母のがん

3回目の抗がん剤治療

投稿日:2021年8月14日 更新日:

だいぶ先が読めるようになってきた母のガン治療。

相変わらずステージ3と4のはざまにはいるものの、本人も前ほどの混乱もなく、われわれもルーティーン化しているように思う。

日頃の世話は同居している妹に、市民病院に付き添うときや入退院時は私が、その際の子どもの世話は姉がとなんとかバランスをとっている。

それでも妹の負担は大きいが、妹が母との相性が1番いいのも事実なので、お願いしてしまっているところもある。

先日、3回目の抗がん剤治療が始まった。手のしびれにストマ交換が難しくなり、回数を重ねるごとに免疫も体へのダメージも重く計画的に入院を長くしてもらっていた。

しかし、意外にも本人は元気。

いわく、「3回目ともなれば予想がつく」とのことで、だいたいこれくらいから食べられなくなるなーとか、逆に何日目までは元気だとか

夏休みで夫がいるので、子どもを預けて様子を見に行った。

コロナ禍で面会はできないのだが、市民病院に併設されているカフェに患者も降りてこれるのだな。盲点であったが、人のいない朝7時半にモーニングを一緒に食べた。

ストマになっても基本的に何を食べてもいい。ただ抗がん剤治療の影響で気持ち悪くなって食欲は落ちる。

だから食べれるものを食べられるだけ、が基本である。

モーニングを食べたら病院のご飯が食べられないだろうに、それでも誰かと食べる方が良く食べられるのだという。

久しぶりの近況報告と昔話と今後の治療話と、話ができると食欲も増すよう。食後にローソンへ。ここでは生活用品一式が揃う。そしてカツラも売っている。

もう、髪の毛はごっそりなくなって落武者のような母。今回手ぬぐいを持ってきてと頼まれていた。

剣道の面下の付け方を教えてくれと、鬱陶しいのだそう。教えたけど難しいのよね。

外に出かけることもあまりないだろうけど、いざというとき帽子だけでは心許ない。

試供品があって、つけ心地を試していた。ガン患者のカツラ、1万円ほど助成金が出るようだ。退院の日に買ったらしい。

本来長めの入院を予定していたが、コロナの影響で早めに退院となった。

今回は前より顔色もいいので安心していたが、今日また再入院。熱が出たらしい。熱が出るたびにコロナかとドキドキするが、とりあえず違くてほっとした。毎度妹がバイト返上してつきそってくれた。ありがたい限りだ。

17日に予定していたコロナワクチンの接種も難しそう。

なかなかうまいこといかないもんだなぁ。



-母のがん

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

がんサバイバーをさがす

前回の大腸内視鏡検査でも、結局がんのおおもとは見つけられなかった。もはやどこから転移してきたのかわからず、PET-CT検査を受けた母。 放射線を浴びるので、妊婦や乳幼児との接触は10時間禁止というから …

緩和ケアへ再入院

約2週間にわたって続いた一時退院も終了。4日に緩和ケア病棟へ再入院が決まった。 私の仕事は1日から始まっているが、あいさつだけして帰宅。休みをもらった。 緩和ケアへの再入院は、ベッドの空きとの関係でど …

納骨を済ませてきました

思えば、母のことについてどこがお終いなのかしらと 一区切りはどこかと考えていたら、やはりお墓に入るところまでなんだろうなと考えていた お葬式を終えて わが家は三姉妹で、もれなく嫁に行くとしたら墓守がい …

母が共にいる生活。在宅介護スタートだぜ!

あっという間に1日が終わったなー。貴重な体験となった1日(前日から)を記録しておこう。 まず、退院前日。酸素に続いて介護用ベッドが納品された。思いのほかでかい。 ケアマネさんが訪れ、うちあわせをした後 …

子どもたち2人の異変

とりあえず妹と家に帰った。自転車を引いて歩いて。 妹に泊まっていけばと言ったが、家をそのままできてしまったので帰るという。しかし心配なので姉が一緒に帰ることになった。実家には死んでも帰りたくない姉だが …