毎年花粉症の時期になると、まわりが「今日はすごい飛んでる」というのを聞いて、なんか目がかゆくなる。
完全に病は気からタイプなんだけど、昨年は妊婦だったので薬を飲んでいいものか悩み、耳鼻科を受診。ネプライザーという、煙を鼻から吸って口から出す機械をあて、普段やらない動きに危うく窒息しかけた。基本泳げないからね、息継ぎだって苦手なんすよ。
鼻洗浄に近いスッキリ感と、薬をもらった安心感。結局気のせいの花粉症はこれにて意識とおのき、大して飲まずに花粉症シーズンは終わってしまった。
だがここにきてカユイ。喉がイガイガする。目がシパシパする。
これは花粉症なんでないの?
薬箱をひっくり返して、なんかあったよなー漢方が!と探す。えっと名前は何だっけ?ほら、最後に「湯」の字がつくやつだよー
そう!これだ!「小青竜湯ショウセイリュウトウ」
結局飲まなかったのでたくさん残ってたんだったなぁ。そして、この「花粉症かも」くらいの程度には漢方薬のゆるーい効き具合がちょうどいい。こちらは妊婦でも飲めるし、授乳中も大丈夫だった。
さらにアラミストという鼻に突っ込むバージョンの薬も発見。鬼に金棒である。
さて、このコロナ禍であんまり病院に行きたくない身としては大変助かった漢方薬。でも、妊娠中・授乳中に最も役立った薬でわたしが1番信頼していたのは、ダントツで葛根湯である。
葛根湯は妊婦、授乳中どちらでも飲めるから風邪薬として「あ、ヤベェ悪寒がする」と思った早目に飲んでいた。市販の風邪薬はやはり危険。その点安心であった。そして何よりぴっぴの時、おっぱいが張りまくってあわや乳腺炎かと思われたその時、葛根湯を飲んでだいぶ落ち着いた。(おっぱいマッサージも行ったけど)
だから、この葛根湯というのは常備しておきたい。わたしはぴーすけを出産し、退院するときに助産師さんと面談するのだけど「葛根湯とロキソニンをたくさんください!!」と言ったのであった。医師にも念を押しておいた。
ぴっぴ出産の時、過去に喘息があったことでロキソニンが処方されずにカロナールが処方された。これが効きが弱い。こちとらお股切って縫ってるんやで!ちゃんと効いてくれよ、と半泣きであった。
しかし、薬を途中で変更するのもなかなか大変なようで。他のママンはガンガンロキソニン飲んでるのだからいいではないか!と恨めしかった。退院した後もしばらくお股が痛くて(退院時に糸を切ってもらった。溶けるからほっておいていいのに釣っちゃって痛かったのだ)自分が30週まで通っていた婦人科に異常がないか診てもらいロキソニンを処方してもらったのだった。ちなみに痔にもなったよ。
だから、薬局で買うより病院で処方してもらったほうが安いし、確定申告で医療控除になるから退院するときに「葛根湯」と「ロキソニン」をたくさんもらっておくことが大切である。風邪薬飲めないから!
さて葛根湯愛についてはこの辺にしておいて、先程の小青竜湯であるが、ふと薬箱を見ると同じように漢方でパンパンの薬袋があった。中身は同じ小青竜湯。
夫もわたしと同じように、何となく花粉症で薬をもらい、さほど悪化せずシーズンを乗り切ったようだった。うーん、似たもの夫婦。