くらし

意外に自分でやらせてみたら

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今年はマイコプラズマ肺炎が流行っているらしい。

職場でも1人ずつ順番にゴホゴホし始めて、私のターンもやってきた。

子どもが熱出しても、夫が熱出しても、インフルにかかっても、嘔吐しても

なんだかんだ私はうつることなく、丈夫にできている自負があったが、どうも咳だけは逃れられないらしい

元来の喘息も相まって、職場でマスクをしていても怪訝な顔をされるくらいの咳を連発していた

午後に手隙になった平日、木曜日であったか。このままではまずい、と病院を受診。

木曜なのでかかりつけの耳鼻科は休診で、初めてかかる、しかし以前からかかりつけにしたいと思っていた近所の内科へ。

あるあるなのだろうが、病院に着くと落ち着く咳。職場ではあわや呼吸困難で死ぬかと思ったのに、スンっと落ち着く。

これが名前を呼ばれて胸の音を聞かれる時も大人しい。

初めてのお医者様に、「いや、もっと普段はやべえくらいの咳が出てましてね!同僚に帰れと言われたのですよ」と説明するほどの度胸もなく

風邪と診断されてすごすごと帰る。熱もなく、普通に受け答えできるのだから、まぁ風邪なんでしょうが。

薬をもらったことに安心し、子どもの寝かしつけとともに寝落ちしても、よくならない。

睡眠も栄養もたっぷりとっているはずなのに。

金曜、ついに二日連続の早退。子どもではなく自分の体調不良で早退するのは何年振りであろうか。

もはや夕飯やら、子どものお迎えやら、あんまり記憶もなく

土曜日に開催であったぴーすけ(次男)の発表会も微熱と咳で欠席。家で発表会の動画を楽しんだものの、ライブで見たかった…。

友人との遊ぶ予定もキャンセルさせてもらい、とにかく家でぐだぐだと布団にくるまり、この何かわからぬ厄災からいち早く抜け出すことだけを願っていた。

職場でもかれこれ2週間咳が止まらず、久しぶりに顔を見たときにげっそりと痩せ細っている人がいた

咳は体力を使う。彼女は熱も出ていたというから、余計にだろうが、こう自分の体力が削られていくと仕事どころではないのである。

仕事どころではないし、子どもの面倒を見ているどころではないのだが、否応なしに生活は流れていく

そういう時に限って、「ママー!友達に誘われたから公園に遊びに行っていいー?!」なんてぴっぴ(長男)が満面の笑みで帰ってきたりすると

(いや、今日かよ。でもこんなお誘い初めて…ゲフッ)

と、小学校に入って初めて、近くの公園に1人で送り出したりしたのだった。

1時間だけね、と私のスマートウォッチをつけ、タイマーをセットして送り出したものの、心配で眠れず、ゴフゴフ言いながら迎えに行く。

私が子どもの頃は、小学校から帰ってきたら、ランドセルを投げ出して「遊びに行ってくるー!」と、いいか悪いかも聞かずに飛び出していたものだった。

そして、暗くなっても帰ってこない私を探しに、母がいつもの遊び場に迎えにきていた。「もうすぐ忍たま乱太郎が始まるよ」とか「ドラえもんが始まるよ」というのが合図だった。

だけど時代は変わったからね。放っておいて、知らない人に連れてかれたら困るしね。車に乗せられちゃったら抵抗もできないしね。

過保護な気もするし、親がついていくのも当たり前な気もするし

まともな判断がつかない頭な気もするけど

とにかく、1時間遊んで、まだ遊び足りないぴっぴは、迎えにきた私を見て、まだ遊びたいとゴネた。

このやろう…ママは見ての通り瀕死だぞ…(パパは仕事でいないし)

ついに姉を召喚し、バトンタッチしたのだった。(頼れるものは姉でも使え

今はもうすっかり良くなって、咳は多少出るものの、人の心配ができるくらいには回復している。そして次は職場の若手が交代で咳をしている…。

ただ、この数日間で子どもをだいぶほったらかして(いや、普段からそんなに愛情深く育てている自負はないんだけど

なんだ、それなりに自分たちで色々できるようになったのね。というのもわかった

7歳と4歳の2人で風呂に入ってたし(息をするのもしんどすぎて、2人でお風呂に入ってくれ、と言ったら楽しそうに体を洗ってあげてたな…

ご飯も2人で食べてくれい、と準備だけして死んでたらいつもより喧嘩せずに食べてたし

これは、もしかすると私がずっといる方が構ってちゃんで喧嘩してるだけやないかい?と思うのでした

そりゃね。私だってほっとかれて普通に大人になりましてん。まぁいつもこうだと可哀想だけど、自分が瀕死になって子どもの成長を感じるとは皮肉なものですw

とりあえず年末まではマスクして用心しましょ



-くらし

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