8月に家計相談をしてから早3ヶ月。アドバイスに基づいて、アメリカ移住に向けて「ドル」で資産を構築していこうと決意したのが8月の終わり。
突然始まった我が家の「アメリカ移住計画」
良くも悪くも思い立ったが吉日の我が家は、半ば見切り発車ではあるものの、5年後のアメリカ移住を目指してとりあえずお金を貯めようということになったのだった。
そして、カンチュンドさんに相談したらば「アメリカに住むのならば、アメリカに証券口座を作ってドルでVT(全世界ETF)を買うべし」との目からウロコ的いやレベルで言えばコペルニクス的転回とも言えるべきアドバイスをもらったのだった。
じゃあ早速VTでも買うか!
しかしながら実行に移すまでにはいろんな壁があった。
日本にずっと住んでいる私たちは、当然ながらアメリカの証券口座などない。プロセスとしてはアメリカのV T(全世界ETF)をドルで買うにはアメリカの証券口座を開かなければならない。
その証券会社は「ファーストレード証券」なのだけど、そのためにはアメリカの銀行口座を持っていなくてはならない。日本に住んでいるのにアメリカの銀行口座など開けるのか、と思っていたら
「ユニオンバンク」というのが、日本に居住しながら日本語サポートで口座が開ける口座ということでこちらに申し込むことになる。しかしながら、こちらは三菱UFJ銀行の傘下ということで
まず、三菱UFJ銀行の口座がない。これを作ることから始まる。書類を書くにも仕事が終わって、帰ったらご飯食べてお風呂入って(もしくは入れて)寝落ちすること度々。
じゃあ土日はというと毎週母の病院や、なんらかのイベントがあってゆっくり書類を書くのもできない。
やっとの思いで申し込むと、今度はユニオンバンクの書類。これは英語で夫が書いたものを繰り返す。ここで書類の記載ミスがあったようで、送り返され、それをまた書き直し…とタイムラグ。
それでもやっとこユニオンバンクの口座もできた。
三菱UFJ銀行の口座を作って、ユニオンバンクの口座を作るところまで完了
こうなればUFJに現金を入れて、あとはユニオンバンク(アメリカ)に送金だ!
そんな中、母の容体が悪化し、そしてついに最後を看取るところまでいったのだった。お葬式を終えて、やっと気持ちがホッとしたところで1ヶ月が経っていた。
このユニオンバンク、口座を作ってから60日以内に送金しないと口座が閉鎖されるらしい。
そんなことを知って慌てて「入金しなくては!」となったのだった。
まぁ面倒臭いことは全て夫にお任せしてしまっているけれど、子ども2人いて書類を書くことの大変さはわかっているつもりで、まぁそのうちに、と思って危うく期限切れになるところであった。
なんとか夫が「WISE」ワイズ?という送金システムで、お試しにお金を少額送ってくれたのだった。三菱でも送金サービスは当然やってくれているけど高いらしい。いろんなサイトでワイズをお薦めしている。
1回目の送金は申し込みと同時に少額を送ることができて、ここから住所の確認などを経て、今度はドカーンと入金するつもりである。
送金が確認できたら、今度はファーストレード証券を開設まで行けるといいな。
世の中は、円安で1ドルが150円になって大騒ぎしている。私だって内心穏やかではない。
ただ、経済的に言えば「円高」の時に得をするのは輸入業であって、確かに輸入に頼る日本はものの値段が安くなって助かるだろうけど、それって外貨が日本から出ていくということで
「円安」の時の方が日本のものが売れやすくなるから、海外からお金が入ってくるということなのだよね。しかも輸入業より輸出業の方が日本は大企業が多いし、儲かった時の利益は莫大なはず…。
円安で売上好調な大企業からその恩恵を、苦しんでいる一般の私たちに再分配した方が経済的には嬉しいはず。個人レベルで考えると円安は嬉しくないけど、国が発展するとか儲かるとかで考えると、この円安は喜ばしいのではないかとも思う。(高度経済成長期は1ドル360円だったし)
ファーストレード証券の口座を開くまでのまた数週間の間に、どんどん世の中の様子は変わっていく。
アメリカの経済が不安定になるかもしれないし、もっと円安が進むかもしれない。でもそんな時代に生きているのだ、何が起こったとしても淡々とやれることをやるのみである。