私のパートナーが大変な人なのではなく、「私のパートナーになった人は大変」という意味で
いよいよ2023年。いわゆる夫が働き、妻が育休ではなく
妻が働き夫が育休という、ちょっと変わった試みの我が家。
夫婦間では「じゃあやってみるか!」という感じで始めたけれど、親世代にはまだまだ浸透していないし、どんなにリベラルな考えを持っていても「自分の息子」がやるとなると複雑な気持ちになることもあるだろうな
ま、義実家が理解のあるお家でよかった
また、たまたま我が家は夫と私の稼ぎが同じくらいだったので、逆転したところで金銭的には変わらなかったけれど
やはり家事スキルは多少私の方が上であった。だから不安と共にスタートした逆転生活
そりゃね、元々料理は中学生の頃からときどき親のいない時は夕飯を作ったり、小学生の頃から米を炊いたり食器を洗ったりはしてきている私と
ずーっとお母さんが全ての家事を担っていた夫の家ではそもそもの環境が違うのだけど
逆転した「育休中」に夫は、メキメキと腕を上げていったのだった。
私のいちばんの懸念、「料理」について、夫の方がもはや主菜に副菜までつけてくれ、さらに味噌汁は必ずつけるという徹底ぶりで(え?普通?)
ま、この数年お互いが仕事をしあっていた大変な時期をすっかり忘れ、お互いに「家に帰ったら家事をやってくれているありがたい存在」がいることで成り立っていた仕事。
いよいよ
共働きがスタートするわけです。
で、我が家の悪い癖なんだけど。そういう不安とか、夫婦の話し合いみたいなのが、さあ寝るか、と布団に入った時に始まるのです。笑
「共働きになった時の夕飯なんだけど、今より遅く帰ってくるのに子ども2人いて時間内に作り終わる自信がないんだけど」
「それは俺も思っていた。1週間のうち、1日は冷凍の餃子を焼いて、1日はあじの開きを焼く感じだよね」
「あとは土日に作り置きする感じだよね。前みたいにハンバーグをたくさん作っといてチンするだけとか」
「日曜に作ったやつって何曜日くらいまで食べれるの?」
「うーん、季節とメニューによるかな」
なんて、献立トークが始まったわけです。かれこれシミュレーションを15分くらいして寝落ちしたのだった。
確かに物理的な不安はある。しかしながら以前と比べて、精神的な不安は減った。
まぁ前から優しいのが取り柄の夫ではあるが、この「同志」の感じ
前は料理の大変さ、めんどくささ、献立を決める苦悩、子どもを2人連れて買い物に行くことの難ミッション具合
愚痴ったところであんまり共感してもらえず(表面上は「大変だね」と労ってもらっていたが)
やっとこう、「んもう平日全部お惣菜でも良くね?保育園で栄養取れてるし!」と言っても憚らない仲になったような気がしたのだった
これは嬉しい。
一方で私の世話までしてくれている夫は、来年私がちゃんと洗濯物をカゴに入れてくれるのかとか
お弁当箱を食洗機の中に入れてくれるのかとか、そういう些細でストレスフルな課題についてきっと頭を悩ませているだろう(自覚あるんかい)
そもそも我が家では、「料理を作らなかった方が食器洗い」「お風呂最後に入った人が浴槽を洗う」などのルールがあり、夫はそれを健気に守っていたのだけど
私が働き始めて、ことごとく私がそのルールを破るので
それでも自分が育休中だから支えてやらねば、と昭和の妻みたいに文句も言わず家事をこなしていたのだった(世に言うモラハラ夫みたいなことしてるわね私)
だめだ
このままでは捨てられる…(たいていの育児漫画では)
ちょっと、数年ぶりの仕事復帰だとか、母の介護があるだとか、そういう言い訳がいよいよ解消された今、心を入れ替えて家事と育児と仕事の両立に向けて動き出したのです
保育園の送り迎えが私のミッションということは、必然的に夕飯の準備やお風呂寝かしつけも自分のミッションなわけで
未来の自分のために、今余裕のあるところからルーティーン化して体を慣らしていこうというね!
今までの恩恵に感謝して
無理せずやれることからやってみますか