先日、仕事の上司と一日ご一緒する時があって
「雑談力」というのでしょうか。仕事以外の話で大いに盛り上がりました。
というのも、その上司が年のころ私の母と同じくらいで親近感が湧くのと
その上司の親御さんが介護ということで共通の話題があったのでした
最初は昔の流行りなど話してくれていた上司ですけれども
そのうち話題は介護のことに。
まぁ、それぞれ違った大変さがあるのだと思うのだけど
どうやら認知症らしく、意思の疎通ができないようで
いろんな手続きに苦労しているらしい
我が家の母は、幸いにもがんの最後もせん妄などもなく、穏やかな最後だったとは思うけど
意思の疎通ができなくなってから、確かにいろんなことをやらなくてはならないと思うと大変だなぁと
人ごとのように思うのであった
また一方で、わが家は財産もなかったのでいろいろ姉妹で揉めることがなかったこともよかったなぁと思う1つで
そのことを上司にしゃべると
「それについてはもっと早く親と話しあっとけばよかったなぁと思うんだよなー」と
なるほど認知症になった後ではいろんなことがいろいろ大変だろうなぁと
お金関係の整理は、ただでさえ大変な介護に「利害」というややこしい問題を持ち込むことになるんだなぁと実感。
そしてその方、法律関係の知識が豊富で、また弁護士さんのお知り合いも多いとのことで
「俺は、だから自分のことについてはもう弁護士に頼んで決めてもらってあるんだ」
とのことであった。
まだまだ元気な60歳なのに!と思いつつ
いろいろな経験から、子どもに迷惑かけまいとする姿勢がかっこいいなあと思うのだった
うちの母と比べてしまうと、いつまでも「大丈夫だから」「先のことを話すと縁起が悪い」と掛け合ってくれなかった
子どもの方から持ちかける話ではないないと思うけれど、ギリギリ死の床に伏せってからの話だといよいよ縁起が悪い
元気なうちに整理しておいてくれたらよかったのに…
でも、こんなふうに「子どもに迷惑かけまい」と早いうちに準備をしてくれる親がどれだけいるのだろうか
いざという時に子どもをアテにしている親の多いこと…
最後までやりたい放題だったね、と三姉妹で母を振り返ると出る話題である
話は戻って上司はなぜに弁護士にちゃんと相談したのかというと
「うちは子ども2人で、残すのが家だからもめるだろう。相続税も10ヶ月以内に払わなきゃだし」
そ、そうなんだ…(相続税を払ったことがないからわからん!)
じゃあ家を売って、それを半分こしようとなったら
家売れなかったらピンチじゃない?!
相続が発生することも大変なんだなぁと、改めて法律の知識がしっかりあることで考えられることがあるんだなと思った次第
ま、我が家はお金はないので関係ないけどもね
ヘラヘラ笑って話を聞いてたら
「お前、そんなふうに言うけどな殺人事件の多くは、男女のもつれ、金、親族なんだぞ」
「金と親戚が絡む相続なんて、ちゃんとしとかないとダメだろう」
と、一喝されました。
まだまだ先すぎて想像できないけど、お互い支えあてほしいとぴっぴとぴーすけには思っていたのに
親の財産をめぐって骨肉の争いになるとしたら恐ろしすぎる…
そうね、ちゃんと自分たちのことは自分たちで整理して
子ども同士が争わないようによくよく言って聞かせるようにしますわ