子育て

こぐま社から誕生日カードが届きました

投稿日:2021年6月19日 更新日:

姉がぴっぴにこぐま社の絵本を買ってくれまして

相当お気に入りになった。

「さよならさんかくまたきてしかく」ぴっぴが読むと、「さよならさんかくまたきてね、しかく」というなんとも可愛い感じになるのだけど、こちらの絵本嬉しい特典があったのだ。

それが、専用の応募ハガキで子どもの誕生日を記すと、誕生日の数日前に誕生日カードが届くというもの。

このご時世、そんな手間暇かかるものを…。ほんまに来るんかいなと思ってたら、キター

てっきり、いつもバースデーカードを送ってくれるばあばかと思った。

なんせ、宛名が全部ひらがなで来るんですもの。手書きなんですもの。嬉しいじゃあありませんか。この、なんでもパソコンでチョチョイとできてしまう世の中で。

それも結構きれいな、丁寧な字なの。そこでちょっと妄想してしまう私。

ーーここはこぐま社。新人として入社した私の仕事は、絵本を買ってくれた人が送ってくる誕生日カードの依頼に対して、宛名を書く仕事。

正直、そんなのパソコンでいいじゃん、めんどくさ!って思ってた。今日も誰かも知らない子どもへせっせと手書きで宛名を書いている。

手が疲れるし、最近は変な名前をつける親もいて正直書損じも出てる。こんなの書いて売り上げにつながるのかな。もっといい企画ないのかしら。

でも、入社うん10年のベテラン社員の谷さんが言ってた、「この手紙を毎年楽しみにしている子どももいるんだよ。そして、その子ども大きくなってまた自分の子どもにこの絵本を買ってやるんだ。

売り上げにはあまり貢献しないかもしれない。でも俺たちが売っているのはただの絵本じゃないんだ。夢なんだよ」

そう、私もかつて親にこぐま社の本を買ってもらった1人だった。

毎年届く手紙にワクワクしたし、一体誰が送ってくるんだろうと想像していたから、この手紙が「出版社」からだと知って正直がっくりきた。

だけど、社会人になって利益とかコスパとか考えるようになってこの手紙の存在の価値を改めて実感している。

売上だけ考えたら成立しない。もしかしたら夢やロマンなんだろう。

ただ、こうやって腱鞘炎になりながら書いてる新人がいるってこと誰かわかって〜!

みたいなね。ご苦労様です。

本当に、親からすると「誰でもない誰か」から手紙が来る、しかも誕生日あたりにって素敵だなぁと思います。

子どもはね、祝ってもらうの当たり前だと思ってますけど、たかが数百円の本を買って、手紙を送ってきてくれるっていうのはもはやサービスの域を超えているんじゃないかしらね。面白い。



-子育て

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

褒める電話をかけよう。褒める手紙を書こう

先日、お昼寝から起きてきたぴっぴとぴーすけのリクエストに応えるべく、夕方の公園に繰り出した。 遅めのお昼寝だったので夜寝ないとやだなーなんて。お外で遊ぶのもだんだんと寒くなるしね、今のうちだ 夫とボー …

2歳の子どもは鼻に入れる

家にいると本当に遊びのバリエーションの少なさに嘆く。 今でこそ保育園に通って日中は体を動かして遊んでいるけれど、ぴっぴ(長男)が2歳だったころ、晴れの日は公園に行くとして、雨の日は大変であった。 結果 …

ぴーすけ1歳11ヶ月

そろそろ初夏というか梅雨入り。ジメジメしたり暑くて不快度指数も上がってくる。 ぴーすけ1歳10ヶ月 うちの坊ちゃんは、もうすぐ2歳というところでこの湿気が嫌なのか、そもそもイヤイヤ期なのか見分けがつか …

ぴーすけ1歳7ヶ月

一歳半健診も終わって、ようやく落ち着いたぴーすけ。 怒涛の一歳半健診ぴーすけの乱 このところの彼のミッションとしては「断乳」だろう。兄のぴっぴ(4歳)も1歳5ヶ月で断乳していたことから、それくらいだな …

友達がたくさんできた後のこと

昨日はぴっぴを保育園に送った後、銀行の記帳祭りをしてから川辺公園へ。 イチョウの木が葉を落として、一面黄色い絨毯に。 なかなかの名所となっておりました。 ぴーすけは急にいろいろできるようになってしまい …