市民病院の入院手続き | yuranotoblog

母のがん

市民病院の入院手続き

投稿日:2021年4月27日 更新日:

よく晴れた天気。絶好の入院日和である。

なんて、かーちゃんに言ったら「そのおかげでぴーすけに会えたしね」とちょっと殊勝な感じであった。11時、入院受付のため市民病院に集合。本当は赤子がいるし、妹が行くはずだったけど、天気がいいのでぴーすけに会わせに行ってきた。ここ数日のぴーすけの癒しの効果は絶大である。母の不安を目先から外してくれる。

11番で入院受付をし、母はPCR検査へ。ここでコロナに感染していると入院できないらしい。

我々は待ちながら、今後の流れを確認した。きっと赤子がいるので上の入院病棟には入れないだろう。そうすると手術の説明は母と妹が聞いてくる。10歳下の妹には荷が重いかと思ったが、今回の件で妹は格段にしっかりしてきている。

私たちは仕方なく外で待機。1時間ほどは待つことを覚悟し、別れた。それにしても大荷物である。コロナの影響で付き添いも面会も難しいので、ありったけの荷物を持ってきた感じ。それでもスーツケースできた人よりは少ないが、いかんせんまだどれくらい入院するかも知らない。

検査の終わった母と妹は上に上がり、病棟の待合室で妹は待機、母は病室でPCR検査の結果が出るまで荷解きはせずに待っているようだ。私とぴーすけは外の芝生でゴロゴロしながら待っていた。こんなことがなければ絶好のピクニック日和である。きっと母も入院がなければテニスをしていたであろう。そんなことを思いながら、市民病院のローソンで買ったパンを食べていた。

しかし、1時間待っても一向に連絡は来ず、2時間待ってもまだ説明はなされないようだった。その間に母はレントゲンを撮り、PCR検査の結果はめでたく陰性で、荷解きをしたり自分のベッド周りを整理していた。妹は相変わらず空腹で耐えている。執刀してくれる先生が外来対応で忙しいらしい。外で呑気に遊んでいる私はいいとして妹は不憫であった。

赤子がいなければ私が代わっただろう。でも妹にぴーすけの相手を頼む方が大変である。まして外。すると電話が。

どうやら、外来が忙しいので、一階の外来で手術の説明を聞けることになった。ということは私も聞けるね!急いで芝生を後にし、また熱を測って消毒して一階へ。執刀してくれる先生は私と同じくらいかなー、見た感じいい人そうな方であった。

頭のいい人の特徴というか、話がわかりやすい。難しい話を簡単にしてくれたので、私でも今回の手術がちょっと難しいことがわかった。とにかく子宮を全部取るし、他の臓器を傷つけないように剥がすし、くっついてる血管やら神経を離すわけだ。子宮そのものも血管が多いし、血流も多い。さらに大腸の中にはがんはなさそうだったが、外側に白い影があるから転移の可能性もまだある。その場合には大腸の切除とストーマ(人工肛門)の手術もやるのだ。

最初はちょっと取るくらい、のイメージだったけどみるみる母の顔色は青ざめていってた。私も思ったより大仰な手術になりそうで母の元気な姿とギャップを覚える。早ければ7時間、大腸までいってれば9時間かかる。

手術の当日は何かあった時の対応で、私が行くことになっていたが3〜4時間くらいかなと思っていたから、予想外の長さに面食らってしまった。それは母も一緒だろう。でも、ここで動揺してはいけない。

「かーちゃんは寝てるだけだから。私たちは交代でスタンバイするよ」

なんて声をかけた。そうだね、と答える母。でももうまな板の上の鯉です。信じるしかないです。いつの間にかぴーすけは寝てしまい、ちょっと降りてきた母もまた入院病棟に上がっていった。妹と遅めのランチを食べて、歩いて家まで帰る。

7時間かー

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