くらし

3・11を風化してしまったと思わせてはいけない

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先ほど、NHKのニュースを見ていたら

被災地へのアンケートで「風化してしまった」と思う人が全体の7割を占めているとあった

そして今、NHKスペシャルで除染土のドキュメンタリーがやっている

14年もの年月が経って仕舞えば、確かにあの時のことを、日常的に意識している人は少ないかもしれない

だけど、今も福島で行き場のない汚染された土をどう処分するのか

汚染された水をどうするのか

原子力発電所をどうするのか

未来が見えずに生活している人がいるんだな。

私はあの時、人生の迷える羊で。ぶらぶらしているところに震度5の地震。

大慌てで家に帰るにも、信号も真っ暗。バスも進まず降りて歩いて帰った。

家に帰っても停電。祖母の家に集まって、ガスコンロで暖を取り、夜遅く電気がついた一瞬で、テレビから映し出される映像に言葉を失った。

友達が住んでいる福島。全てが流されて、その後連絡が取れなくなって「ああ、死んでしまったのか」と

数日後、メールが来て心底ホッとしたのを覚えている。

あれから、毎年3月11日に彼女と連絡を取り合っている。お互いの無事を確認しあっている。

あの時生まれた子達が、今は14歳になって、このNHKのニュースなどをどんなふうに見ているのか

震災を知らない世代に、いつどこでも起こりうるこの地震の恐ろしさを

原発事故の、その後も続く不条理をどう説明するのか

電気を使うためには、あの恐ろしい事故をわきに置いといて、原発を再開するのが仕方ないことなのか

除染土。どこの都道府県だって受け入れたくないでしょうよ

でも、福島が1番辛いんじゃないか。

そこに寄り添えないで、いろいろ決めないままに、再開しちゃっていいんでしょうか。

なんて、考えたりするんだな

普段は株と金儲けのことばかり考えている私だけど

今ある生活が突然ひっくり返ったら、こんなふうにはこのニュースを眺めてはいられない

でも人間、そうなってみないと人の大変さをわかることってできないのかな



-くらし

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