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4歳と7歳の子連れ旅行 inアメリカ・シカゴ【出発編】

投稿日:2025年1月12日 更新日:

旅のきっかけは「デリック・ローズナイト」

10月某日。夫が興奮してスマホの画面に見入っていた。「デリックローズの引退セレモニーがあるらしい」

彼が熱烈に追っかけているNBA選手、デリック・ローズ。シカゴ出身でシカゴブルズに入団し活躍したものの、ケガに悩まされいろんなチームを転々とし、結局2024年に引退したのだ。そのデリック・ローズが古巣のシカゴ・ブルズで引退セレモニーをするという情報をキャッチした夫。

うちの夫が彼の推し活として何度も渡米して試合を観戦しているのを知っている私。

ここは良い妻発動で、「行ってきていいよ!引退セレモニーってことはこれが最後じゃん?目に焼き付けておいでよ」と背中を押した。でもぉとかなんとか言いながら、早い者順のチケット購入の段取りはつきそうなその最中で、夫は「みんなで行きたい」というのだった。

とにかく、チケットが取れなければお話にならない。4人分のチケットを清水の舞台から飛び降りる覚悟で購入した夫。それじゃあと、シカゴ行きの航空券を私が手配することとなった。

子連れで行くなら安心のJALかANA。直行便でも11時間の長旅に

くだんの「デリック・ローズナイト」が1月4日夜(現地時間)ということがわかり、ということは1月2日くらいには現地入りしていたいよね、と航空券の手配に急ぐ。

するとまぁ目玉が飛び出るほどの価格なのです。ちょっとでも安い日、安い時間はないかしら…と遡ってみるとちょっとマシだったのが12月31日。そういうわけで、年末年始をアメリカで過ごすという無謀な旅の始まりと相成りました。

「やっぱり子連れだし何かあったら嫌だからANAかJALがいいよねー」と、シカゴのオヘア空港は羽田から直行便が運行していることが発覚。多少高くても乗り換えなし、(ロストバッゲージとか恐ろしすぎる)言葉が通じるJAL便に決定。

さあこちらも清水の舞台から飛び降りる覚悟でクレジットを切ろうとするも、上限を超えてしまいチケット購入ができない!!しかし、リアルタイムで売れていくサイト。

ここで夫とぴーすけ(次男)、私とぴっぴ(長男)に分かれて航空券を購入することに。席は分かれてしまうけど致し方ない。とにかくポチり、無事に航空券を購入して安心・安心。

初めての海外旅行に向けてやること

  • パスポートの申請

まず、ぴっぴとぴーすけのパスポートがない。幸い旅は2ヶ月以上先なので、ちょっと余裕を持って準備することができた。特にぴっぴは小学校1年生なので、「自筆のサイン」が必要ということもあり、事前に区役所に用紙をもらっておき、夫にパスポートセンターに出しに行ってもらった。こちらも2週間くらいは見積もっておく。

何気に、子どもたちの写真を撮るのが難儀であった。スピード写真でちゃんと撮れるか不安だったので、写真屋さんで頭がふらふら動かないように撮ってもらった。

  • 服と靴の買い足し

さらに、真冬のシカゴ。寒い時はマイナス20℃までいくらしい。普通の装備では不安すぎる、ということで

今までゆらさんちでは、子どもの着るものにお金を全くかけてこなかった(お下がり・ブックオフ・ユニクロ)

が、ここでマイナス20℃に耐えられる上着と靴を用意。初めて子どもにブランド物を買いましたわい(といってもコロンビア)ついでに自分も可愛いスノーブーツを買い、ホクホク🎵

  • 子どもに海外旅行へのハードルを下げる暗示

さらに、大してアメリカに行く動機がない子どもたち2人に暗示のように「アメリカに行ったら…」とさも当然のように行くことを刷り込み。特に心配性のぴっぴ(長男)にシミュレーションを繰り返す。

  • キャリーケース買い足し

ロストバゲージに備えて、もう一つキャリーケースを購入。これが良きでしたわい


すぐ抱っこを要求するぴーすけは旅の最中何度助けられたことか。上の収納にも入れられて、ロストバッゲージしないし、着替えも入っているので安心。

そんなこんなで、行く前に10万円以上の出費と相成りました。まぁ安心はお金じゃ買えないからね…

出発は大晦日。タクシーで羽田に向かうも、信頼のJALが・・・

さて、我々のフライトは12月31日の10:50

大人にとっては久しぶりの、子どもたちには初めての飛行機。何があるかわからないので、朝7:00時頃自宅にタクシーを呼ぶ。荷物を運んで向かうも、道が空いててスムーズに到着。そうね、7:30には空港におりました。

3時間前に到着して、まずはチェックインカウンターへ。JALのチェックイン、オンラインでできたのですが、なぜか夫だけがESTAの認証ができていないとの通知。有人のカウンターへ向かうことに。まぁついでに手荷物を預かってもらい身軽に。

そのあとは新しくなった羽田空港を散策。外で発着する飛行機を眺めたり、本屋で立ち読みしたり、お土産屋さんを物色したり。初めての場所なので子どもたちも興味津々。そして早速役立つキャリーケース。

搭乗口に行く頃にはすっかり羽田空港にも馴染む。やっとこさ飛行機に乗り込み、これからどうやって時間を潰そうか、耳抜きはちゃんとできるのかあれこれ悩みつつもスタンバイしていると…

どうやら整備で少し時間を要する模様。そこから出発時間より1時間。やっとこ動き出したと思ったら今度はエンジントラブル。直せるか頑張っているスタッフを応援しつつ、我が子たちの集中力は限界突破

「ねえーまだ飛ばないのー?」「飛行機アメリカ行かないのー?」

それは誰にもわからないのよねー。3人席の窓から二つを私とぴっぴで座っていたのだけど、お隣のお姉さんはアメリカに帰国する方。乗り換えもあるのに間に合うかハラハラしている。そしてとうとう…

「この飛行機は機体を変更するため…」とアナウンスが入ってしまったのだ

羽田空港で9時間待機も、遊び場で2人で遊んでいたら結構あっという間だった

結局10:50出発の飛行機を降りたのが14時くらいで、そこから次に飛行機が羽田を出発したのが21時

とんでもない長さを待つことに。それでも羽田の第3ターミナルには遊び場が2ヶ所あって、そこをハシゴしたり

お詫びのクーポン券(1人1,500円分)で豪華な夕飯を…いや飛ばした昼飯か?食べて時間が過ぎ

むしろ飛行機乗った時点でだいぶ疲れていたので結果オーライなんて思う私でした



-くらし

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