急に気温が下がり、すっかり秋めいてきた。2019年の秋のことである。
でもお出かけをするにはちょうどいい気候である。
最近のぴっぴ(むすこ)は以前よりも表現力が増してきたからか、人の顔をひっかくのが落ち着いてきたように思う。
というか、子どもがたくさんいるところに行くのが少し億劫だったけど、引っ越しも落ち着いて遊び場に行ってみると、案外仲良くやれる場面が増えてきた。
これには少しほっとしている。まだまだ急にドーンとか顔を触ることもあるが、明らかにおもちゃの取り合いなど理由があってのことだから、未然に防ぐことができた。
表現力というか、メッセージを送ってくる。
ずっと仕込んでいたベビーサインの「おいしい」をやっとしてくれるようになった。
食べることが彼の楽しみであり、食べている間はとても静かなので食べることの表現は彼にとってとても大切なものになるだろう。そして、おいしいのベビーサインはかわいいのだよ。なんかぶりっこみたいで
食に関して言えば「もっと」のベビーサインも連発する。牛乳おかわり、チーズをもっとくれetc.
以前は「もうないよ」と言うとしぶしぶ納得していたが、今は冷蔵庫の中にあることを知っている。
そして出してくれるまで泣く。なんなら床に転がって泣いている。
また、「お願い」のサインも決めたが、これもかわいいので時に毅然とした態度ではねのけるが、折れてしまうこともままある。
落ち着いてきた精神面とは反対に、チョロチョロと動き回るのは以前よりも手を焼く。
涼しくなってきたのでお散歩に出かけるが、マンションを出てすぐが結構な交通量の道路なので、とびだしに要注意なのだ。そこで友達に教えてもらった迷子紐をつけることにした。
以前は「犬の散歩みたいでやだなー」と思っていたが、命には代えられない。幸いつけることを嫌がらないので、おててをちゃんとつないでくれるまではこれを活用するしかない。
ただ一番大変なのは、この時期の洗礼「イヤイヤ期」なのだろう。
我が子もいやだいやだと床に転がることがある。「ほんとにやるんだ!」と、今は観察する気持ちが強いが、これが日がな一日いやいや言ってたらかわいくないだろーなぁ。
先日も、今どハマりしている踏切の前で延々とカンカンカンカンを見ていたのだが、「そろそろ帰ろうか」と言うと「いやっ」
この繰り返しで結局1時間過ごしてしまった。それでも帰るときはギャン泣き。
家の中でもカンカンカンカンをずーっと、指とかペンでやってるわけですよ。集中力というか、「ハマる力」すごいものがある。
私は未だかつてそんなにどハマったものがあっただろうか?
子どもながらに尊敬する。好きなものがあるって強い。
そんなぴっぴとの生活も、職場復帰という期限付きだからこそな部分もある。専業主婦のみなさんには本当に頭が上がらない。逃げたくなることばかりだ。
今はぴっぴとめいっぱい楽しもう。