くらし 母のがん

納骨を済ませてきました

投稿日:2024年6月16日 更新日:

思えば、母のことについてどこがお終いなのかしらと

一区切りはどこかと考えていたら、やはりお墓に入るところまでなんだろうなと考えていた

わが家は三姉妹で、もれなく嫁に行くとしたら墓守がいないわけで

まぁそんな由緒正しき家ではないのだけれど、お墓の管理やお金のことを考えると、誰しもがぶち当たる壁ではあるわけです

そういう私も嫁に行ってしまったわけで、追々自分が入る墓と、管理する墓が違うのも大変だなぁと

かといって嫁に行かない姉妹に「じゃああとはよろしく」と任せるにも、長い年月とそれなりのお金がかかるお墓問題というのは荷が重すぎるのであーる

そういう我が家が出した結論は、公営の墓地に合同葬で納骨する、というものであった

折しも、祖母がそこに生前に予約しており、縁もある。

祖母と母はあんまり仲が良くなかったけど、死んでからの話はあの世で決着をつけて貰えばいっか

何より生きている人間が苦労しないための選択をとらせてもらうことを優先させてもらった

さて。

公営の墓地、というのも色々あるだろうけれど我が家は「こもれび納骨堂」という、洋光台からバスで5分くらいのところに納めることになった

母が亡くなって、もう1年半が経っているがなぜこんなに遅くなったのかといえば公営の納骨堂は申し込みの時期が年に一度しかないからである

亡くなってから申し込みまでが数ヶ月あり、その結果を待つ期間が数ヶ月あり、その手続きがあり

その間に生前に申し込みを済ませていた祖母が亡くなり(そっちは上記の手続きがいくらか済んでいて)

どうせなら一緒に納骨しようか、ということで祖母の手続きを待ち

日ちにを合わせて納骨してきたのだった

コロナも終盤ではあったが、まだまだ大人数で集まるのが憚られる頃に2人とも亡くなったので、お葬式は簡単なものになり、納骨も手続きを最低限の人数で行うことに

私と、申し込みした姉と、叔母夫婦と

体調不良の妹や叔父はわざわざ今回は集まらなくても大丈夫と

今回は喪主のような立場じゃないので(納骨の申込みは苗字が一緒の姉の方がスムーズだろうということに)

納骨ってどんな服着ていけばいいんだろう、というのが懸念であった

職場の人に(おじさまおばさま)聞いてみると、黒っぽい服でいいんじゃない?喪服じゃなくていいよ

というのを教えてもらうくらいに、初めてのことで

姉とも服を合わせて、当日は向かったのでした

そうね、手続き自体は1時間くらいで終了。子供達はきっと待っていられないだろう、と夫に見ててもらい

お墓参りの時にまた会おうねと

それまではうちにずっといたばあばの骨が、ついにお墓に入ることになり

あの重い骨壷を持って洋光台までえんやこら

こもれび納骨堂で、その骨を粉末にしてもらい、片手で持てるような小さな袋に収められた

祖母も同じように粉になり、綺麗な袋に入れられて

さらに4人分が1つの「厨子」に収められます、という話を聞いて

「4人1セットかぁ・・・」というよりも「厨子って玉虫厨子の厨子?どういう意味なんだろう」とか思ってしまう自分がいてね

まぁばあちゃんと母ちゃんが同じ厨子に入るのはむしろ心配だけど、他人が2人入ることでちょっと喧嘩も中和されるんじゃないかしら、くらいの気持ちでした

地下の部屋に収められた骨の、真上に合同のお参りをする場所があり

ハナミズキの木が植えられて、素敵な感じだった

合葬式のこのお骨は全部で20,000体までで、60年間管理してくれるという

60年後か…生きてるかな私。

普通のお墓は、檀家さんになってお寺に相応のお金や行事を行う感じになるのだろうが

60年間で12万円くらいだというから、ものすごく安い。そしてあらゆる行事は身内だけでひっそり思えばいい。

60年経ったその後は自動で移してくれるとか。気が楽である。

お墓のことを子どもに託すのも、時間やお金のことで責任を負わすのもちょっとね、と思っていたので

この手続きを終えてホッとしている

あとは、子ども科学館に行く時のついでに墓参りができればいいんじゃないかな〜



-くらし, 母のがん

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