子育て

商売のジレンマ

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ぴっぴは毎朝保育園に行く前YouTubeを見るのだけど、めずらしくおもちゃで遊んでいた

磁石のおもちゃで、いろんな形を作れるのだが今日は「お店屋さんごっこ」らしい。

これね。保育士の友達にこの前いただいてよかったので私も出産祝いはこういうのにしようかな〜

「いらっしゃいませーいらっしゃいませー三角の磁石と四角の磁石がありまーす」

と、いろんな形の磁石を売るお店のようだ。

ほう、これは商売の話をするいいチャンスだな、と思ってぴっぴに提案した。

「この四角の磁石で箱の形を作ってくれたら、たくさんお金を出しまーす」

要するに、材料ではなく「加工品」にして売ることで付加価値をつけようということだ。

「ぴっぴ、ただ四角の形の磁石を売るよりも、何かおうちの形にして売ると高く売れるんだよ。」

「高くってなに?」

「たくさんお金がもらえるってこと。だから四角い箱にして売ってください」

すると、ぴっぴは

「えーやだ、ぴっぴこれから電車作るからー」

にべもなく振られてしまった。客のニーズと生産者の作りたいものが違うことはしばしばある。ぴっぴは商機を逃してしまったのである。

まぁそんなこと5歳の子に話してもね、と欲を出した自分に反省し、それぞれ作りたいものを作って遊んでいる。

すると、ぴっぴが

「できたー!電車買ってくださーい」

おお!この電車はすごいじゃないか!!

全然買うつもりなかったのに、買わされてしまった。こう言う経験もまた買い物をしているとよくある。

「いくらですかー?」

「2017円でーす。」

お金を払って品物を頂戴した。かなり芸術的センスのある作品。作りたいものを作ってたら買ってくれる人が現れたりするのだね。

そう思って飾ろうとすると、ぴーすけがやってきてものの見事に破壊していった。私の2017円はわずか7秒の所有であった。

ぴっぴが怒るかしら、と思ってみると

「ママー『形あるものはいつか壊れる』だよー」

確かに、それは我が家の合言葉になってるけど、これほど的確に使う場所を当ててくるとは。

いつもは壊されたと告げ口して涙を流していたぴっぴも成長したのだな。



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