね」

「まだ履けるよ、穴空いてないもん」

なんて、どこの貧乏な子の会話なんだ、と思いながら初めての子にしてはお下がりばっかり着せているわね、と気づく。

そして、家にある服の半分くらいは、私の母が生きていた時に「ブックオフ」で調達してきた、誰かのお下がりなのだ

そのお下がりもそろそろもうストックも尽きようとしている。

先日は、足のサイズが急激に大きくなったぴーすけの靴を処分した。

母が生前ぴーすけの誕生日にと、病床からおばに頼んで買ってきてもらった思い出の靴であった

ぴーすけはとても気に入っていたけど、もう小さくて履けなかった

物より思い出とはいうけれど、そうやって母のことを思い出す品物がなくなっていくたびに

少し寂しい気持ちになっていった。

あと、我が家に残っている母からのプレゼントはシルバニアファミリーだろうか

それだって、ぴっぴとぴーすけが大きくなれば確実に遊ばなくなるし、いずれ処分するだろう

それは仕方のないことなんだけどね。きっと生きてたら難なく捨ててただろうし

そんなことを思っていた先日の朝。

お誕生日に義母が持ってきてくれたイチゴを、朝ごはんにいただくことにした

大きなイチゴを口に運ぶ時、ぴっぴが

「イチゴってね食べる時葉っぱのついている方から食べると、最後に甘いところが食べれて美味しいんだよ。テニスのばあばが言ってた」と言いながら

ヘタをとって、白くなっているところから美味しそうに食べている姿を見て

そんなことそういえば言ってたね、と笑った

生きてた時は、そんなアドバイスもそんなこと言ってたな、くらいで済ませていたけど

亡くなって初めて気づく思い出もあるもんだ

ぴっぴの中のばあばの思い出は、「テレビは相棒しか見せてくれない←自分の見たいテレビ番組しか見せてくれない」「プリンのカラメルのところを混ぜちゃう←カラメルのところ苦くて嫌いなのにこの方が美味しいよ!って勝手に混ぜちゃう」

あんまり優しくないばあばなのだけど

イチゴを食べるぴっぴを見るたびに私はきっと母のことを思い出すんだろうなぁって

ちょっと、物に固執しなくてもいいんじゃないかと思い直した

きっと今は目の前にあるモノがなくなると寂しくなるけど

こういう思い出とか、一緒に行った場所とか、そういうところにきっと存在を思い出すから

それくらいのほんのりしたもので十分なのではないかと、私自身もちょっと前を向きつつ思うようになった

そんな今日この頃。やっと母が亡くなって1年。いろいろあったけど私も成長したなー



-くらし

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