体調不良で眠れない日々が続いた。ただ、ここで休めばいいのだけどそうじゃないのが私。
子ども2人いて十分休めるわけもなく、かといってクサクサしているのも性に合わないので、「そうだいつも通りのことをしよう」と思い立った。
具体的には、母の報告を待って家でまったり過ごすのではなく「眠れるように日中疲れるまで遊ぼう!」と思い立ったのだった。そういえば2分で眠れる自分はザ☆体育会系よろしく子どもと120%遊んで寝落ちであった。
仕事をしている時も20時まで働いて21時に帰ってきて疲れて寝落ちなのだ。そう、運動量というか仕事量が足りないのだ。(極論)
そういうわけでここ2週間控えていた遊び場に繰り出す。ピアで遊びイコットハウスで遊ぶ。そしてここ2週間あったことをママ友及び先生にぶちまけ、スッキリ。
イコットの先生は「お母さん生きる力すごいね」的なコメントをもらい共感してもらい、自分の中では一区切りついていたので、人に話すことでまた考えをまとめることができた。
さて頭の中はスッキリしたものの、依然として体の疲れはスッキリしないもので、接骨院での施術を約1ヶ月半ぶりに再開したものの、ぐっすりは眠れなかった。
そうだ、今までサッカー、フットサル、剣道、弓道と並の運動量ではないスポーツをしてきたのが子どもと30分公園で遊ぶくらいで体力発散できるわけない。子どもが生まれて運動したいモードは落ち着いてきたものの、不眠の今疲れるまで自分の体力を使い切ることってなんだろうな。
そこで思いついたのが自転車。
お馴染み我が家の電動チャリである。
イコットハウス(保土ヶ谷駅)から、実家のある東戸塚までチャリで行くか、と思い立った。距離にしてざっくり6キロくらい。あ、なんだ6キロくらいなんだ。じゃあ行くか。ちょうど実家の片付けをやらなきゃいけないと思っていた昼下がり。
姉に話したら「体調万全じゃないのにやめなよ!!もっと体調いい日にしなよ」とお叱りを受けた。まぁそうなんだけど、じゃあこのさきこれより万全で天気の良い日ってくるのか。途中の島忠で電動ドリルドライバー借りたいからと説得。渋々OKした。
そんなノリで出発した。一応バッテリは満タン、もしも途中でエライことになったらどこだろうと自転車は置いてバスなりタクシーなりで帰ることを約束し、実家に現地集合することにした。実家では妹が片付けしながら待っててくれている。
風の強い日ではあったが、ぴっぴもぴーすけも自転車は大好きである。まして国道沿いのバスがビュンビュン通る道なので、バスを見つけては「あ!あ!」と喜ぶぴーすけ。出だしは好調である。
そういえば東戸塚へ向かう道は、まんま箱根駅伝の道なのである。中継では戸塚から横浜あたりはCMで映らないのだけど、権太坂は難所である。なんだかランナーの気持ちで自転車を漕いだ。狩場のインターチェンジに気をつけて、あっちこっち横断歩道を渡ってのんびり向かっていたら、前の席に乗っているぴーすけが寝落ち。
結局島忠によるのは断念して、実家に着いた。チャリできたことに妹は驚いていたが、私は実家のものの多さの方が驚きであった。つい数ヶ月前、タンスを捨て、フィッツケースを7個捨て、服の入った45ℓのゴミ袋を9個は捨てたのにまだまだ物で溢れていた。
実家って巣窟だな。本当は作り付けてある手作りの収納棚を分解したいと思っていたのだけど、電動ドリルドライバーが借りれなかったので次回にした。というか、そこまでいかなかった…。なんとか職場復帰までに色々段取りをつけておきたい。
お昼を食べたりおやつを食べたり休憩を挟んで、16時にまた帰宅準備である。当然チャリだ。帰りも来た道を帰るが、道をわかっているからか早く感じた。そして体力も思った以上に余っている。
ふと、近道するかと道を変える。お昼寝をしなかったぴっぴが後ろの席で寝ているのだ。本来なら国道を通る回り道だが、岩崎ガードから山を登れば直線コースでショートカットだ。その道は義父が車でよく通る道だ。
そんなわけで脇道に入り、岩崎ガードを通って坂道を登る。
段々勾配が急になって、オートマチックモードからパワーモードへ。が、しかし。
そんな坂ではなかった。到底登れない、そう思って足が止まる。
しかし躯体が重すぎて漕ぎ出すことも引き返すこともできない!マンションの駐車場入り口を見越して止まったのだけど(平らになっている)左折することができず。困っているところに後ろからおにーさんが来て、押してくれて難を逃れたのであった。
「この坂、歩きでもきついから気をつけて」いい人であった。ぴっぴは寝ているので知らないが、ぴーすけに「やばかった!九死に一生スペシャルだったな!」と語りかけながら、後からあとから冷や汗のでる体験となった。まわり道でもいいから確実な方を取る、教訓である。
そんなこんなで折り返し、17時前には帰宅。ことの顛末を話してねーちゃんには超怒られた。←そりゃそうだ
夕飯は生活クラブの焼くだけの冷凍餃子にして、姉が作っておいてくれたトマトのマリネを食べ、風呂に入れたら20時に爆睡。次の日5時にぴーすけに起こされるまでぐっすり眠ったのだった。
部活的な体の疲れで次の日はスッキリ、しかも電動チャリのおかげか筋肉痛もない。あれ、もしかしてもう次の日に筋肉痛とか来ないのか。とにかく体はリセット、通常モードに戻れたのであった。