子育て

息子の頭をバリカンで刈る

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ぴっぴ(長男)が1歳を過ぎた頃、髪が伸び過ぎて落ち武者のようになった。前からちょいちょいハサミで切っていたのだけれど、流石に追いつかなくなっていった。加えてハサミで切るときのジョキンという音が嫌みたいで危うく耳を切りそうになってしまった。

どうしたら髪を切らせてくれるのか…。テレビを見せながらやお風呂の前にチョチョイとやってみたもののしっかりと切ることは難しい。

ふと、遊び場になかなかワイルドでカッコいい髪型の男の子がいたので、お母さんに聞いてみた。

「髪カッコいいですね、美容院で切っているんですか?」

「うちは家で切ってますよー」

「え、うまいですね!でも切らせてもらえます?うちは逃げまわって…」

「ああバリカンで、えーいって切ってるんですよ」

バリカン?って、坊主にするやつですよね。どう見ても坊主より長い髪なのだけど。

「最近はいろんな付属品がついていて簡単に長い髪でも切れるんですよー」

なんと!さっそくお礼を言って家で調べてみた。するとたしかにアタッチメントがついていて、12ミリとか長い髪も対応している。しかしすごい種類があるもんだ。バリカンというと、古いが銀色でジャキジャキ切るイメージだったが、髭剃りの高級版みたいな形である。

ネットである程度目星をつけて、最終的にヨドバシで重さや使い心地を試してから《Panasonic ER−GF80》を買うことにした。お値段ざっくり7,000円ほど。バリカンはピンキリでもっと安いものもあったけど、素人だし道具だけはいいものにして技術をカバーしてもらう作戦だ。

さっそく家に帰って開いてみたが、本体と刃、オイル、長さ調整のアタッチメントに充電器、そして髪を切るハンドブックが付いていた。ケース入りである。

以前から家族の髪や友達の前髪などは切ったこともあるし、器用な方だがバリカンは使ったことがない。どれくらい切れちゃうのか、自分で試すわけにもいかず、いきなりぴっぴで本番という流れになった。

途中で切れが悪くなったら嫌なので充電は3時間ほどしっかりやり、いざスタート。ほわほわのぴっぴの髪の毛はバリカンの中に吸い込まれていく。頭皮をがっつりというよりは、恐る恐る毛先をさらっていくようなイメージである。

ぴっぴはというと、あまりの軽いタッチに何も反応がなく、普通に刈らせてくれた。まぁ素人仕事、最初にしてはいい出来だと思うがあんまり攻められなかった。

帰ってきた夫にぴっぴを見せてみると

「いいね!もみあげが短くなって」という感想であった。もみあげよりほかにみるとこあるでしょうよ。

そんなわけでまぁまぁ大きな失敗もせず1回目は終了した。

2回目はさすがにバリカンを意識してちょっと敬遠していたけれど、バリカン自体はそんなに痛くはなさそうだ。それより我が子は刈った毛の方が怖いらしくて(毛虫みたいなのか)切った髪の毛を処理することのほうが重要だった。

そしてそれをみた夫が「俺も切ってもらおうかな」と言ってきた。子どもならまだしも大人の男性は切っていいものなのだろうか。そしてツーブロック。

失敗しても良いという条件でやってみた。アタッチメントをぴっぴのときの長さよりグッと短く3ー6ミリにして、てっぺんを残し気味のツーブロックに!

途中あーでもないこーでもない言って調整に調整を重ね、1時間弱、なんとか形になった。夫も「これなら床屋に行かなくてもオッケーかも」と喜んでいた。

失敗しても最悪坊主と思えば気が楽である。そんな風にやっていくとどんどん調子が上がっていき、現在では30分で刈る技能が身についた。

今、男2人の髪切りルーティーンは、夫が3週間に1回、ぴっぴが1ヶ月に1回くらいのペースである。さらに次男も加わると私の技術はさらに高まっていくだろう。そして、これが床屋に行ってたらかかっていたであろう月数千円が今のところ節約できている。すでに元手の 7,000円は回収済みである。

息子2人がいつまでママに髪を切らせてくれるかわからないけれど

それまでせっせと腕を磨き、しっかり刃に油をさしておこう。

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