歳をとるのは嫌なものだけど、人の誕生日は思いっきり祝いたい派である。
特にうちの旦那様はあんまり盛大に誕生日パーティーをやってこなかったらしいので、毎度張り切って祝う。
この日は平日に久々の外出。「パフェを食べにいこう」
水信の馬車道のお店はオープンしたてで盛況らしい。
しかしコレットマーレの2階、小脇にひっそりと佇むこちらは姉曰く「平日はガラガラ」らしい。
平日の3時頃、ぴっぴを保育園でひろってバスに乗り込む。
滅多に乗らないバスにルンルン。もはやパパより楽しむぴっぴ。
現地で仕事終わりのパパと合流し、お店に行くと少し店の外に人が並んでいた。それもそのはず、店内めちゃくちゃ狭い!
アイスクリームのスタンドショップを思わせる店内は、4テーブル。4組入ればいっぱいなのだ。
それゆえに回転も早く、並んだ割に早く入れた。(外のお客さんの目が気になるのか)
そういえばこの日は開港記念日。市内の市立学校はお休みか。カップルと、小さな子連れと鮮やかなフルーツパフェがなんとも楽しげである。
最初、「水信」を「すいしん」と読んでしまった。
「ミズノブ」は横浜の老舗らしいがさて知らぬ。ハマっ子などそんなもんである。
フルーツパーラーといえば断然タカノフルーツパーラーの方が馴染み深い。
が、高島屋のあの店はこんなもんじゃない行列。
小さい店舗、メニューも絞ってあって定番のフルーツパフェと季節のパフェ、フルーツサンドにプリンアラモード。
そこはやっぱり季節のパフェでしょう。
てっきり旦那もさくらんぼにすると思ったら「違うのがいい」と、チョコのパフェ。
ぴっぴはまさかのマンゴー。ぴっぴの残りを食べようと思ってたから誤算。
マンゴーはそんな好きじゃないんだけどなーー
まぁところがどっこい!このマンゴーのうまいことうまいこと。
ぴっぴに食べたいだけ食べていいよー残りを食べるよなんて言ってたのに、横から奪うように食べちまったい。
素材の味、さすが高級果物屋。
でもでも、特に中に入っていたチーズケーキみたいなのが美味かった。
姉にもさくらんぼのパフェを一口もらったけれども、紅茶のアイスが入っていてうまーし!
もちろんさくらんぼの実は絶品。
ぴーすけの口にもりんごやらさくらんぼやら放り込み、なんとかご機嫌キープしながら、並んだ時間より遥かに短い滞在時間で撤退。いやー満足満足。
以前雨の日に、一個上の階のホテルのアフタヌーンティーにお邪魔した。
小さい子がいるならそっちの方がゆっくりできたけれど、サッとパッと美味いもの食べて撤収というのは、逆に小さい子がいるうちでは大事なスキルかもしれない。
あんなに高かったのにもう帰るのかー!とかウンチ出てやむなく撤収とか、機嫌悪いとか。
そういう意味ではこのフランクさが良い。
さて、お誕生日当本人の夫は
「小さい頃、パフェって食べさせてもらえなかったからなー」と言う。
一人っ子のボンボンのくせに何を言うのかと思いきや、「ご飯食べれなくなるからって」
たしかに小さな子が全部食べたら夕飯など入るまい。
それでも目の前にでかいパフェが出てきて目を輝かせるのってある一定のお年頃までじゃない?
ちなみにぴっぴは半分以上食べて夕飯も食べましたが(笑)
「あんたそんなでかい体して、未だに夕飯が入らないと思ってたの?」
「いやー大人になったらパフェを食う機会なんかなくてさ。」
「お腹いっぱいになった?夕飯いらない?」
「いや、あの量ちょうどよかった。なんかしょっぱいもの食べたいなー」
恐るべし旦那の胃袋。
ちなみに帰りはおもい思いの食べたいものをテイクアウトしましたとさ。おしまい